漂えど沈まず

川遊びやその他もろもろ がん103記す

漕げない時はひとっ風呂(那須)雲海閣

2016-01-15 23:13:35 | その他

全く雨が降りません。
雪も降りません。
ウチのまわりの川は干上がっています。
せっかくの休みですが漕げません。

暇なのでネットを眺めていたら、那須に鄙びたいい感じの温泉があるのを見つけました。
 

じゃー那須までひとっ走り、の前にやることがありました。

去年クルマをMPVからスイフトに替えたのですが、あまりにダウンサイズし過ぎて荷物が乗せられなくなってしまいました。
だもんで、おとといポチッたルーフボックスが届いたので、取り付けます。

スイフト用にと一番小さいサイズのヤツ(inno BR240WH)にしたのですが、けっこうデカイな。
とりあえず仮置きしてみたら、リアハッチには当たらないようなのでひと安心。
 
ひとりで取り付けると奥側の固定金具に手が届かないので、手袋でおさえます。
 
カヤックを積むスペースを確保しなければならないので、ギリギリ左に寄せました。

いい感じ。

やっぱ、スイフトかっちょいいな。

ひと仕事終えて、さー那須にドライブ。

で、着きました、雲海閣。 

うーん、思った以上に鄙びてます。

フロントというより帳場で400円をお支払いし、女将さんに言われた通り進むと、ここは秘密基地?と思いたくなるコンクリート打ちっぱなしのトンネルが。

さらに進むと、やっとあのいい感じの階段が現れました。 
 
竹の手すりのうねりがまた趣があってイイですね。

でも、窓の外は鄙びを通り越して廃なる景色でした。
 
若干のと言うよりかなりの不安を抱きつつ、肝心の風呂場を覗くと

おー!これは良さそう。
鄙びた温泉のイメージ通りです。
シャワーも洗い場もありませんが、ケロリンの黄色い桶もグッド。
右側の白っぽい湯は適温でいつまでも入っていられます。
ものすごい硫黄臭ですが、お湯はまろやかでした。
左側の緑がかった湯は熱くて、片足入れて飛び出ました。
水道の蛇口にホースをつないで水をしばらく投入してやっと入れました。
ここの源泉は鹿の湯と同じだそうで、そのお湯を独り占め出来るなんて贅沢ですね。
しかも400円だし。
温泉巡りって、平日休みを有効利用できますね。

ところでわたくし、肌が敏感で過去に何度か温泉でただれを起こした経験があり、今日も両足首のあたりに違和感を覚え始めたので、しっかり湯をぬぐってそそくさと上がりました。
着替えて窓の外の廃なる景色を眺めながらクールダウンし、階段を登ってもう一つの風呂に向かいます。


これまたスゴイ湯船です。
底のタイルがまだらに剥がれていて、歩くとちょっと痛いです。
ここのお湯はさっきのお湯とは全く違って無色透明、硫黄臭はせず鉄が臭うお湯でした。
ちょっとぬるめのさっぱりしたお湯で、窓を開けると景色も良く、タイルのぼこぼこも気にならなくなります。

そんなこんなで充分満足して帳場に戻り声を掛けると、何の反応もありません。
もっと大きな声で声掛けしても物音ひとつしませんでした。
上と下のお湯はどう違うのか等お話しを聞きたかったのですが、まーこれもこの温泉宿らしさなのだろうと思って車に乗り込みました。

せっかく那須まで来たので、那珂壱のわれめちゃん(フィッシュランドの瀬)を見に行こうと思い立ちました。
晩翠橋テレメータはマイナス15cmだけど、もしかしたら那須疎水で大量に取水してて、上流はけっこう漕げたりするんじゃないのー!なんて一縷の望みを掛けていたのですが、現実は甘くないッス。

岩岩のザラザラでした。
しかも那須の山には雪もありません。
1月半ばなのに!

この冬漕げないどころか、春になっても漕げないかも知れません。

なんてこった!

思いつきで始めた「漕げない時はひとっ風呂」シリーズ、ずっと漕げずに台風が来るまで続いたりして。