真南風ふけば~♪

沖縄本島北谷にあるダイビングショップ『BIG DOG沖縄』は、少人数でのんびりダイビングが好きな方にピッタリ!

大島保克

2006-12-05 | 沖縄の音楽
1969年石垣島白保生まれ。嘉手刈林昌に私淑し、古くから伝わる沖縄島唄を丹念に唄い継ぐ継承者としての一面と、積極的にオリジナル楽曲を歌い、様々なアーティストとのコラボレーションや楽曲提供を行う新たな島唄の作り手としての一面を、どちらも同時に広げ続けています。

BIGINの曲の中で、私が一番好きなのが「イラヨイ月夜浜」なのですが、大島保克は、その曲の作詞者でもあります。上の写真のCD「Island Journey」にも最後に入っています。同じ曲でも、こんなにどちらも素晴らしく唄い分けられるものかと感動しました。大島さんの声は、比較する比嘉栄昇さんの声が都会的に聞こえるくらい地味で素朴な声なのですが、これが、後からジワジワ効いてきて、またもう一度聴きたくなります。比嘉栄昇が、肩を叩いて励ましてくれるアニキなら、大島保克は黙って炉辺に座って見守ってくれるオジィのような。

ライブの定番曲「赤ゆら」は、赤くゆらめく花を唄ったオリジナル曲ですが、自然の中にある生命力を感じさせる曲です。昔から、潮の満ち引きや風や花に導かれて生活していた、島の生活の逞しさに力付けられます。



与那国島の東端にある東崎を唄った、喜名昌吉の名曲「東崎」は、大島保克が高校時代にいつも唄っていた曲だそうです。「東崎に登って海を見れば、人の道、生まれてきた運命を知ることができる」という大きな発想の曲です。自分はなぜ生まれてきたのか、なんのために生きているのか、なんて理屈で考えて解るものではないのですね。考える前に「海を見ろ」という、ちっちゃな事をうじうじ考えているのがばからしくなる、いい曲です。

会社や学校に行くのが辛くなっている都会の方々に、ぜひ聴いていただきたいCDです。



↓ランキング投票お願いします。
 いつもクリックありがとう




↓大島保克「Island Journey」




最新の画像もっと見る