プロになりたい。

　本日は、新大阪まで理学療法士の田中義行さんの「潜在力を引き出す介助」セミナーへ行ってまいりました。入ったら既に前列は一杯でビックリいたしました。たいてい前の方は開いていることが多いのですが、前に座られる方が多いということは、それだけ内容が濃く、注目度が高いんだなあと思わされました。セミナーは内容も盛りだくさんで、今まで自分になかった考えが多く、すごいなあとか、デイにくる利用者さんだったらどうだろうと考えていましたが、最後の和田行男さんとの対談（でいいんかなあ？）で、自分の仕事というものを振り返るいい機会になりました。

　プロであるための基礎の知識が全然足りていないこと。動きにしろ、利用者さんの行動にしろ、何でこうなるんだろうと思うことがあまりなかったこと。そして、申し送りにあったことをそのまま行い続けていること。うわあ、私プロの仕事してへんって思いました。

　現在の通所リハビリテーションという施設で、セラピスト（PTとかOTとかSTとか）と一緒に働いていて、必要があれば、介助方法や気をつけることの連絡の取り合いは行っていますが、利用者さんの自立に向かっての協働はあまり行われていないのが現実です。リハビリはリハビリ。介助とレクは介護職と分かれてしまってます。しかし、アプローチは違っても、いつまでも自分で行いたいという目標を達成するには動作ひとつにしろ協働が必要だと感じました。渡り合うアプローチの為には、面倒だと思わずに知識をしっかりとつけていくことだと思いました。

　利用者さんの生きる力になることがこの仕事での一番の目標ですが、プロであるための知識や技能の獲得を続けていくことが大事だと改めて思いました。とても困難だとは思いますが、自分の目標として掲げて生きたいです。