診察室でのひとり言

日常の診察室で遭遇する疑問、難問、奇問を思いつくままに書き記したひとり言

ぎっくり腰

2023年06月04日 | ブログ

30 年ほど前に腰部椎間板ヘルニアを起こしてから、慢性の腰痛が始まり、10 年ほど前から頸筋から背部にかけての痛みが加わり、湿布が欠かせない生活をしている。コロナ前には約 1 年間、週 1 回のペースで鍼治療に通ったが症状の改善には至らず。昨年夏ごろから週 1 80 分のペースでストレッチに通っている。カチカチに収縮してしまった筋肉を、関節に負担が掛からないように引き延ばす施術である。『 イテテテテ・・ 』 となるような痛みを我慢しながらも、老化してきた筋肉をほぐし、伸ばすことで体は楽になる。しかし一週間ほど経つとまた、あちこちの痛みや凝りが出だしてくる。夏で約 1 年になるが、ストレッチは永遠に生活に取り込んでいかざるを得ないのかという結論に達している。とはいえ、昨日、診療を開始する直前に、突然の強い腰痛が発症。いつもの『 ぎっくり腰 』である。西欧では 『 魔女の一撃 』と言われるだけあって、突然腰から臀部に掛けてイナズマが走る。 1 年に 1 2 回は起こるので慣れてはいるが、骨盤にまで響く(圧し掛かる)痛みで非常に憂鬱になる。『 あ~あ、またか!』 という落胆した気持ちと、座っていることの苦痛で診察が始まった。こんな時に限って、高齢の患者さんが『 腰が痛いのがリハビリに行っても治らないんですが・・・ 』 と言われる。『 う~ん、年齢からして湿布で対処するしかないのではないですか 』 と流すが、治らないですよね。幸い、この日は土曜日で半ドン。午後の診察がなく家でゆっくりできたのがせめてもの救いだった。座ることが苦痛であり、椅子から立ち上がるのが非常に困難で、腰が伸びない。ゆっくり、ゆっくり腰を伸ばしてやっと真っ直ぐ立つことができる。初日は安静が大事だが、2日目となるとそこそこ動かないとだめなようで、昼から小梅と散歩に出かけた。心なしか、いつもグイグイ引っ張る小梅も遠慮気味に歩いているようだった。今週、ゴルフの予定があるのだが、どうにか間に合わせないとと医者の不養生である。寒い 1 3 月にもゴルフを欠かさずラウンドしてきたお陰か、4 月には春日台CCで自己タイ記録の 763739)で廻ることができ、先週の田辺CCで行われた医師会ゴルフ部のコンペでも 794138)のベスグロで廻ることができた。調子が出てきたこの時に一気にスコアーアップをと狙っていた矢先にぎっくり腰とはトホホである。肩も痛い、頸も痛い、背も痛い、腰も痛い。全身のイタイイタイ病との戦いである。


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