ふみばあさんの部屋

70才を過ぎて大忙し「雑多な夢を詰め放題」

3本足のロッキー

2009-03-17 13:49:34 | Weblog


房総半島の田舎で11年一緒に暮らすラブラドールの「ロッキー」です。

この写真は、昨年の11月に親子?で散歩するいつもの風景を友人が写してくれました。

ごくごく当たり前のささやかでしあわせな日常でした。

ただこの頃から、ロッキーの歩く速度が少しづつ緩やかになっていたかもしれません。

11年前に夫の定年を迎えて、知りあいのブリーダーから「黒ラブ」を我が家に迎えました。早朝から振り回されて、気がついたら、仕事を終えたさびしさなど語る暇のない日々は笑顔に満ちていました。

だって動くものにはまめに反応して遊ぶし、食べ物への執着心はあきれるばかりでした。

サッカーボールを追いかけて家中を走りまわるから賑やかでしたよ。

もうひとつ独立している我が子がちょくちょくやってくるという副産物があったのがうれしかったですよ。



かっこいいでしょう 笑顔

近くの海辺で走りまわるロッキーです。


ところが昨年の12月に入り、前左足に腫瘍ができて、歩く量も早さもヨロヨロで寝ていることが増えて行きました。

今までは毎日朝夕2回で計6㌔の散歩を欠かさなかったから体力には自信があったし、、まさか病気など気にもとめなかったので、獣医さんとの付き合いも少なかったのです。とりあえず近所の動物病院にかかりました。

獣医さんはロッキーの状態をみて「癌です・・こんなでは処置はないし、犬も痛いし、不幸ですから、安楽死を勧めます」と言い切ったのです。

なるほど、手はソフトボールくらいに膨れていました。

でも良く食べるし・外にも出たがるし・寝ていました。

痛み止めをだした獣医さんは、「痛みで苦しいから可愛そう」と。「せめて好きなものを食べさせてあげなさい」とも

安楽死の決心はできずに悩んでいた時に、ロッキーの見舞いに訪れた友人が、人間も縁がない高級なイチゴを下さったのですわ。

「私はなにやってるんだろう」行動しなきゃ!って発奮して、あちこちに「獣医さんを聞きまわりました」

なんでボヤットしてたんでしょうね

1時間以上かかるが、古くから住む方に信頼されている獣医さんを教えていただき、夜になっていたけど電話をいれて翌日の11時半に診療を受けることができました。

なんと!レントゲンの結果は癌の転移がみられないから、切断することは可能ですといわれたのです。
始めの獣医さんには「これでは転移はまちがいないです」と変な太鼓判をいただいていたから驚きでした。

ただロッキーに体力・精神力がなければ手術を成功させても生きられないだろうと言われて、一度帰宅して考えるように言い渡されました。

追い詰められて1時間強のドライブで帰宅しました。

むふ数分が過ぎたころ夫が大声で叫び出したのです!

「さ!財布がない!」車から下りたところを探すが・・・ない!

と・・・獣医さん宅からお電話が・・・「お財布をお預かりしています」

免許証も入っているとか・・・再び私が運転することに。

「縁」があるんだね、お願いしようと不思議な雰囲気のなかで手術を決めた我が夫婦でした。

翌日9時半に手術は粛々と始まり、わかるのか?おとなしく頑張ってくれました。

3時間に及びました・・・12時半に傷口をみたときはへたりそうでした。

この時に、あのイチゴを下さった友人ご夫婦もきてくださり、心強いというか、頑張ろうって思いました。

入院もなく昼過ぎに病院をでて帰宅しましたが、ロッキー自身が3本足を受け入れていないから、まったく歩けないし、フラッシュバックも強くて、「歩けないはずなのに、キャン!といい、突然6歩くらい走り、倒れる」という行為を30分に一度くらい繰り返し、かわいそうでさすがの強心臓の私も泣きましたわ。

夜もフラッシュバックが起きていたので、夫婦でロッキーをはさんでねむりました。

5日くらい経つとフラッシュバックも治まりました。

フラッシュバックもですが、すごかったのが、手術の翌日からトイレは外にでたのです。

必死で歩く顔は痛々しい表情でしたが、その頑張りは期待以上のものでした。

手術は大成功になったようです




手術した後、抜糸(3月10日)まではこの格好でした。
いつもこうしてそばにいましたよ。




トイレは外じゃないとでないので頑張っています。
ピョンピョン飛んで歩くから耳も飛んでいました。
ウンコも無事にでたんですよ!パパが持っています。
二人の真剣な顔




疲れて・緊張した目がロッキーらしくないかなぁ。。。




抜糸を済ませた11日の写真です。
随分穏やかな表情でしょう




私のTシャツを着て道路を走る車を眺めるのが趣味かな?約1時間くらいは飽きないようでトホホ・・・一日3回ハハハ!



写真を撮ろうとしたら、「何か用?」って顔していました。
余裕出てるでしょう

2月28日の手術でしたからもう大丈夫

これからはうんと楽しく過ごそうね

ポチタマの柴田さん家の晴太郎君ともあそぼかな





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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あの日。。 (いったん)
2009-03-17 18:28:07
手術の日の夜、お風呂の中で泣いていました。
無事終えた事の喜びと、先の不安がごちゃ混ぜになってしまって(私に何が出来る訳でもないのに

写真のロッキーの穏やかな表情と毛並みも良さを見て安心しました
よく頑張りましたね~!
このTシャツ、スゴく似合ってます~
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Unknown (窓木)
2009-03-17 18:30:56
ロッキー君を迎えてから今日まで、
早足でその半生を読ませていただきました。
毎日、たくさん散歩させてもらっていたから、
気力も体力もあったんですね。
だから、大変な手術をしても、こうして復活できたんですね。

えらいよ、ロッキー君、
ステキ、パパさんとママさん!

私も、ラサをもっともっとかわいがろう。

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お二人の愛に感動 (西恋おじん)
2009-03-17 20:44:39
ひな祭り以来、フミさんのアップがないので心配
してましたが、こういうことだったのですね。
ロッキー君も頑張りましたが、決断したご夫妻に
敬意を表します。これで良かったのですよ。
これからもロッキー君と一緒に散歩を楽しんで
下さい。よかったですね。
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こうして (moon)
2009-03-17 23:22:59
近状を爽やかにUPできた事が自分のことのように嬉しいです。
2月28日と言えばfumiさんのお誕生日。
何か縁があったのでしょうか・・

3本足のロッキーも少し不自由ながらも幸せそのものですね。
ロッキーに「頑張らないと!」と私も教えられましたよ♪
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やっと。。 (くまたん)
2009-03-18 09:11:27
こっちの日記にアップできる日が来て。。はじめて手術は大成功!って言えますよね!
ってか、ロッキーが大好きないったんが命を助けるきっかけになるなんて!
やっぱりふたりは相思相愛ですね!(笑)

ともかく!!!
よかったですっ!!!


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いったん (fumi-basan)
2009-03-18 09:32:02
ホントなにもかもが未経験だったから、うろたえましたわ。

いったん・くまたんの思いやりをいただいていなかったらと思うとゾットします。

こんな年齢になってあらためて人間関係の大切なことを身にしみて感じているボンクラです。

私もやさしくならなくちゃ!中々自分のことでいっぱいで・・・お恥ずかしい。。
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窓木さん (fumi-basan)
2009-03-18 09:40:06
私たちは、ラサちゃん・ロッキーがいたからこその人間関係ですね。

山も谷もあるんだと実感しながら、ひとつずつクリアーして生きることを学びました。

ロッキーとの共生を大切にして今の老後かな?という日々を遊びたいと思います。

ラサちゃんによろしくね♡♡♡
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西恋おじんさん (fumi-basan)
2009-03-18 09:45:43
いつまでもひなまつりで呆れられたのでは?

ここ3か月は生きた心地がしない状態でした。

でもおかげさまで笑顔が舞い戻って一段落しています。

相変わらずのいたずらも戻りときには親子喧嘩も起きる始末です。

暖かくなったら、房総半島ニュースも載せてみたいと楽しみです。
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moonさん (fumi-basan)
2009-03-18 10:07:11
命を守るという大変なことを直に経験したのは初めてだったから、自分の体力にさえ不安でしたが、いったん・くまたんのさりげない心づかいやPC仲間のみなさんからの「一言のやさしさ」は無条件にうれしかったです。

「あぁ~やれたんだぁ~!」って今頃になって熱がでたりして・・・ハハ!昼行燈状態ですわ 笑

アットもう元気です!今日はダルビッシュの応援に燃えてます 笑
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くまたん (fumi-basan)
2009-03-18 10:11:38
この頃のロッキーはやんちゃが始まって、お隣さんに「新しい子がきたの?」って言われるくらいに騒いでいます。

まさかロッキーが笑いの元だとは思えないみたいですわ 笑

まぁ夢のようです
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