赤木かん子著「子どもに本を買ってあげる前に読む本 現代子どもの本事情」
ポプラ社 2008
先日の講演会で紹介されていたので、図書館で借りて読んでみました。
講演会と、学図研会報に載っていた金原瑞人氏との対談と内容が重なっている部分が多いように思いました。
赤木さんの今の考え方をまとめた本のようです。
驚いたのは、この本を読むのに20分もかからなかったことでした。
速読したのでも、一部しか読まなかったのでもありません。
熟読・熟考したとはいえませんが、一通り読んだのに、それしかかからなかった、
それはなぜか?
「昔の本が読めなくなる主な理由は」という章があります。
言葉や活字、絵や段組が古くなると、ビジュアル的にもう読めなくなるのだそうです。
逆に、今は新聞も活字が大きいし、段組もぱらっとしていて、挿絵や写真も入り、
見出しの文字も大きくて、改行も多く、一行空きも多いです。
(一行空きは、ネットの影響ではないかと思います)
この本は、まるっきりそういう作りをしているのです。
ビジュアル的に、非常に見やすく作ってあります。
きっと、意図的なものでしょう。
もし、30年前の段組でこの本と同じ文章量を詰め込んだとしたら
おそらく3分の2くらいのページ数になるのではないでしょうか。
30分以内で、ある程度まとまった情報が受け取れる本。
これからはそういう本がどんどん増えていくのかもしれません。
いや、思えば新書ブームってコレだったのかも。
最近の新書は「あれ、内容はこれだけ?」と思えるカスカスなものも見かけますから・・・
ポプラ社 2008
先日の講演会で紹介されていたので、図書館で借りて読んでみました。
講演会と、学図研会報に載っていた金原瑞人氏との対談と内容が重なっている部分が多いように思いました。
赤木さんの今の考え方をまとめた本のようです。
驚いたのは、この本を読むのに20分もかからなかったことでした。
速読したのでも、一部しか読まなかったのでもありません。
熟読・熟考したとはいえませんが、一通り読んだのに、それしかかからなかった、
それはなぜか?
「昔の本が読めなくなる主な理由は」という章があります。
言葉や活字、絵や段組が古くなると、ビジュアル的にもう読めなくなるのだそうです。
逆に、今は新聞も活字が大きいし、段組もぱらっとしていて、挿絵や写真も入り、
見出しの文字も大きくて、改行も多く、一行空きも多いです。
(一行空きは、ネットの影響ではないかと思います)
この本は、まるっきりそういう作りをしているのです。
ビジュアル的に、非常に見やすく作ってあります。
きっと、意図的なものでしょう。
もし、30年前の段組でこの本と同じ文章量を詰め込んだとしたら
おそらく3分の2くらいのページ数になるのではないでしょうか。
30分以内で、ある程度まとまった情報が受け取れる本。
これからはそういう本がどんどん増えていくのかもしれません。
いや、思えば新書ブームってコレだったのかも。
最近の新書は「あれ、内容はこれだけ?」と思えるカスカスなものも見かけますから・・・