漂えど沈まず

川遊びやその他もろもろ がん103記す

大増水後初男鹿川DR20151221

2015-12-22 01:41:05 | フネ

9月の大増水後、初めて男鹿川通常コースを下って来ました。

落合からふれあい公園まで、淵も瀬も均されてホントにただの用水路になってしまいました。

右奥の赤い芹沢橋から手前の岩まで、以前は芹沢ウェーブ・芹沢合流・芹沢ドロップと楽しい区間だったのですが、何もなくなってしまいました。


倒木なのか流木なのか分かりませんが、こんな感じの障害物が次々に現れます。


十王堂ビーチもビーチじゃなくなってました。


そしてこちら、大岩の瀬。

以前は真ん中の凹岩の右を流れて奥の大岩に流れが当たっていましたが、今はかすりもしません。

土砂で埋め尽くされています。



独鈷沢水位計は復活しましたが、今日0.36mでボトムガリガリしまくりです。


そのガリガリ具合も以前と全く違います。

川底の石や岩すべてが粗い砥石のようになっていて、ものすごい摩擦でいちいち引っ掛かります。

淵も無ければ瀬も無いので、エディーもありません。

ただ一様に流れてるって感じの川になってしまいました。

楽しかったのはここだけです。


鬼怒木の深い淵も無くなりました。
 

あるのは障害物だけです。
 

なんてこった。

 


男鹿川復活プロジェクト第一章に参加してきました20151205

2015-12-07 00:26:10 | フネ

いつもチェックしているHPで、5日は男鹿川復活プロジェクト第一章が行なわれるとの記事を見つけ、「これは行かねば!」と、クラブの皆さんと参加してきました。
尾頭トンネルを抜けると、辺り一面真っ白く雪が積もっていました。
集合時間10分前に中三依温泉駅に着くと、既におおぜいの人が集まっていました。
発起人の方からご挨拶で「三依を愛してくれてありがとうございます!」とのお言葉があり、集まった全員が『イエィ!愛してるぜ!!ベイベー!!!』と心の中で叫んだに違いありません。

今日はパドルをスコップとツルハシに持ち替えて川に向かいます。


このプロジェクトに参加しているのは、地元住民&関東一円から集まった釣りファン&おじか・きぬ漁協&地元駐在さん&三依ファン&わたくし達といった構成の人々でした。


発起人さんの「ただの用水路になってしまった川に、少しでも早く虫や魚が居付ける場所をつくりたい」との思いに応えるべく、皆さん歳を忘れて作業に熱中していました。

落合に掛かっていた倒木も撤去出来ました。




水路開通の瞬間。


最初は「そっちの水をこっちに流すなんて、人力じゃ無理だんべ」と言っていたのに出来ちゃいました。
皆さん、翌日・翌々日、腰が痛くて動けないんじゃないかと心配です。

流れの中にも石を入れて変化をつけました。
 
でも普通はこんなことしちゃいけないんですよ。
ちょっとでも川の流れを変えるには国土交通省とか林野庁とか諸々の許可が必要なんだそうです。
今回こうしたことが出来たのは発起人の方々の事前交渉のお蔭です。

結構な力仕事だったのにこの笑顔。


地元の皆さん、釣りファンの皆さん、漁協の皆さん達と一緒に作業し、一緒にお食事し、一緒に軽トラの荷台に乗って色々お話しが出来、とても有意義な一日になりました。





美味しい食事と素晴らしい機会を作ってくださった発起人の方々に感謝申し上げます。
第二章にも参加します!

プロジェクト終了後は男鹿川通常コースを改めて見て来ました。
以前来た時より草が冬枯れしていて、川の様子がよく見えました。
やっぱり、ものすごい変わりようです。
ホントに只の用水路になってしまったみたいです。

一番びっくりしたのは、独鈷沢の大岩の瀬の大岩が大岩じゃなくなっていた事です。
 
流れが大岩にかすってもなくて、岩自体の大きさも半分以下に見えました。
最初はここが大岩の瀬とは分からず、目を疑いましたが位置関係からして間違いありません。
岩が砕けてここまで小さくなってしまったのかと思いましたが、よく見るとそうじゃなくて半分以上土砂で埋まってしまったんですね。
アテラザワ出会いの飛び込み台や鬼怒木もかなり土砂で埋まっていました。

ここまで土砂が入り込むと、ちょっとやそっとじゃ元に戻りませんね。

でも、『安心してください。上流は変わってませんよ!』


 

流木がたまに引っ掛かってたりしますが、土砂で埋まっているような場所はほとんどありません。
それだけ入山沢や芹沢、アテラザワ等の中三依の支流からの土砂の流入が凄かったんですね。

来春はアッパーで遊びましょう!