おしゃべり日記俳句

折に触れ、思いつくまま、
傘寿を過ぎ一日一日を大切に・・・

九月尽

2007年09月30日 14時17分19秒 | Weblog

 

南海上に前線が停滞し、朝から

 

 

 

 

「九月尽」(くがつじん)

 

不整脈正しく断じ九月尽

(ふせいみゃく ただしくだんじ くがつじん)

 

 

陰暦九月晦日(みそか)を言います。

実際には陽暦の十一月初旬に当たります。

今日は前線のお陰で秋霖の風情でした。

 

 

 

 (武田信玄像)

 

 

(山本勘助)

 

今回の「風林火山」は主人公「山本勘助」を中心に描かれています。

 

「勘助」は、架空の人物ともされますが、あちこちに墓や供養塔が

ある所を見ると真偽のほどは分かりません。

 

あの迫真の演技は拍手がしきりです。

 

 

 


葡萄園

2007年09月29日 10時50分59秒 | Weblog

 

前線が本州の南海上に停滞し、  

 

 

 

 

「葡萄園」(ぶどうえん)

 

木漏れ日や葡萄棚より零れ降る

(こもれびや ぶどうだなより こぼれふる)

 

山梨の歴史をたずねてで各地を巡りましたが、矢張りメインは

ぶどう狩りにありました。産地のぶどうの甘さに縋りました。

 

 

 

 

「武田神社」(甲府市)

 

武田信虎・信玄・勝頼の3代が住んでいた「つつじが崎館」跡

創建された神社です。

 

 (賑わう社殿前)             (神楽殿)

 

 

( 水琴窟の妙なる音)            (水引草)

 

【甲斐善光寺】(かいぜんこうじ)

 

「信州善光寺」が川中島の合戦に戦火で消滅することを恐れて

建立されたと言われます。浄土宗の名刹です。

金堂は重要文化財に指定されています。

 

 

     (甲斐善光寺本堂)

 

  (恵林寺)(えりんじ)

 

武田信玄の菩提寺です。信玄の墓所は9箇所もあると言われています。

寺の和尚、「快川和尚」(かいせんおしょう)が信長に攻められて

焼き討ちに遭いますがその時に詠んだ偈文が掲げられています

 

 

※ 三門(重要文化財)           武田信玄公墓所

 

※【和尚の遺偈】

 安禅不必須山水 (あんぜん かならずしも さんすいをもちいず)

 滅却心頭火自涼 (しんとう めっきゃくすればひもおのずからすずし)

 

こうした(仏教の真理を詩の形でのべたもの)をのこして

快川和尚以下が焼死したという逸話が残されています。

 

枯山水の庭園もあり、国の名勝になっています。

 

好天に恵まれた史跡を訪ねながらの親睦旅行でした。

大河ドラマの「風林火山」のブームにのって、いま甲斐の国は大フイバーです。

どこえ行っても「風林火山」の旗がひらめいています。

 

【疾きこと風の如く、徐かなること林の如く、

     侵略すること火の如く動かざること山の如し】

 

       風林火山は武田軍団の旗印でした。

 

 


風林火山

2007年09月28日 21時51分23秒 | Weblog

 

高気圧に覆われ

 

 

 

「秋の雲」(あきのくも)

 

戦国ロマン再現館秋の雲

(せんごくロマン さいげんやかた あきのくも)

 

 

今日は或るサークルの親睦旅行で甲斐の国・山梨甲府地方

訪ねました。好天で熱いようきでした。

 

 

 

 

取り敢えず最初に訪れた「風林火山館」の風景を送ります。

これは「武田信玄」の館・躑躅ヶl崎館を再現したものです。

大河ドラマのロケ地として人気の的です。

 

折柄「秋の雲」が上空を流れていました。

戦国ロマンに浸って帰りました。 ※明日は続きを送ります。

 

 

 


榧の実

2007年09月27日 11時02分50秒 | Weblog

 

高気圧に覆われ晴れるところが多い。

 

 

 

 

「榧の実」(かやのみ)

 

榧の実や堂の廂に撥ね返り

(かやのみや どうのひさしに はねかえり

 

 

 

「榧の実」はイチイ科の常緑高木です。

史跡指定などの大木が彼方此方に望見できます。

 

 

 実は2~4cmぐらいの楕円形で、種皮に包まれています。その

種皮の中に種子があります。

 

 

 

青い実は翌年に紫褐色に熟して裂けて落下します。

古刹のお堂の廂に当たって音をして「かやのみ」

落ちるのを見ることができます。

 

深閑とした寺苑に響く不思議な音です。

昔はこの脂肪を含んだ種子から油をとったと言われています。

 

 

 

 

 

 


彼岸明け

2007年09月26日 10時32分13秒 | Weblog

 

全国的に高気圧に覆われ  

 

 

 

 

「彼岸明け」(ひがんあけ)

 

冬・秋・夏同居をしたり彼岸明け

(ふゆ・あき・なつ どうきょをしたり ひがんあけ)

 

 

      (十月さくら)

 

 北の大地・北海道からは「冠雪」冬の便り、

東北地方には「秋の風景画」が広がると思えば、

西の果て九州地方では「夏日の連日」

天気予報はめまぐるしく駆け巡ります。

 

きょうは「彼岸明け」微妙な気候の谷間にあります。

 

 

 

気候の変動と作動するように、国内では政局が大きく 

動きました。

「福田内閣スタート」です。安倍内閣の突然の退陣に駆け巡った

一陣の風が吹きすさび、新内閣のたんじょうです。

こんなことを知らぬげに「十月桜」(近くの人はこう呼んでいます)が

満開を誇っています。

 

 

(満開の十月さくら)

 

 

「暑さ寒さも彼岸まで」この言葉は生きていました。

着実に朝晩は涼しさを増してきました。昨夜は澄んだ夜空に

十五夜の輝きの感動に浸りました。

 

「虫の音」に誘われて、近くを散策しました。

「平和の音」のみが耳朶をうつ秋の真っ只中の存在でした。

 

思わず「天高く馬肥ゆる秋」と叫びました。

 

 

 


十五夜

2007年09月25日 14時39分25秒 | Weblog

 

前線が通過し北日本は東海から西は

 

 

 

 

 

「十五夜」 (じゅうごや) 

 

眇眇と生きて傘寿の良夜かな

(びようびょうと いきてさんじゅの りょうやかな)

 

 

  

 

「眇眇」は、かすかなちいさいこと。つまらないこと。

「良夜」は、良い夜。中秋の名月の夜。

 

 つまらない人生を過ごしてきました。気が付けば徒に年をとり

80歳になっていました。

 

今夜は、「仲秋の名月」。満月。十五夜です。

今夜眺める月は殊更に最高に輝いて美しいものであるよ。』

 

 

 

   

 

 「地蔵様」、「観音様」、「その他の仏様」、等など古刹寺苑には

たくさんな「ほとけさま」があります。

 

今夜の「満月」を全国あらゆるところから眺められることでしょう。

 

「紆余曲折」、人々は夫々の道を歩んで生きて行きます。

 

 

 

 

 

 


秋彼岸

2007年09月24日 14時05分34秒 | Weblog

 

高気圧に覆われ、北日本と沖縄方面は

 

 

 

 

 

「秋彼岸」(あきひがん)

 

六地蔵団子供へて秋彼岸

(ろくじぞう だんごそなえて あきひがん)

 

        (南無六地蔵尊)

 

「暑さ寒さも彼岸まで」とか、昨日は終日雨に見舞われてたので、

きょうは、ぐーんと気温も下がりました。

 

天気予報では、北海道は氷点下、九州では猛暑日と南北に横たわる

日本のこの時期の天候を表す典型的な日となる模様です。

 

いずれにしても気温が除々に下がって行くことは間違いありません。

連休のために、どこでもお墓参りが賑やかでした。

 

どのお寺さんにもある「六地蔵尊」には山盛りに団子が供えられていました。

「彼岸花」が例年になく少ないようにおもわれますが、熱暑のためでしょうか。

 

 

 

 


秋分の日

2007年09月23日 16時45分45秒 | Weblog

 

高気圧に覆われ全国的に気温下がる

 

 

 

 

「秋分の日」(しゅうぶんのひ)

 

秋分の入り日に明日を祈るなり

 

(しゅうぶんの いりひにあすを いのるなり)

 

 ※ (画像は昨日のものです)

 

「秋の彼岸の中日」で、国民の祝日です

昼間と夜間の時間が殆ど同じ時間とされます。

 

祖先を敬い亡くなった人を偲んでお墓参りなどをします。

 

本来、暑さ寒さも彼岸までとて季節の分かれとも、また秋酣とて

過ごし易い形容につかわれていますが、今年は一寸気候の異変か

或いは、「地球温暖化」に起因する一連の高温の為か周囲に

例年との相違を感じます。

 

将来が思いやられますが、地球の異変となると対処方法は?などなど

心配になります。

 

虫時雨が盛んで、秋の花々(特に曼珠沙華)が咲き乱れる

「秋分の日」です

 

 

 


秋の日の出

2007年09月22日 09時21分31秒 | Weblog

 

高気圧に覆われ全国的に残暑厳しい

 

 

 

 

「秋の日の出」(あきのひので)

 

 

秋の日の億劫顔し昇り来ぬ

 

(あきのひの おっくうかおし のぼりきぬ)

 

 

 

 

 

例年ならば秋の雲に日の出が映じて芸術的風景を演じるというのに

お彼岸に入った、「秋の日の出」は高気圧に覆われ暑さ厳しく真夏の

空の風情さへ浮かべています。

 

田園はすっかり頭を垂れた稲穂がやがて収穫の時期を迎えていると

いうのに、気温は真夏の温度です。

 

北海道では86年振りに測候所の高温記録を破ったとか!!

まだ熱中症対策が必要なのかも知れません。

 

不思議な「秋の日の出」を収めてみました。

異常気象に襲われた今年を象徴しているかもしれません。

 

 

 


後の彼岸

2007年09月21日 13時25分37秒 | Weblog

 

本州から九州にかけて高気圧の覆われ

 

 

「後の彼岸」(のちのひがん)

 

暑し暑し後の彼岸に参りけり

(あつしつし のちのひがんに まいりけり)

 

 

 

 

 

「彼岸」と言えば「春の彼岸」をいいます。

 

それに対し9月は「秋の彼岸」と呼びます。

また、俳句の季語では「後の彼岸」というようです。

 

 

 

『暑さ寒さも彼岸まで』と昔から言い古されている諺がありますが、

今年は其の言葉が当てはまりません。

 

 

 

 

前線が停滞し、夏の高気圧が停滞する為、本州全体が記録的猛暑に

晒されている状態のようです。

依然として熱中対策が肝要とのことです。