漂えど沈まず

川遊びやその他もろもろ がん103記す

自然環境保護

2010-06-09 01:42:49 | その他

高原山の自然を守る会の事を書いているうちに思い出しましたが、私、若い頃から自然環境保護に興味がありました。

長良川の河口堰反対運動に参加すべく、友人とファルトボート(折りたたみ式カヌー)を車に積んで三重まで行ったのは、もうずいぶん前のことです。

ちなみにファルトボートは、こんな骨組みに、

Kg2_2

船体布をかぶせて、

Kg1

こんな感じになります。

これを漕いで河口堰反対のデモに参加しました。長良川に数百のフネが一列に並ぶのをみて、感激したのを覚えています。当時川は全国で痛めつけられていました。川で生き、川で遊ぶ人たちにとって、ここは象徴でした。

でも結局、可動堰は完成し、長良川を閉ざしています。当時建設省が言っていた、「アユ・サツキマス・シジミ等への被害は軽微」との主張が間違っていたのは明白です。

行動しても可動堰はなくなりませんでしたが、現在はダム撤去が行われるようになるほど、国も地方自治体も変化しました。

無理だと思ってもやってみること、続けることが大切なんですね。私は気が向いた時しか行動しないミーハーですが、おかしいと思うことには声を上げようと思います。

私達に直接関係するところでは、那珂川の霞ヶ浦導水事業があります。これも地域住民の声を無視する形で進められています。

市民運動家だった菅さんが日本国首相になって、私達市民にとってよい方向に政治が進むことを期待します。







スーパーボルケーノ

2010-06-09 00:29:01 | その他

らっぱのアンサンブルを録音したICレコーダーをいじっていたら、去年12月に、自然保護団体・高原山の自然を守る会の高原山セミナーで聞いた講義が残っているのを見つけました。

みなさん、高原山って知ってますか?

矢板・塩谷・塩原にかけて広がる、火山活動と浸食によって形成された、美しい山々の総称です。

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この高原山スーパーボルケーノ(壊滅的な超巨大噴火をひきおこす火山)だってこと、この時まで知りませんでした。

この時聞いた講義によれば、高原山は約30万年ごとに大噴火を起こし、その火砕流によって、塩谷町鳥羽の岸壁や矢板市と那須塩原市の境にある箒川の金和崎岩などに、約30mもの地層が出現したそうです。30mも埋まってしまったって事ですね!

高原山の噴火に比べれば、セントヘレナの大噴火なんてスズメの涙程度だそうです。

この時一回のマグマの噴出量は約20km3で、現在の地球全体のマグマ噴出量6km3/年の3倍以上にもなるほどの大規模な噴火だったそうです。想像も付かない大惨事だったでしょうね~。私達の先祖はよくそれを生き抜きましたね~。感謝感謝です。

怖いのは、今現在、30万年周期に入っているかもしれないとの事。地質学の世界では数万年位は誤差の内だそうです。

高原山が本気で噴火したら、県北の人間は全滅でしょうから、私達にできることといったら、今を悔いなく一生懸命生きること、でしょうか?(カッコイイ)

あと、高原山を見かけたら、「噴火しないでね」と祈りましょう。