エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 最近、ご朱印集めがマイブーム

家事か地獄か

2023-09-24 16:20:07 | 
稲垣えみ子 著  マガジンハウス  2023年 7月10日 第3刷

人生100年時代、身の丈に合った暮らしをして、家事をして自分の面倒は自分でみて最期まで幸せに生きましょうという、その実践方法を書いたもの。

ああ、また失敗しました。
だいたい、この手のhow to本はふむふむ、なるほどねーとは思っても出来ないことが多すぎる。
著者も本の中で書いているように、それが実践できたのは自分がシングルだ、というのが大きいからね。

仕事を止めて収入もなくなるから、それまでの高級マンションから引っ越して収納ゼロの四畳半ひと間のアパートぐらしへ。
当然、持っていけるものは限られてほとんどのものを「捨てた」
冷蔵庫も電子レンジもない。
洗濯も洗濯機ではなく手洗いだそう。 手洗いでしぼりにくいバスタオルは処分して、持っているのはタオル1本だけ。
お風呂も、カビ取りやら掃除やらの追いかけっこになるので銭湯にいくことにした、と。

調理器具もほぼ捨てて小鍋とフライパンだけ。 炊飯器もなく小鍋で適当にご飯を炊くんだそうな。
ほぼ毎日、玄米ご飯と味噌汁と漬物。 揚げ物が食べたくなったら近くのお肉屋さんでコロッケを買うとか。。。
調味料は塩と醤油と味噌だけ。

トイレブラシも捨てて、便器は素手で磨いているそうな。
お洒落大好きで大型のクローゼット2つにも収まらなかった衣類も、みな処分。
下着も最低限。 毎日手洗いして干しておけばすぐ乾いて数はいらない、と。 なによりも乾きが早くて便利なのが日本手ぬぐいとか。

そういうミニマリスト的生活を余儀なくされているけれど、私はお金があって贅沢に暮らしていた時よりずっと充実していて幸せだ、というような内容。
捨てたからこそ手に入った今の境地、家事をして自分の食べるものを自分で作っていれば、仮にボケてきても身に付いた(ごく)単純な作業はできるはずだと。

あら~、良かったわね、とは思えなかった。
やっぱり無理。 冷蔵庫もないとなると夏場はモノも傷みやすいだろうし、帰ってくる時間のバラバラな家人に温かいものを食べさせようとしてもレンジもない。
これ、我が家だと絶対にブーイングの嵐だね(笑)
稲垣さんには頑張ってください!としか(笑)



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6 コメント

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Unknown (たいぴろ)
2023-09-24 17:26:13
この人の密着みたいな番組、見た事あります。私には絶対無理ですね。おっしゃる通りこれは独身でないと出来ませんよねー。
いや、もし私が独身でも出来ないわ。物欲ありありだし。
たまにテレビでお宅訪問みたいなので、室内がすごく片付いていてピカピカで物が全然無い家族とか出てきますが、本当にそう?実は見えない場所に物いっぱい詰め込んでない?って疑っちゃいます。
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Unknown (もにもに)
2023-09-24 19:04:19
こういう物を持たない系のHowto本は
一部分でも共感できたら まだマシな方で
私は大体、共感できません。
そして「私と同じような境遇の方はぜひ
やってみてね」というスタンスではなく
「となたさまも皆さん幸せな暮らしのために
やりましょう」という押し付けがましい
考え方が嫌いです。
この方には千差万別、百人百様、十人十色
という言葉を送りたいです。
でも無用なものは断捨離しようと思います。
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Unknown (さとぽん)
2023-09-24 20:05:23
久能整さんかと思った
ホテルに住めばいいのに
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こんばんは (楽母)
2023-09-24 20:36:11
たいぴろさん
なーんかね、読んだ人の感想が絶賛ものばっかりで、どんなかな~と思ってポチっちゃったんですけど、これは私には参考にならないです。
うちの周りは高齢者ばっかりで、みんな年金暮らしだし、普通にモノはいっぱいもってるけど、別に不幸せそうじゃないですよ(笑)
今時、江戸時代の生活にもどって、ほんとに幸せなんだろうか?

もにもにさん
私もね、読んでる最中から、そこらじゅうをがさがさしていろいろ捨てたんですけど(笑)
それでも何かの時用の非常食や水のストックだっているし、化粧品も全部捨ててお肌には太白ごま油を塗ってる、、、って。 ある程度の年齢になったらごてごて塗りまくるのもどうかと思いますが、くすんできた素顔をさらすのもどうかなって。
それに、玄米ご飯と味噌汁と漬物、って・・・私は好きですけど栄養的にはどうなんだろ。 

さとぽんさん
ミステリ・・・の人かな。
私、原作も知らないしドラマもみなかったんだけど、マフラー巻いたビジュアルは最近よく目にしています。 お金があればホテル住まいがいいね。
デーブなんとかって人、ずっとホテル住まいなんでしょ。
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Unknown (Unknown)
2023-09-25 06:10:19
お早うございます。
 人それぞれ、生き方、千差万別だけど、主婦業=家事業ではないと思います。やがて、高齢になり家事が充分にこなせなくなる日がやってくると思います。その日のための準備が、まったくなされていまいのが現実ではないでしょうか?人生50年時代のピンピンコロリとは異なる人生100年時代の超高齢化社会、今までの社会習慣では通用しないことが多くあるように思います。家族間の話し合いの必要性を強く感じるこの頃です。政治家の性が一方に片寄って、経済中心、経済力のない母子家庭は、いつも後回しの政策が続いているように思えてなりません。 K.M
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おはようございます (楽母)
2023-09-25 07:51:47
K・Mさん
この本の中にも、家族一人一人が自分のできることをちゃんと全うしたほうがいい、というような事は書かれています。 でも、ちょっと現実離れしているのも事実。 妻が家事をこなせなくなった時に夫がご飯も食べられないような事が起こらないためにも食事の支度ぐらいはできるようになった方がいいのかもしれません。それには同感しますがね。
政治家に女性の割合が増えたところで簡単には変わらないと思いますよ。 議員先生は多分、ご自分で家事をしないでしょうし。所詮、庶民の暮らしぶりなど分かりっこないと思います。
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