tobiraさんの書かれている(書籍:真実の扉でも同)「マトリックスの予言」では、「現実の私たちの三次元社会でのこの時間、この場所は現実ではなく、私たちの内面の反映として映し出されている現象界(架空空間)なのです。」となっています。
これを読んだとき、驚きました。
私の好きな作家(天外司郎)の本にも、同じことが書かれていました。表現としては、異なり、現実の世界は実は放送局側で、私たちの居る次元は、それを投影しているだけ。つまり、テレビの中に表示されている映像のようなものであることを説いておられました。
天外さんの本を読んだときは、妙な実感とともに不思議な感覚がありましたが、映画マトリックスを観たときには、同じことが表現されている。と思ってしまいました。
それからずっと忘れていたのですが、「マトリックスの予言」と出会い、驚いた次第です。
「想いが現実になる。具現化する」などは、スピリチュアルな本では、あちこちに表現されています。ナポレオン・ヒルなどで代表される成功哲学関係の本でも、このような表現は見られます。
(入り口やジャンルは異なりますが、同じことを指していると思います。もっとも、スピリチュアルな世界では、キリストの奇跡と同じく、思えば瞬時のうちに現実化する話があり、時間面・経緯面の考えで異なりますが)
逆に、現在私たちが住んでいる三次元の世界が、投影されているものであるなら、根っこの世界(現実の世界)で動き(想い)を起こさないと、三次元では実現しないことになります。
それが故に、「思いつくものは実現できる」「強い思いは、現実化する」という成功哲学が信じられたり、スポーツでイメージトレーニングがもてはやされたりしているのでは、ないでしょうか。
スピリチュアルな世界などという表現を使うと、うさんくさい感じがするかもしれませんが、スポーツで取り入れられているイメージトレーニングなら、まだ納得しやすいかと思います。
映画監督や作家・音楽家の方たちは、非常に感性に優れ、自分の作品を通じていろんなメッセージを受け取り表現しているような気がします。
マトリックスもそのひとつだと私は思っています。