田舎は、未明から、家の周り一帯が、風の音に囲まれています。
ごーっ、ビューッ、ぼゎーっ、バァッ、ひゅーっ、ピューッ…。
上空を吹き渡り、木立の上を吹き抜けて、建物や木々の間を吹き回り…、大木を揺らし、立ち木を震わせ、手当たり次第に 小物を吹き飛ばします。
干し物竿を下ろして、家の脇に寄せました。 飛ばされ易い物を、陰に隠しました。
普段は、建物に囲まれていて 静かな 居間でも、回り込んだ強風に、窓ガラスがゴワッ…と 押されます。 ガダッ と揺れます。
消防車が、強風と乾燥の注意を促し、火災予防の広報をしながら、町内を巡回して行きます。
これから、〝お袋さん〟がいれる いつものコーヒーを飲みます。 おやつは、孫たち 母娘から貰った、バレンタインチョコレートです。
数種類が、パッケージに入っています。
年明けから、何かと大変だった家族なのに、メッセージを添えての品です。 ありがたく いただきます。