おしゃべり日記俳句

折に触れ、思いつくまま、
傘寿を過ぎ一日一日を大切に・・・

四月尽

2008年04月30日 08時54分10秒 | Weblog

 

高気圧に覆われ気温が上がる

 

」(しがつじん

 

惜春にきょうのいのちの尊しや

(せきしゅんに きょうのいのちの とうとしや)

 

 

(あかまんさく)

 

    (あかまんさく)

 

万作といえば、春先に先駆けて咲く黄色もしくは赤色がありますが、

今を盛りに咲く図のような「赤万作」(あかまんさく)。※主人にご教授。

 

葉も赤くはなびらは万作のはなびらに酷似しています。

さくらの花も散って、辺りが新緑に覆われようとしているときに赤く彩られる

この木はあまり目立ちはしないが、春を惜しむには充分に思われました。

 

幾日かは、惜春から立夏への架け橋として咲き誇って貰いたいと願うこと

切なるものがありました。今日のいのちの大切さを感じます。

 

 

 

 

「花水木」の街路樹もようやく散り果てようとしています。

これも惜春の去り行く風情の一つです。

 

待ち焦がれて寒い冬の季節を耐えて、待ちあぐんだ陽春、それもつかの間

まさに「歳月人を待たず」です。

 

繚乱の花々もその容姿を変化して夏の風情に身をおきます。

明日は八十八夜、まさに「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る・・・」

 

若葉から深緑へ季節の変化に懸命に順応しようとの心構えです。

 


竹の秋

2008年04月29日 13時54分39秒 | Weblog

 

九州から東北にかけて気温も汗ばむほどに上がる

 

」(たけのあき

 

連休と光陰一に竹の秋

(れんきゅうと こういんいつに たけのあき)

 

 

 

「竹の秋」は前年から蓄えていた養分をたけのこに送る為葉が黄ばみます。

これを他の植物が秋枯れに似ているので「竹の秋」といいます。

 

因みに「竹の春」は、秋に若竹も成長して青々となるので、秋の頃になります

 

   (たけのこ)

 

 春筍の 土を払ひし 白さかな  寿子

 

「 としこさん」の句から頂きました。

 

「筍」(たけのこ)は夏の季語です、春のたけのこは食用に供されますが

柔らかくて美味しいものです。

 

煮て食べたり、たけのこご飯などして食べます。

初夏を過ぎると姿を消しますが、やがて4月も去ろうとしています。

 

 そして今日は「昭和の日」国民の祝日です

 

 

読売・編集手帳・4・29より

 

食べ物を流し込むように口に入れることを「かっこむ」という。宮崎駿監督のアニメ「千と千尋の神隠し」に、不思議の国に迷い込んだ主人公のお父さんが料理をかっこむ場面がある

◆若いアニメーターはその動きが描けなかった。「かっこむ」の意味が分からない。意味を教えても、経験がないから描けない。宮崎監督みずから筆をとるなどして切り抜けたと、プロヂューサーの鈴木敏夫さんが「映画道楽」(ぴあ刊)に書いている

◆空腹から、あるいは仕事に追われ、いま食べておかねばいつ食べられるか分からない気ぜわしさは、食べる物も自分の時間もふんだんにある若い人には見当がつきにくいかも知れない

◆きょうは、「昭和の日」、その世代には戦中戦後の思い出が胸をよぎる日である。芋であったり、すいとんであったり、味も何も分からぬままに”かっこんだ”記憶を、しょっぱく、ほろ苦く、かみしめる方もおられよう

◆<もの持たずすずやかに飢ゑてありし日の鋭心いかに保ちゆくべき>(島田修二)。鋭心とは凛としたまなざしのことだろう。すずやかに飢ゑて・・・ いまは遠い日の面影である。

 


鯉のぼり

2008年04月28日 17時45分41秒 | Weblog

 

本州付近は高気圧に覆われる。全国的に

 

」(こいのぼり

 

額縁に収めて見たき鯉のぼり

(がくぶちに おさめてみたき こいのぼり)

 

 

 

「鯉のぼり」は夏・季語です

 

巷には風を孕んで気持ち良さそうに大空を泳いでいるのを見受けます。

鯉は出世の縁起物として好まれています。

 

江戸時代から盛んになったようで、今では全国的ですが昔は江戸が

中心であったようです。

 

「登竜門」(とうりゅうもん)と言われているごとく、鯉が黄河にある竜門の急流を

遡って竜になるという伝説に、人の立身出世を重ねたもののようです。

「鯉の滝登り」として有名です。

子供たちの立派に育って貰いたいとの親の願いでもあります。

 

薫風の五月をわたる山里の川を渡す多くの鯉幟もこの時期の風物詩です。

連休も好天で人々の幸福を願いたいものです。

 

 

 


さくら草

2008年04月27日 11時29分21秒 | Weblog

 

関東から九州は高気圧に覆われる.日中は

 

さくらそう

 

か細さを豪華にひろげさくら草

(かぼそさを ごうかにひろげ さくらそう)

 

(Oさん宅庭園)

 

個人の庭を公開するオープンガーデンは市内74軒がオープンという

過去最大の展開となりました。

 

二,三軒のお家を見学しました。始めのお家「Oさん」宅は庭の多くを

「さくら草」で形成していました。日本さくら草がプランターに植えられ

咲き誇っていました。

 

タイトルは、『小さな庭に 小さな花園』でした

 

また、藤や牡丹の花の競演も演出されて、この日に供えてのご苦労の程が

偲ばれました。 

 

 

(Hさん宅庭園)

 

近くの「Hさん」宅のお庭拝見です

 

門を入ると、花仲間の篆刻が迎えてくれました。そして「二羽のフクロウ」

愛想を振りまいてくれました。

 

所狭しと植えられた花々は名前を覚えるのに大変でした。

珍しい花名のものが多く、Hさん自身、訪ねられて即答ができないとて、

どの花にも親切に名札が添えられていました。

 

 タイトルは、『さっちゃんの庭』でした。

 

どこのお家でも見学に訪れる人々への接待に追われ大変ご苦労様と感じました

幸いにも昨日今日とまずまずの好天に恵まれ何よりでした。

大型連休に入り、各所でこうしたイベントが続くことでしょう

 

 

 

読売・編集手帳・4・27より

 

<聖火を運ぶ特別機がユーフラテス川上空にさしかかった時、イラク・オリンピック委員会から無電で「聖火リレーおめでとう。ご苦労さま、東京までがんばってください」と連絡が。機上からは感謝の返電が打たれた。まことに感激的だった>

◆44年前,本紙の同行記者が伝えている。ギリシャから日本まで、途中12都市に立ち寄りながら行われたリレー。残念ながら頭上通過となった国も、祝電でその列に加わった

◆当時は現在とはまた異なる国際事情で中東からアジアを抜けるルートは平穏ではなかった。「緊張の東南アを飛ぶ聖火」などという見出しもある

◆しかし、連日刻々と聖火の動向を報じる特派員電は明るい。、<平和の灯の役目はたす><各国は聖火を国賓待遇で迎え、歓迎式典の盛大さを競い合っている>。行間には、開催国の記者冥利に尽きる、との思いが漂う

◆東京五輪の時の至福をかみしめつつ、長野での聖火リレーを見た。国賓待遇には違いないが、”護送”と呼ぶしかない光景。競い合ったのは軽微の物々しさ。今回、開催国の記者たちは、行間におんな思いを込めて伝えたのだろう。

 

 


花フェスタ

2008年04月26日 14時13分08秒 | Weblog

 

低気圧が日本海を東進。午後から

 

」(はなふえすた

 

花集め盛るや春の風物詩

(はなあつめ さかるやはるの ふうぶつし)

 

 

春の風物詩、「花の祭典」が城址公園をメイン会場に開かれました。

大勢の参観者で賑わっていました。

 

いろいろなイベントが広げられていますが、各種のガーデニング教室や

コンテストに人気が集中していました。また飲食や販売のコーナーもあり

こちらも人が群がっていました。

 特設舞台ではアマチアとは思えない舞台での競演が盛り上げていました。

花や植木の産地直売コーナーもなかなかの人気のようでした。

 

26(土)・27(日)に実施ですが、この両日には「オープンガーデン」といって

市内で個人の庭を見学できる74軒の無料公開が行われます。

 

ご協力の各家庭の皆さんに感謝しながら皆さん地図を片手に散策です。

市では、「花めぐり」のマイクロバスで送迎をしています。

 

 


藤の花

2008年04月25日 13時24分59秒 | Weblog

 

本州付近は高気圧に覆われる

 

ふじのはな

 

紫を棚から揺らし藤の花

(むらさきを たなからゆらし ふじのはな)

 

 

「藤」は山野に自生するマメ科のつる性植物です。

晩春になると紫色の房状の花を咲かせます。

 

園芸用の鑑賞に供せられる藤の房は「藤棚」から長く垂れ下がります。

白の房を下げているのも見ます。

 

 

    

 

天然記念物に指定されている「骨波田」(こっぱだ)の藤がありますが、

やがて突入するゴーデンウイークにはどこの観光地も人波で埋まることでしょう

 

明日から「春の風物詩」・

「花の祭典」オープンガーデンフェスタが開催されます。

 

個人の庭を見学できるオープンガーデンが魅力です。

好天に恵まれ沢山の人出が見込まれています。

 

 


矢車菊

2008年04月24日 11時23分04秒 | Weblog

 

本州付近を気圧の谷が通過、北日本は

 

やぐるまきく

 

矢車や空と地上に和して揺れ

(やぐるまや そらとちじょうに わしてゆれ)

 

 

 

鯉幟の矢車が音をして回るのにあわせる様に地上では「矢車菊」

初夏の風に揺れています。  ※「矢車菊」 季は夏

 

キク科の1,2年草で。南ヨーロッパの原産だそうです。

観賞用の植物として愛用されあちこちで見ることができます。

 

長い茎の先に頭状花を開きます。

高さは50cmぐらいで、花の色は色々在ります

紫、白、赤、桃色などです。「矢車」ににているので「矢車菊」と呼ばれます

 

八重咲きもあります。セントーレアとも呼ばれています。

 

 

 

 

「金魚草」(きんぎょそう)

 

南ヨーロッパ原産で1m近くも伸びます

 

初夏から咲き始め暫くは風にゆれています。いろも白、黄、紫などの花を

多数穂状に咲かせます。

 

花冠は上下2唇で、つまむと金魚の口のように開閉すので、「金魚草」

呼ばれるようです。一年草ですが、切花用などに愛用されます。

 

英名は「スナップドラゴン」というそうです。    ※季は夏

 

 


君子蘭

2008年04月23日 14時25分32秒 | Weblog

 

本州は高気圧に覆われ西から低気圧が近づく

 

」(くんしらん

 

玄関に人待ち顔や君子蘭

(げんかんに ひとまちがおや くんしらん)

 

 

 

「君子蘭」は濃緑の美しい葉にオレンジ色の気品ある花を咲かせます

この高貴な雰囲気から「君子蘭」と呼ばれているようです。

 

訪れた玄関に置かれていた「君子蘭」の鉢は、恰も人を待ちあぐんで

いる風情でした。

 

この時期、辺りを睥睨し君臨しています。

 

 

 

 

「著莪の花」(しゃがのはな)

 

あやめ科の宿根草です。日陰を好んでさくようです。

竹やぶの端にさいてjいました。白い花地に紫の斑点があります。

中心は黄色です。

 

「射干」とも記されるようです。花形は「あやめ」に似ています

※季は夏です。

 


牡丹

2008年04月22日 14時17分44秒 | Weblog

 

高気圧に覆われ全国的に各地で気温が上がる

 

ぼたん

 

温暖化牡丹早めに咲きにけり

(おんだんかぼたんはやめにさきにけり)

 

 

 

※「牡丹」(ぼたん)は歳時記季語では「夏」です。

 

牡丹寺の牡丹の花が例年より早いと聞きましたので訪ねました。

清掃中の人の話では、例年連休のときがピークなのに、その時期には盛りが

過ぎるかもしれないとのことでした。

 

「牡丹」は、中国を代表する花で、呼び名も花王・花神・富貴花などの

異名を持ち、観賞用に珍重されているそうです。

 

※[歳時記によれば、日本でも、「深見草」(ふかみそう)・二十日草などの

別称があり、平安時代の勅撰集『詞花集』には春の季題である]

と記されています。

 

 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花

 

       美人の姿を形容する言葉として有名です。

 

 


馬酔木

2008年04月21日 09時57分45秒 | Weblog

 

高気圧に覆われ全国的に

 

」(あせび

 

馬酔木咲くを寝床に猫眠る

(ばすいぼく さくをねどこに ねこねむる)

 

 

 

「馬酔木」(ばすいぼく)は「あせび」「あしび」とも呼ばれます。

ツツジ科の常緑低木です。山野にも自生しますが、庭園などに

植培されます。白と赤の花色がありますが、壺状の花を垂れ下がるように

咲かせます。

 

なぜ「馬酔木」(ばすいぼく)かというと、有毒植物で馬などが食べると

痺れをおこし酔ったような状態になるのでついた名前のようです。

 

天気のよい日、「あせび」の 根元で猫が二匹気持ち良さそうに眠っていました。

 

 

 

「山吹の花」

 

日本庭園の一廓に借景の滝の流れがあります。

今の時期には水量も豊富に、初夏を思わせるような日差しにしぶきが

光っています。

 

水を求めてか、珍しい鳥たちが姿を見せるので探鳥家やカメラマンで

賑わうスポットです。山吹が将に咲き誇って辺りを黄一色に染めて、

池面に映しています。池には鯉の群れが悠然と回遊しています。

 

 

 

 

「アイリス」

あやめ、花菖蒲、かきつばたなど(季は夏)が咲ききそう一歩前に

「アイりス」の各種が咲き始めます。

 

アヤメ科アヤメ属の植物で、アヤメ・ハナショウブ・カキツバタ・イチハツの類

言うようです。

 

特に外国種のこの種を{アイリス」とよび、色々な種類があります。