7時半にペットタクシーに電話を入れたら,あいにく朝から出動中とか。連携してる同業者を紹介してもらう。
ここも出動中で断られた。体調の悪い子が多いんだ。
シルフィンママに、ペットタクシーの紹介をしてもらおうと電話したら、横乗りしてくれるとの有難い返事。こんな時は、
人様の優しさが身にしみる。
シルフィンママに抱っこしてもらい病院へ、途中、車の中でも眠っている。「昏睡状態だわ(;_;)来るべき時が来た…」。と
思ったら、涙が出てきた。
病院に着き、シルママにふくを預けて、受付をする。状態を説明『昏睡状態です』と、焦って言ってる自分がいる。
そんな焦ってる自分を見ている自分もいる。車に戻るとふくが目覚めていた!シルフィンママが『起きはったで』と。
ふくは確かに起きていた。「ほら、お目目もしっかりあけてるよ」と、シルフィンママ。昏睡じゃあなかった、熟睡だった!
一晩中落ち着かなかったので疲れて眠っていたんだ。こんな時って悪い方悪い方に考えてしまうんだな。いかんいかん。
おそらく夜間せん妄だったんだ。
診察が始まった。血液検査は断った。腎不全、肝不全 貧血等があるに違いないもん。18で逝ったメリーの時に、弱って
るのに貴重な血液抜いて、血液検査を受診度にしたことを今でも後悔してるから。先生は飼い主の気持ちを理解して下さった。
「前庭バランスが崩れている。小発作の繰り返しがある。おそらく、腎不全、肝不全もあるだろう。お母さんの気持ちは今までに
聴いてるから、一つには、生命体としての目安の命の時間より、ふくが今までこうして頑張って来たということから、楽に過ごさせ
てあげるという治療方針を提案しますが、それでどうですか?」 坂田先生は治療方針を説明して下さった上で確認してくださる。
「私の希望は自然死です。無理な治療はしたくない。ただできるだけ楽に残りの時間をすごさせれあげたいんです。」と、先生に伝えた。
先生から、「抗てんかん薬を分1から、分2にする。座薬を活用する、点滴を入れる。点滴については、回数、タイミングは、今からの点滴で
その後の状態を看ながら考える。今年の酷暑を超えて、この時期、気温の寒暖さ、台風等の低気圧等が原因で体調を崩してる子が
多い。往診も増えている。」言う説明を受けた。
看護師さんに目やにをきれいに洗ってもらい、検温。39.2℃。良便が出た。床に下ろすとよろよろ歩き出す。その様子を先生は観察し
てくれている。
そして、点滴が始まった。10分ほどで終了。皮下点滴なので首のところがプヨンプヨンしてる。点滴をしている間先生はずっとふくに語り
かけて下さっていた。今の点滴はすごい!酸素バルーンのようなもので輸液を落とす。あっという間終了。
待ち合い室に戻るとふくはまた、歩き出す。おしっこが出た。シルフィンママがペットシーツでふいてくれた。素早い!(>_<)
ふくは家に戻る間、シルフィンママにおとなしく抱かれていた。「人に体を触らせるのを嫌がる」という、ふくの特性も十分理解してくれている。
朝夕に会っている10年来の付き合い。その濃さを実感する。安心して任せられる関係だ。本当にありがたい。
家につくと、ふくはご飯を食べて、眠る。呼吸も安定して楽そうだ。
今だ( ☆∀☆)!!安定してる間に、月末処理に行こう。自転車を爆走し事務所へ。あかん、あかん。安全運転。事故したら大変。
二時間程仕事をして家に戻るとふくは、気持ちも良さそうに眠っていた。
夕方まで熟睡し、おしっこしてご飯も食べて、ヨレヨレではあるが、うろうろグルグルもしてまた眠った。
たまちゃんが心配そうにして、ふくの側から離れない
ながい一日が終わった。