司書教諭日誌

福島県の公立小学校勤務。小規模校勤務ですが、司書教諭に任命されました。
日々の取り組みや学級指導を綴るブログです。

学図研全国大会2014 1日目

2014-08-11 09:10:16 | 学校図書館問題研究会

1 塩見昇氏講演
 しょっぱなから何ですが、すみません、寝てました。何も頭に残っていません。
高校生の頃から、どうも先生によって普通に授業を受けられる人と、必ず寝てしまう人がいるらしいことが分かってきたのですが、塩見先生は後者のど真ん中でした。目が覚めているときに聞いても、何ひとつ頭に残りません。隣の席の人がちゃんとメモをとっていらっしゃるのが不思議でなりませんでした。
 ご本人の名誉のため明記しておきますが、決してお話の仕方が悪いわけではありません!!
 残念ながら、私の認知の仕方と合わなかったのだと思います。これを読んだ方は、きっと言い訳がましいなあとお思いでしょうが・・・・大会記録集「がくと」を待ちたいです。


2 資料販売
 熊本支部のくまもんバッジ、トートバッグ  熊本支部のグッズは完成度が高いです。
 埼玉支部「先生のくどき方」CD ピクトグラムがオシャレ
 東京支部 「学校図書館に司書がいたら―中学生の豊かな学びを支えるためにー」村上恭子さんの新刊です! すごい!
「Education in the School Library」学教研の機関紙 イベント売りのみ


3 ナイター 福島支部のナイターは「学校図書館とマンガ~マンガはどうしてる?」
 メディアとしての地位を確立したかに見えるマンガですが、学校図書館ではうまく取り入れられているでしょうか? それぞれの学校の実態を知り、マンガとの付き合い方について考え、自校図書館の運営に生かしてもらおうというねらいです。
 福島から4人しか参加しないので、全員がナイター運営者でした。責任者Oさん、司会と資料担当Aさん、記録と受付担当Sさん、アンケート報告と機器が私。

 (1)アンケート報告
  学校図書館がマンガをどのくらい受け入れているか、どのように利用されているか、どんな問題点があるかなど、アンケート集計結果を約20時間かけてまとめた資料とパワポは10分で報告終了~。
回答県に偏りはあったのですが、興味深い内容でした。
このアンケートは、今回行かなかったKさんが頑張って作成してくれました。支部でもかなり練って考えたアンケート項目だったので、学校図書館とマンガの実態を知る資料として、とても良い質問項目だったと思います。

(2)実践紹介
 学校図書館にマンガを数千冊入れているという神奈川の高校の司書Kさんより、実践報告をしていただきました。短い発表ではありましたが、レジュメや写真を用いて大変参考になる内容でした。準備も大変だったのではないかと思います。感謝です。
印象的だったのは、マンガを他の本と同じように大事に扱い、紛失をなくそうと努力していること。
 これはいい!と思ったのは、貸出方法です。開架にシリーズの1巻目だけ出しておき、続巻はカウンター内の扉付キャビネットに収納。「スラムダンク2~4巻」「銀の匙5~7巻」というようにタイトルと巻数のまとめ貸用マグネットを貼っておき、生徒は借りたい作品のマグネットをカウンターに持ってくると、司書がキャビネットからマンガを取り出して貸す、という方法。紛失を最大限に防ぐ手立てとして考え出したそうです。マンガが返却されると、マグネットを「今日返却されました」というボードに貼ります。人気のある本は、すぐにそこから借り出されるという仕組みです。よく考えられています。

 (3)ワークショップ
  マンガについての情報交換を、付箋を用いたワークショップ形式で行いました。時間が短いので、あらかじめおおよそのテーマを決めておき、校種別グループで話したいテーマを選んでもらうことに。
  A あえてマンガを入れる理由 入れない・入れられない理由
  B OKマンガ NGマンガ グレーゾーン
  C マンガの配置・分類
  D マンガの利用で工夫していること・問題(悩み)
 AとBが多かったです。
 話し合いの結果を聞いていると、児童生徒にとって旬のマンガは魅力があり、同じ図書として本と同等に扱おうとする気持ちがある一方、マンガはあくまで読書のきっかけであり、活字の本をもっと読んでほしいという願いが根強いこともわかりました。
 NG資料としては、巻数が多く置き場所に困るもの、エログロ、BLなど。プロテスタント系の学校では「聖☆おにいさん」はNGだとか。納得。
  マンガの実物展示も行いました。たくさん準備したつもりが、意外と少ない印象でした。展示の難しさを感じました。
  
  ◆ ナイターを担当してみて
   ○ アンケートで結果が数字になった可視化の成果は大きい。
     「K市の小中学校○○校のうち、○校はワンピースを図書館で閲覧しています」
     「県の学校図書館で平均500冊のマンガが入っています」
     などと、具体的な数字を持っているのは、様々な場面で使えそうです。
   △ ワークショップ形式を、もっと目的を絞って簡単にすべきだった。
     いい意見が出たのだが、吟味する時間がもっとほしかった。
   △ アンケート集計について、方針を明らかにすべきだった。後から混乱した。

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