おしゃべり日記俳句

折に触れ、思いつくまま、
傘寿を過ぎ一日一日を大切に・・・

仙人掌

2006年05月31日 09時02分16秒 | Weblog

 

高気圧に覆われ全般的に      

 

 

 

 (さぼてん)

 

 

    

 

 

仙人掌の花に目覚める朝かな

(さぼてんの はなにめざめる あしたかな)

 

 

孔雀仙人掌(くじゃくさぼてん)でしょうか?

 

知人の庭に立派に咲く赤と白の姿を写させて頂きました。

メキシコ地方の原産だそうですが、サボテンには華麗な花色が

多くあります。「月下美人」も綺麗です。花の命は短くて・・・

 

鮮やかな大輪を咲かせるのが孔雀の羽根の色柄をみせるところ

からその名があるとお聞きしました。

 

 

     

 

 

 「隣に置かれていたサボテンです」

                                      

 

「 サボテン」にも色々あるようです。

花の色は、黄、赤、白、ピンクなど、葉は刺化し茎とともに深緑色

で、扁平、円柱、楕円形など、実に様々です。

 

南北アメリカ大陸の乾燥地帯では海岸線から高山地帯まで広範囲に

分布自生しているのが映画などで登場するのを観たことがあります。

 

観賞用、園芸用に実に多用されているサボテンです。

 

 

               

 

 


蛍袋

2006年05月30日 14時02分53秒 | Weblog

 

寒気が東進し、夕刻雷雨の予報    

 

 

 

 (ほたるぶくろ)

 

   

 

   

 

「蛍袋」はキキヨウ科の多年草で、原野や路傍に自生します。

赤紫色や淡紅色、白色の花が咲きます。

 

ホタルブクロの名称は、下向きに咲いて提灯の形をしており、

蛍をいれて遊ぶのに丁度良いなどから来ているそうです。

提灯花、釣鐘草、風鈴草などと呼び名があります。

 

 

 

 

 

 (ゆきのした)

 

   

 

御手洗の柄杓のこぼれ雪の下

みたらしの ひしゃくのこぼれ ゆきのした

 

   

 

「雪ノ下」漢名を「虎耳草」(ゆきのした)とも呼び、日当たりのあまり

良くない所等の岩石の間などに咲いているのをみます。

 

寺院の日が当たらないところに群生し、雪のように花が咲き、

その下に緑の葉が繁っているのを見て、「雪の舌」と呼び、

それが変じて「雪ノ下」になったとの説があります。

 

昔から丸い毛のある葉は焙って患部などに貼ったりしたものです。

天ぷらに上げて食べたこともあります。

 

 

 


花柘榴

2006年05月29日 11時02分05秒 | Weblog

 

低気圧が東進し、ぐずついた天気  

 

 

 

 (はなざくろ)

 

   

 

行きずりの人に微笑み花ざくろ

(ゆきずりの ひとにほほえみ はなざくろ)

 

   

 

柘榴・石榴(ざくろ)

 

ザクロ科の高木落葉樹です。古木になると瘤を生じます。

通常は秋になると丸い形の実が付き、これが割れて中から沢山の

粒の実が現れます。「笑み割れる」と表現されます。

 

この花は園芸用・観賞用種で実はならないでしょう。「花ざくろ」です。

行きずりの人々にあるたけの媚を売っているような風情です。

 

       

 

 

 「このの名は?」

 

   

 

   

 

遊歩道にある街路樹と思われる一本の樹です。

いつも通っていましたが、花が咲いてやっと気が付きました。

 

図鑑で調べましたが結局分かりません。ご存知の方教えてください。

見た感じでは、葉は棕櫚の葉に似てます。しかし幹が普通の広葉樹

と同じようにスベスベ?しています。

 

因みに図鑑では「カリナー椰子」が近いように思えます。

理由として『熱帯性の木でありながら、寒さに強く、関東以南では

街路樹としておなじみ』とあります。

 

は白ですが、熱帯性の植物らしき風格のある素敵なものです。

ご存知の方、是非ともご教授ください。

 

                         

ぜぜひともぜひともご教授ください。

 

 


えごの花

2006年05月28日 10時27分08秒 | Weblog

 

寒気を伴った低気圧が東進し 

 

 

 

   

 

読経の流れ寺井にえごの花

(どっきょうの ながれてらいに えごのはな)

 

   

 

「えご」はエゴノキ科の落葉高木です。林野に自生してます。

5月~6月ごろ小さい白い花を下垂して付けます。

 

葉に鋸歯(きょし)があります。秋に果実が実ると殻がはじけて

褐色の種子をあらわします。麻酔効果があるとも聞いています。

 

 

           

 

 

「ピラカンサ」

 

   

 

   

 

「ピラカンサ」は、トキワサンザシの総称だそうです。

白い花を付けますが、真っ白な枝に咲いた花はまるで雪が積もった

ようです。バラ科とも言われ枝に棘があります。

 

アジアやヨーロッパに分布されるとされ、

秋になると真っ赤(橙色や黄もあります)な実をつけ、庭木

盆栽用に重用されます

 

                

 

 

 


栗の花

2006年05月27日 10時01分47秒 | Weblog

 

前線が停滞 ときどき   気温低し

 

 

 

 (くりのはな)

 

    

 

    

 

栗の花樹の下暗く匂ひけり

(くりのはな きのしたくらく におひけり)

 

 

気がつくと「栗の花」が咲き始めました。毎年この頃になると

咲く色々な花々にその生命力の強さを感じる毎日です。

秋になると毬栗がなるとはとても想像出来ない可憐な花です。

 

栗はブナ科の落葉高木です。黄白い穂状の雄花が上向きに咲き

緑色の雌花がその元に固まります。もすこし経って満開になる頃

独特な匂いが辺りに香ります。

 

 

 

  (とうもろこしのはな

 

    

 

    

 

「玉蜀黍の花」(とうもろこしのはな)

早くも玉蜀黍の花がさいている風景が見られました。

とうもろこしはイネ科の大型一年草です。この花がもすこし経つと

赤い毛の花柱を長く垂らします。この毛の本数と同じ数の玉蜀黍の

実を付けると聞いたことがあります。

 

いろいろな料理方法がある玉蜀黍が食べられるのもそう遠くない

将来です。徐々に夏は本番を迎えます。

 

 

 

 

 「酔仙翁」(すいせんのう)

 

    

 

「酔仙翁」(すいせんのう)の赤と紅が咲き競っていました。

あまりのいじらしさに再度登場です。

 

 

 

  「海軍記念日」  5月27日は「かいぐんきねんび}です。

昔は?国民の祝日でした。歴史認識の相違ですか、いまや死語と

化していますが、歴史の事実として存在しています。

 

          

 

 

 


小判草

2006年05月26日 10時43分52秒 | Weblog

 

西日本から低気圧が近づき  

 

 

 

 (こばんそう)

 

     

 

    

 

 

番犬の吠えに揺れゐる小判草

(ばんけんの ほえにゆれいる こばんそう)

 

「小判草」は、イネ科の一年草だそうです。

ヨーロッパの原産で、葉は麦に似ています。夏になると小判型をした

緑の花穂を垂らし、やがて黄色に熟します。

 

観賞用に鉢植え等にも重用されますが、有るか無きかの風に

ゆれる風情は初夏の風物詩です。

 

               

 

  (スイセンノウ)

 

    

 

     

 

「酔仙翁」(スイセンノウ)は別名をフランネル草というそうです。

観賞用に庭園などで栽培され、白とピンクがあります。

ナデシコ科の多年草だそうですが、茎は白い柔毛に覆われており、

群れをなして咲きます。

 

「小判草」と同居の「酔仙翁」の姿でした。

 

                                 

 


撫子

2006年05月24日 09時44分52秒 | Weblog

 

高気圧に覆われ晴れるところが多い

 

 

(なでしこ)

 

(なでしこ)

 

 

 

   

 

     

 

       

 

撫子(なでしこ)は俳句の季語では「秋」です。

 

川原撫子に代表されるなでしこ、「秋の七草」の一つです。

しかし今のこの時期には各種の撫子の花が見受けられます。

園芸品種と思われますが、5月~8月にピンク、白、赤、斑入りなど

色々な色で謳歌しています。

 

カーネーションも似ている花の一つです。

「大和撫子」(やまとなでしこ)などと呼ばれ、日本女性の

美称にも使用される、撫でるように可愛い花であるとのことでしょう

 

     

 

「虫取撫子」(むしとりなでしこ)

 

   (むしとりなでしこ)

 

   (小町草)

 

小町草虫を集めて日を零す

(こまちそう むしをあつめて ひをこぼす)

 

これは「虫取撫子」といわれるそうで、茎に粘液性の分泌物を出し

これに虫が良く付くのでこの名があるようです。

 

食虫植物ではありませんが、「ハエトリナデシコ」,「小町草」などの

別名もあります。

あちこちに見られ花形が一寸小さい可憐なものです。

 

                    

 

 

 


立葵

2006年05月23日 13時19分47秒 | Weblog

 

前線が停滞各地で 

 

 

立  (たちあおい)

 

   

 

    

 

句会で投句の一句です。

 

爪立ちて背比べする子立葵

(つまだちて せくらべするこ たちあおい)

 

 日増しに大きくなる立葵と背比べをする下校時の子の風景です。

「葵」には、銭葵、冬葵、立葵などの呼び名があります。

下から順に咲いて、梢に至る長い花穂をつけます。

 

花の色も色々で,濃紅色、淡紅色、白、紫などですが、紫脈のある

淡紫色のヨーロッパ原産の銭葵と呼ばれるのもあります。

花の咲く時期は6月~8月頃までです。

 

     

 

 「メキシコマンネングサ」

 

   

    

 

門から庭先へ黄色の絨毯が敷かれていました。

この家のご主人が「メキシコマンネングサ」と教えて呉れました。

『メキシコ原産の帰化植物で、観賞用に植えられたものが、荒地にも

生育し自然に増えたものです。』とのことです。

 

                  

 


多羅葉

2006年05月22日 12時04分27秒 | Weblog

 

高気圧に覆われるも  夕刻より雨模様

 

 

 (たらよう)

 

   

 

多羅葉にあいさつ文や首夏の風

(たらように あいさつぶんや しゅかのかぜ)

 

多羅葉(たらよう)はモチノキ科の仲間だそうです。

冬に赤い実をつけますが、今頃緑黄色の花の咲いたあとに

青い小さな実をつけています。(あまり目立ちませんでした)

 

   

 

雌、雄、異株があるので、当然実を付けるのは雌木です。

葉の裏に文字を書くと痕が黒くなります。

昔は、「はがきの代用」になったものと思われます。

 

   

 

紙が発明される前のイランでは「グラジュ」(多羅樹)或いは

「バイタラジュ」(見多羅樹)と呼ばれ、経典を書いていたところから

来ているとも言われています。

鉄筆などで、これに写経したものでしょう。

 

 

 


どくだみ

2006年05月21日 14時59分32秒 | Weblog

 

 

高気圧に覆われつづく

 

 

 

「じゅうやく」どくだみ

 

   

 

   

 

今 流行の根性どくだみです。コンクリの間から元気に咲いています。

 

どくだみの匂ひて一病息災す

(どくだみの においていちびょう そくさいす)

 

十字形で、「毒」を「矯め(ため、収める)るの意とか。

毒をとめる効能があるところから付けられた名前とも言われます

得意な臭気があり、昔から葉、茎、根、いずれも薬用になります。

梅雨のころから茎の先に黄色の穂状の花を咲かせます。

 

   

 

 「ふたりしずか」

 

    (ふたりしずか)

 

「二人静」は雑木林などに咲いています。

センリョウ科の多年草で、一人静が通常一本の花をさかせるのに

 「ふたりしずか」と言いながら花は二つとは限りません。

初夏に白い細かい花を咲かせます。   ※季は春です。

 

    (ひとりしずか)

  ※4月6日投稿の「一人静」(ひとりしずか)の映像です。