おしゃべり日記俳句

折に触れ、思いつくまま、
傘寿を過ぎ一日一日を大切に・・・

紅葉散る

2010年10月31日 16時32分36秒 | Weblog

台風が無事通過先ずは一安心

「紅葉散る」(もみじちる

金メダル誇りを胸に紅葉散る

(きんメダル ほこりをむねに もみじちる)

24回目を数える恒例の「シルバー生活作品展」が終了し、今日は表彰式が

おこなわれた。90歳を最長老に80歳以上には、金メダルが授与された。

 

表彰状授与の後、ひとり一人に首にかけられた金メダルの重さを感じた

一瞬である。生涯学習の一環でもある作品応募である。

果たして来年そしてその先を保証できないを連日痛感するこの日である。

無事に終了したことを喜んで帰路につく。

 

背中を見送る城址公園の「散る紅葉」である・・・・


台風禍

2010年10月30日 16時23分21秒 | Weblog

台風の影響で朝から雨が降る

台風禍(たいふうか

台風の近づく館栄えの賞

(たいふうの ちかづくやかた はえのしょう)

朝からの台風の影響による降雨、加えて体調の不良もあって

外出がままならない。台風14号が夕方関東地方に接近とある。

奄美地方の豪雨による惨禍をつい先だって見たばかりなので

どうか台風禍だけは避けてもらいたいと願う。例年になく遅い台風の

襲来は不気味だ・・・

 

美術展を追ってみる。どの作品も素晴らしい。普段の努力が物を言う

らしい。どの作者も奢ることなく研鑽を誓う姿に頭が下がる。

あすは台風一過の好天を願いたい。寒さが増すことだろう・・・


行く秋

2010年10月29日 14時01分50秒 | Weblog

低気圧が東へ進む。台風近づく

「行く秋」(ゆくあき

行く秋や展覧会に踊る文字

(ゆくあきや てんらんかいに おどるもじ)

 

「シルバー生活文化展」

第24回目の恒例の「シルバー生活文化展」に参加した。

高齢者が暇を見て作成した一部の発表の場である。

年々参加作品が少ないのが気にかかる。

参加することに意義がある・・・・

 

 

 「市美術展」

こちらの会場は「美術展」と銘をうっての本格的な作品の展覧会場で

各部門に皆さんの研鑽した作品が居並び胸をうたれた。

 

特に知人が素晴らしい「賞」を獲得したことに絶大な拍手を贈ります

工芸部門での「takama」さん、「知事賞」本当におめでとうございます。

書道の部での「miyosawa」さん、素晴らしい入賞おめでとう御座います

華道では、「さわ」さん毎年素晴らしい作品有難う御座います。

皆さんのこれからのご健康ご多幸を心より祈念します・・・

 

やがて「文化の日」がやっくる。秋も去ってゆく今日この頃、寒さが肌に

しみいる季節の到来である。自愛専一のみ・・・・


初雪

2010年10月28日 10時48分58秒 | Weblog

 

初雪(はつゆき

「初雪を冠して出羽の山の葬

(はつゆきを かんしてではの やまのそう

 

昨日は山形・新庄の葬儀へ参列した。息子が同道してくれるとのこと、

久方ぶりの遠出であったが兎に角健康が心配であった・・・

東の空が明るくなる頃新幹線の車中の人となる。

息子が一切をやってくれるので只車窓を眺めやるのみ・・・

 

山形に入ると四方の山々は霧に咽んでおり、高い山には降雪と

積雪がみられる。今年初めての降雪らしい。

葬式予定には途中の参加である。所変わればで式次第は形が異なる。

丁度、火葬場での納骨の時間帯であった。・・・

場所を代えて「告別式」がおこなわれる。これとても時間がづれる・・

そんな中で、多くの参列者に驚いたり、名のある人の弔辞や

特に「孫」たちの「お別れのことば」は参列者の涙を誘う・・

 

帰路の時間との関係で最後まで見届けることが出来なかったのは

後ろ髪を曳かれる気持ちだったが、心から冥福を祈りながら

帰路の新幹線の人となる。

無事に終了できたことを腹底から喜んでの葬儀参列の一日であった。

 

※シルバー作品展・出品作品(28日提出)

広島忌)

  鎮魂の ほむら影ろふ 広島忌


ほととぎす草

2010年10月26日 14時23分45秒 | Weblog

日本付近は冬型の気圧配置で寒気がはいる

「ほととぎす草」(ほととぎすそう

微笑みて逝きて帰らじほととぎす草

(ほほえみて ゆきてかえらじ ほととぎすそう)

先日来連絡のあった、娘の嫁ぎ先、山形・新庄のお母様が遂に亡くなられ

たと訃報があった。数年前から「乳がん」に罹病され入退院を繰り返し

ながら療養に努めていたことは聞き及んでいた。

 

抗がん剤の投与など、現代医学の極を尽くしたとのお話であったが、遂に

薬石効なく黄泉の客となったようである。

生前にお会いした時の印象は非情に明るい人で、いつも笑顔を絶やさない人

のようだった。娘夫婦は勤めの都合で、現在横浜に住まいしている。

亡くなったお母様にはやがて「百歳を迎える実母」がいるが、現在では

痴呆症も酷く、施設へ入居と聞いている。おそらく祖母様は「実の娘」のことは

何も知らないでいるものとおもう。

 

最後まで、長男や孫には「ありがとう」の言葉を忘れなかったとの話も聞き

波乱万丈の人生に心から冥福の合掌を捧げたいと思ふ・・・

 

※明日は、お葬式に参加予定ある。(今日の吟行は欠席)

 


秋の薔薇

2010年10月25日 14時45分38秒 | Weblog

前線を伴った低気圧が列島を通過する

「秋の薔薇」(あきのばら

揺らす風庭から庭へ秋の薔薇

(ゆらすかぜ にわからにわへ あきのばら)

今日は朝から秋日和となった。しかし予報によれば明日は木枯らし

一号が吹くかもしれないという予報である。

 

「秋のさびしさ」を連日感じる日々だがそぞろ歩くとあちこちに

「秋の薔薇」が香りを漂わせる。

「薔薇」は夏の季語だが、気がつけば種類によっては、年間通して

咲いている、所謂「四季薔薇」が咲いているのに気がつく。・・・

晴れた夜空に秋の月に浮かぶ「ばら」を眺めやるが、やがて散り敷く

薔薇の花々ではある。秋の花も姿を消すこととなる。

吾もまた冬の季節の中に冬篭りの生活にはいることとなるが、

生きる為の懸命の努力に力を致すこととなる・・・・

明日は「吟行」に足利方面にでかける。一首の良い句を願いつつ・・・

 


秋さびし

2010年10月24日 10時35分01秒 | Weblog

前線が近づき各地で

「秋さびし}(あきさびし

草色に深き愁思のありにけり

(くさいろに ふかきしゅうしの ありにけり)

今日は朝から曇り日である。公園を散策すると、大勢の人が歩いている。

今にも泣き出しそうな空模様だが聞こうとしては絶好なのかもしれない。

「愁思」(しゅうし)は去り行く秋を表すのにピッタリの季語に感じる。

 

見上げる「十月桜」や「背高泡立ち草」などは、天候の故か侘しさを感じる。

足許には「イヌサフラン」が咲き乱れているが、あと2,3日後には枯れ始める

風情とおぼえる。何れも秋晴れの空模様のしからしむところか・・・

「君が代蘭」(きみがよらん)がいま秋の花を咲かせている。

「ユッカ蘭」と呼ばれるこの花は名の如く優雅で豪華な花である。

 

こうした花を眺めやると、秋の深まりにさびしさを覚える、過ぎ去ったものを

追ってみても、詮方ないことではあっても秋のさびしさに思いを寄せる・・・

 


追悼式

2010年10月23日 16時28分14秒 | Weblog

全国的に高気圧に覆われ

「追悼式」(ついとうしき)・菊の花

戦没者悼む献花や菊一輪

(せんぼつしゃ いたむけんかや きくいちりん)

毎年恒例の市主催による「戦没者追悼式」が行われた・・・

 

戦後六十五年経ち、参列者が減少の最中にある。これは主催者の

ことばである。多くの戦争犠牲者の上にある今日の日本の状況、

平和の尊さを胸に刻んで、世界の豊かさを強調するのは、来賓各位の

一致した挨拶である。戦争を知らない主催者側の対応にも変化が見られる。

 

全員が「君が代」を斉唱し、黙祷を捧げ、心から冥福を祈る鎮魂の

一日である。同世代の多くがこの世を去り、戦争の悲惨さを実感できる

人々が黄泉の客となる昨今である。心を込めて白菊を一輪づつ献花する。

 

来る年の追悼式に参加できるの保証は無い?・・・・

 


霜降

2010年10月22日 12時57分08秒 | Weblog

高気圧に覆われが多い

「霜降」(そうこう

霜降に辺り静めて香り満つ

(そうこうに あたりしずめて かおりみつ)

明日は二十四節気の一つ、「霜降」である。

 

秋気も去り、朝霜が降り始めると言われる日である。

ついこの間まで、猛暑日を記録し、体調の維持に毎日辟易していてたのが

嘘のようにここ幾日かは肌寒さを覚える季節とはなった。

そんな裏づけがあってかどうか、「奄美大島」で未曾有の降雨大災害となった。

地域の皆さんのご苦労は目に余るものがある。復興の見通しがないという

から本当にお気の毒であり、深くお見舞い申しあげる。・・・

 

やがて冬の到来が近い。コスモス畑の花々が懸命に咲き続ける。

北風に揺られれば一斉に同じ方向に倒れるのは必至。人間の一生も儚いが

生者必滅であれば、明日は我が身と覚えざるほかはない。

 

「戦没者慰霊祭」があす行われる、参加する積りでいる。ご冥福を祈る・・・


2010年10月21日 14時30分08秒 | Weblog

本州の南海に前線停滞。台風の影響もあり、奄美大島で記録的な

大被害。被災者の皆様、謹んでお見舞いを・・・

「葱」(ねぎ)

「ふっかちゃん」に幸せ祈る根深汁

(ふっかちゃん」に しあわせいのる ねぶかじる)

※ 葱(ねぎ)・根深汁は季語では「冬」である。・・・

 

この地方の特産に「ねぎ」がある今年は猛暑のために不作とのことで

あるが、「ねぎ」は冬の料理には欠かせない重要な野菜である。

関東地方では「根深」といって、葉の部分の多くを白根に作る。根元に

何度か土を盛る。関西地方では葉葱を多く作る特徴がある。

 

来月、「産業祭」があるが、今年は「全国ねぎサミット」とて各地からの特徴の

ある「ねぎ」が覇を競うこととなっている。

6月に誕生した市のキャラクター「ふっかちゃん」を紹介しよう。

勿論全国から応募した作品の中から生まれたもので、プロフィルによれば、

「ウサギのようでシカのような架空の生命体と」ある。

誕生秘話の中には、「深谷ネギ」のしなやかで、豪快な角が特徴ともある。

「バッチ」や「シール」を入手したので、UPしてみる。

これからのイベントに活躍することだろう。「優しく、マケズ嫌い」な

「ふっかちゃん」のお陰で、美味しい「ねぎ」が豊作のように祈る・・・