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歯科・かずクリニック 院長のつぶやき

歯科・かずクリニックの院長が、歯科に関わることから、 日常のことまで、いろいろとつぶやきます。

治療費

2012-08-05 14:09:27 | インポート

たまに耳にする患者さんの言葉。

「あそこの歯科医院は治療費が高い!」

・・・んっ?

治療費が高いというのはどういうことでしょう?

保険治療の負担金が高い!ということなんでしょうか?

保険の負担金は現在、基本は3割か1割です。

これは全国一律です。

ですから、同じ治療を受けた場合、北海道であっても九州であっても

保険の負担金は同じはず・・・なのです。

もしも、金額が違うなら、他の治療費が加算されているということでしょうね。

最初のカウンセリングで、虫歯の治療と歯茎の治療をしましょう!となれば、

時間があるときに歯石取りをしますので、その時は少し高くなったりします。

ただ、毎回、保険の負担金が5000円ぐらいとかなると、話は別です。。。

逆に聞きたいぐらいです。どうやったら毎回5000円になるのか。(^_^;)

銀歯だとか、かぶせ物が入るときは確かに保険の負担金は高くなります。

本数が多い時は何万円かになることもあります。

それ以外で5000円となると、一気に3本以上の歯を治療するとか、

治療のボリュームが増した時ぐらいですかね~

毎回、たくさんの歯を治療して5000円なら仕方ないと思います。

ただ、そんなに治療をしていないのに5000円とかはちょっと?です。

うちの病院は初診の時は2000円~3000円ぐらいですね~

初診料とレントゲン代とかでその位の負担金になります。

んで、次の治療からは1000円から2000円ぐらいです。

もちろん、たくさんの歯を治療した時はもう少し高くなりますよ。

僕は保険の負担金が3000円を超えると「高いな~」って思っちゃうんですよね。

ちゃんと治療を行ってその金額になっているんですけど。

もともと貧乏性なもので。(^_^;)

ですから、3000円超えそうな時には事前に患者さんに言うようにしてます。

「負担金が3000円ちょっとになりますけどいいですか?」って。

今は保険治療の明細書の発行が義務になっています。

たまには明細書にしっかり目を通してみてもいいかもですね。

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治療中断

2012-07-31 11:11:01 | インポート

さて、今月めでたく歯科・かずクリニックは2周年を迎えた訳ですが、

2年間もやっていると、治療の途中で来なくなってしまう患者さんがやはりいます。。。

予約の時間になっても患者が来ず・・・連絡もない・・・

そして、それっきり音沙汰がなくなってしまう。。。

こんな時、僕は院長室でシクシク泣いています。

まぁ、泣くまではないんですが、やはりちょっと凹みます。

何か気分を害することをしてしまったかな~とか、

痛い思いをさせてしまったかな~とか、

治療方針が納得できなかったのかな~とか。

普段から、治療の押し付けにならないように気をつけているんですけどね~

んで、何か月か経って、ひょっこり再来院される患者さんもいます。

そんな時は僕は狭い院長室でスキップします♪

んで、それとなく聞いてみるんですよね。来院が途絶えた理由を。

そうすると大体、「痛みがなくて、何となく・・・」という答えが返ってきます。

再来院してくださるということは、病院自体に不満があった訳ではないんですかね~

お口の中をみて、覚えのない治療の跡があったら結構凹みますが。(^_^;)

まぁ、わかってはいるんですが、歯医者に通うというのは結構なストレスなんでしょうね。

そんなストレスを少しでも減らそうと頑張ってはいるのですが。。。

僕は初診の時に必ず、

「どこまで治療しますか?」と聞くようにしてます。

んで、たとえ虫歯が10本あっても1本だけと言われたらそれ以上の治療はしません。

治療を重ねるうちに患者さんと信頼関係が生まれて、

もう少し治療頑張ろうかなという気持ちが芽生えるのを期待します。

歯科医師という立場上は悪いところは全部治してあげたいとは思うんですけどね~

治療中断0%を究極目標に頑張りますよ~

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歯医者の治療方針

2012-07-19 14:30:56 | インポート

福岡県には現在、3000件にのぼる歯科医院があります。

出かける時には、ついつい歯科医院に目が行ってしまいます。

「あら、こんなところににも歯科医院が出来てる。」

「ここにも歯医者がある。」

んで、「やっぱ、歯医者は多いね~」という結論に。

自分もそんな状況に貢献した一人であることは棚に上げて・・・(^_^;)

んじゃ、その3000件の歯医者が、全く同じ治療方針、治療の考え方かというと、

決してそんなことはありません!!

大学で基本的な治療の考え方、治療方法の教育は受けていますので、

おおよその部分は一致するのですが、

それぞれの歯科医師が経験に基づいて、何らかのアレンジを加えていると思います。

ですから、3000人の歯科医師がいれば、

3000通りの治療方針があると言えるかもしれません。

状態の悪い歯はさっさと抜いてしまう歯科医師。

状態が悪くても限界まで残しておこうとする歯科医師。

どっちの治療方針が正しいでしょうか?

治療終了から長い期間、安定した状態を保つには

前者の治療方針が正しいかもしれません。

でも、自分の歯で少しの期間でも長く噛みたい!という患者さんには

後者の治療方針が正しいかもしれません。 

入れ歯の形も歯科医師によって違いますし、

虫歯の治療の仕方も歯科医師によって違います。

神経を少しでも残そうとする歯科医師もいれば、

あっさりと神経をとってしまう歯科医師もいます。

んじゃ、どの歯科医師の治療方針が正しいのか?

歯科医師は自分の信念に基づいて治療を行っている訳ですから、

どの治療方針が良いとか悪いとか一概には言えません。

でも、大事なのは患者さんがその治療方針をしっかり理解することです。

今は治療前にしっかり説明があると思います。

そしてその治療方針をしっかりと理解した上で、

最終的な判断を患者さん自身が下すことが大事だと思います。

それが納得のいく治療につながるんじゃないかと思いますね~。

 

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祝2周年!!

2012-07-12 22:47:46 | インポート

今日は歯科・かずクリニックの開業記念日でした。

あれから2年・・・

決して平たんな道ではなかったな~。。。

でも、まだ始まったばかり。

これからもより良い病院を目指して頑張ります。

皆さん、これからもよろしくお願いします。

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歯石について

2012-06-11 17:33:04 | インポート

歯科医院でよく行われる処置に「歯石取り」がありますね。

歯石は歯垢が唾液によってカチカチに固められたもので、

その名の通り、石のようなものです。

これは一度付着すると、歯磨き程度では取れません。

歯医者にある特別な道具を使わないと取ることが出来ないんですね~。

よく虫歯の治療のついでに歯石取りをお願いされるのですが、

実は歯石には2種類あるんです。

一つは歯茎の上に付いている歯石。

これは「炎上歯石」って呼ばれています。

し、歯石が燃えている!!

うそです。

本当は「縁上歯石」といいます。

んで、もう一つは歯茎の中に付いている歯石。

これは「演歌歯石」って呼ばれます。

さ、サブちゃんが歌っている!!

はい。うそです。

「縁下歯石」といいます。

縁上歯石は目で見えますし、

超音波スケーラーという道具を使ってサクサクとることが出来ます。

下顎、上顎単位で一気にとることが出来ますので、爽快感があります。

これをスケーリングと言います。

これに対して、縁下歯石の方は歯茎の中に隠れています。

ですから、外からは見ることが出来ないんですね。

歯石がどこに付いているかを探針で触知しながら、1本ずつカリカリと取っていきます。

そして、歯の根っこの表面をツルツルに仕上げていくんです。

これをSRP(スケーリング・ルートプレーニング)と呼びます。

(昔、SRSという番組がありましたが、全く関係ありません。)

このSRPはとても地味な処置なのですが、

これほど、経験がものをいう処置もありません。

同じ歯医者でも上手に取れる先生とそうでない先生の差は歴然です。

(歯周病専門医の先生のスキルはマジ半端ないっす

目で見えない部位に歯石が付いているのを確実に触知し、取り残しなく除去する。

簡単なようでとても難しいです。(>_<)

僕も必死に修練していますが、やはりまだまだかもしれません。。。

んで、患者さんが歯石取りを希望されたときに、

いつもこのスケーリングとSRPの説明をするのですが、

皆さん、SRPまではあまり希望されないようです。(^_^;)

回数もかかりますし、痛そうですしね。。。

でも、前述したとおり、歯石は歯科医院でしかとることが出来ないんですね。

ということは次に来るのが5年後だったら5年間歯石はついたままなんです。

だから、頑張って取ってほしいと思いますね~

歯石が付いていると歯周病(歯槽膿漏)の原因になります。

口臭の原因になります。

もちろん、虫歯の原因にもなります。

運気が上がるとかそんなことも絶対ありませんしね。

うちの病院には僕の後ろに「歯周病専門医」が控えています。

ですから、かなりレベルの高い歯石取りを受けることが出来ますよ~(^^)/

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