らっぱのアンサンブルを録音したICレコーダーをいじっていたら、去年12月に、自然保護団体・高原山の自然を守る会の高原山セミナーで聞いた講義が残っているのを見つけました。
みなさん、高原山って知ってますか?
矢板・塩谷・塩原にかけて広がる、火山活動と浸食によって形成された、美しい山々の総称です。
この高原山がスーパーボルケーノ(壊滅的な超巨大噴火をひきおこす火山)だってこと、この時まで知りませんでした。
この時聞いた講義によれば、高原山は約30万年ごとに大噴火を起こし、その火砕流によって、塩谷町鳥羽の岸壁や矢板市と那須塩原市の境にある箒川の金和崎岩などに、約30mもの地層が出現したそうです。30mも埋まってしまったって事ですね!
高原山の噴火に比べれば、セントヘレナの大噴火なんてスズメの涙程度だそうです。
この時一回のマグマの噴出量は約20km3で、現在の地球全体のマグマ噴出量6km3/年の3倍以上にもなるほどの大規模な噴火だったそうです。想像も付かない大惨事だったでしょうね~。私達の先祖はよくそれを生き抜きましたね~。感謝感謝です。
怖いのは、今現在、30万年周期に入っているかもしれないとの事。地質学の世界では数万年位は誤差の内だそうです。
高原山が本気で噴火したら、県北の人間は全滅でしょうから、私達にできることといったら、今を悔いなく一生懸命生きること、でしょうか?(カッコイイ)
あと、高原山を見かけたら、「噴火しないでね」と祈りましょう。