この写真は、交換前に撮影した写真です。純正のブレーキホースで、黒色のホースです。
XSやGXだけではないのですが、古いバイクだと、ブレーキシステムの設計が古く、ブレーキの効きが悪く、ブレーキマスターを変えたり、ブレーキローターを大径化させたり、キャリパーを社外品に変えたりとさまざまな対応策が施されている昨今であります。
しかし、せっかく最新式のブレーキシステムを手に入れても、ブレーキホースを変えないと、かえって危ない状況に陥ることもあるのです。
この画像のXSは、ブレーキの効きに不満を覚え、ブレーキマスターの交換をしたが、レバーのストロークが大きくなりすぎてしまい、扱いづらいブレーキになってしまったとのこと、押し出し比を間違えるとこのようなことにもなりますが、そもそも別の場所に原因があったようです。
純正部品のブレーキホースの場合、経年劣化によって、ブレーキの圧力に耐えられず、ブレーキホース事態が収縮してしまい、キャリパーのピストンを押し出す力が分散され、レバーのストロークが増えてしまうというトラブルに陥ってしまいます。
ブレーキホースを変えてしまえばいいことなのですが、社外品のメッシュホースに変えてしまうと、銀色のホースになってしまい、ノーマルの外観を崩してしまうというなんとも言いがたい状況に陥ってしまう。
しかし、最近はブラックのメッシュホースが販売されており、外観もそうたいして変わらず、性能もUPできるというすばらしい時代になりました。
古い歴史的価値を持つスタイルを維持することもすばらしいと思いますが、観賞用ではなく、その車両に乗るのであれば、機能部品や、安全性を左右する部品は、交換や、メンテナンスをしてあげてはいかがでしょうか。
ぱっと見て違いがわかりますか?
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