哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

池田晶子「靖国神社参拝について」

2013年12月30日 | 哲学・心の病
靖国神社参拝について、池田晶子さんは次のことを書いている。

霊を慰め、霊を弔うとは誰でも言うが、その霊の何であるかを人は理解しているものだろうか。
いやそもそも、そんなものが存在すると思って、人はそう言っているのだろうか。
「あなた、霊は存在すると思うか」。
真正面から尋ねてみるなら、誰もが一瞬は答えに窮するに決まっている。
誰か総理に質問してみればよい。
総理、霊を弔うとおっしゃるけれども、霊は存在するとお考えなのですか。
もし存在しないとお考えなら、靖国参拝とはナンセンスな行為なのではないですか。
(『41歳からの哲学』「弔うとおっしゃるけれど-霊」より)


靖国参拝がナンセンスかどうかは別にして、靖国参拝をする全ての総理に、「霊は存在すると思っているのかどうか」、そして「その根拠」を、私は聞いてみたいが、どうだろう?