診察室でのひとり言

日常の診察室で遭遇する疑問、難問、奇問を思いつくままに書き記したひとり言

マスクは日本国の民族衣装!?

2022年12月01日 | 新型コロナウィルス

高齢者の患者さんから、『 5 回目のコロナワクチンを打ってきました 』 とか、『 5 回目のワクチン接種券が届いたのですが、打たないといけませんか?』 という質問が毎日毎日診察中にある。所詮、少し強めの喉風邪なので、重症になり得ることも死ぬこともないのでそこを考えて接種するかどうか考えては如何ですかと回答している。少しでも不安なら接種すればいいし、まあ、罹っても風邪程度なら辞めておこうという考えでもよいと思う。それより、見切り発車したこの m-RNA ワクチンを 1 年半ほどの間に4 回も 5 回も打って将来大丈夫か?ということである。この答えは誰も知らない。先の限られた高齢者は良いが、子供や若年者に将来、何らかの障害はでないのかと不安になるが、誰もわからない。6 割以上の国民がワクチンを打てば集団免疫ができ、収束するだの、梅雨や夏はウィルスの感染能力が弱くなるだとか、ウィルスの一般論を得意気に語っていた専門家と言われる者の推測などコロナには全く当てはまらない。私は、ワクチン反対派ではない。コロナが起こりだし肺炎で倒れ、人工呼吸器やECMO を装着された従来株、α 株、δ 株の時は、迷うことなくワクチン接種を勧めたが、最早オミクロン株になってからは、むやみに打つ必要があるのか凄く疑問に感じている。コロナが続く限り、6 回目、7 回目・・・と続いていくのではと思われる。欧米では殆どマスクをしていない。この国だけいつまでもマスクをし続けている。冬季ぐらいは着けても悪くないが、相変わらず広い屋外でも皆着けている。恐らく、この先 3 年も 5 年もいやその先もマスクをし続け、頭に巻かれるターバンがインドや中東のイスラム世界での象徴のように、マスクは日本国の民族衣装として海外では認知されるようになるであろう。なんとも情けない話である。先日、私用があって先輩のクリニックを訪れたのだが、予約制を導入していないこともあって、待合室は立ち見となり混雑。その割には、医師、看護師、事務員は皆マスクの上にフェイスシールドを着け、白衣の上にガウンを着、手には青いゴム手袋をし、受付の所には飛沫予防の為のビニールシートが垂れ下がっていた。『 えっ!2 3 年前にタイムスリップ!? 』 と驚愕してしまった。医者でもこんなに不勉強な人が身近にいるとなれば、一般の人でも未だにコロナを恐れる人がいるわけだと納得した。

 

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