高気圧に覆われ寒気が緩む
「龍の玉」(りゅうのたま)
むらさきの艶をあつめて龍の玉
(むらさきの つやをあつめて りゅうのたま)
寒空の下ですが「龍の玉が紫の玉を宝石のように輝いています。
夏に薄紫の小花をつけてさほど目立たなく咲き乱れます。
いまこうして紫に光り輝くとそっと触れてみたくなります
「はずみ玉」としてよく遊んだものです。
この玉はよく弾みます。子供たちが遊びとてそう無かった時代には
遊びの道具として珍重されたものです。
垣根の元や、造園の一環としてうえられます。「竜の髯」(りゅうのひげ)と
呼ばれるものです。
目立つ存在ではないものの、こうして今に紫の実をつけて存在感を示す
ことは、殊勝なものとて愛でたいとおもいます。
正月も半ばを過ぎ、大寒を迎えます。龍の玉に「春」の先駆けを感じます。
しかし、まだまだ冬将軍の威力は侮れません。・・・・