司書教諭日誌

福島県の公立小学校勤務。小規模校勤務ですが、司書教諭に任命されました。
日々の取り組みや学級指導を綴るブログです。

9月29日

2006-09-29 21:29:38 | 司書教諭日誌
9月29日
学級文庫は、4年生には好意的に受け入れられた模様。
朝の読書タイムだけではなく、休み時間や放課後にも読む姿が見られた。
今は何もせずとも子どもがとびつくが、新鮮味がなくなった頃にどう働きかけようか。

学校図書館便りの裏に、「先生たちのおすすめの本」コーナーを設けることにした。
毎月数名の先生に原稿を書いていただき、子どもの頃に読んで思い出に残っている本や
今の子どもたちにおすすめの本を紹介してもらう試みである。
今回は依頼から締め切りまで本当に時間がなかったのに、依頼した先生から
ちゃんと原稿をいただくことができた。ありがたい。
わたしのおすすめはオーソドックスに「若草物語」にした。

9月28日

2006-09-28 21:30:05 | 司書教諭日誌
9月29日
図書委員会の活動日で、前期の反省と学級文庫の設置をした。
前期反省では、反省というと悪いことを出さなくてはいけないと思っているのか
「当番を忘れた」という意見が多かった。しかし、総会にむけて「がんばったこともきちんと伝えよう」と声をかけたら、1学期にいろいろと取り組んだことを挙げることができた。自信をもたせるのと、慢心しないようにするのと、さじ加減はむずかしい。

明日の読書タイムまでに間に合わせようと、学級文庫のブッカーがけを手伝う。
学級文庫用の本は薄いとはいえ、140冊もあり、かなりの量である。
司書さんも大変だったと思う。
子どもたちによろこんでもらえるといいのだが。

9月25日

2006-09-25 21:50:08 | 司書教諭日誌
9月25日
司書さんが午後から出張のため、わたしが放課後の貸し出しを行った。
調べ学習の本がよく借りられていた。
今、4年生は手話や点字、5年生は米の調べ学習に取り組んでいる。
授業の時間だけでは十分に調べられないからと
借りていくのは熱心でいいのだが、
同じ本をつかっていた子が「本がない」ということに。
こういう場合は、やはり学年スペースに貸し出して
共同で使い、家への持ち帰りはなしという方法にした方がよかったかも。

「本がない」と言った子には、別の本を紹介した。
別な本でもなんとかなったもよう。

9月22日

2006-09-23 20:22:25 | 司書教諭日誌
9月22日

職員会議で、10月の学校図書館教育の取り組みについて提案。
学級文庫の件は、二転三転してしまって申し訳ない。

「おすすめの本コーナー」作りについて、素案はあるのだが
もっといろいろな先生に相談してみようかと思う。

小学生新聞コーナーが今一つ目立たないので
案内板を作ろうと取りかかったが、
あまりのセンスのなさに途中で挫折。

100円ショップで買ってきた柿やススキのレプリカを見て
ある女の子が「図書室に秋が来た」と喜んでいた。
ささやかな楽しみを提供できて嬉しい。

朝の読書の時間、先週は時間までに本を準備できなかった子を
立たせておき、読書タイムの時間終了5分前にその子たちを呼び集め
どうしてそういう処置をとったのかについて説明し、指導をした。
時間までに本を準備することは一学期から指導していたことだ。
朝の読書タイムには「時間までに本を準備しておく」
「黙って、一人で、席を立たずに読む」という約束がある。
その約束を守れなかった子を許容してしまっては
読書タイムが成り立たなくなるだけではなく、
学級のけじめがなくなってしまうかもしれないと考えたからだ。
その子たちには、こんなふうに説明した。
「あなたたちに『来週はちゃんと準備するんだよ』と言って
 先生の本を貸すのは簡単だよ。
 でも、それをやってしまったら、あなたたちの心に
 『どうせ忘れたら先生に貸してもらえばいい』という
 甘えが生まれないかな?
 そんな甘えを持っていることは、あなたたちのためになる?」
4年生くらいの子どもは純真だ。
「自分のためにはならない」と、全員が首を横にふった。
「だから、先生は厳しく『立っていなさい』と言いました。
 あなたたちはそれをちゃんと守って立っていた。
 それは、自分が約束を守れなくて悪かったと
 反省する気持ちがあったからだと思います。
 ちゃんと反省できたのは、えらかったです。」
今週は全員が本を準備していた。
話が通じる子たちでよかった・・・