表現者

昨日は、梅田芸術劇場まで、マッスルミュージカルを観に行って来ました。初見だったのですが、ステージの皆様の熱演がとても素晴らしかったです。

　ミュージカルというと、歌と芝居だと思われますが、このマッスルミュージカルはダンスやアクロバット、肉体の動きでテーマを表現するもので、ただ、観るというよりはライブという感じで、観客も一緒になって、踊ったりと大人子供問わず一体感を味わえるものでした。実際観るまでは筋肉筋肉した感じかと思いましたが、楽しさに魅了され、全身全霊を使った演技に圧倒された2時間でした。

　いつもですが、ライブや演劇を見た後は、表現者の素晴らしさにいつも憧れの気持ちを抱きます。自分の思いを、作りたい世界を音に、言葉に、全身に表現していることが身体に伝えることができるからです。ネットが発達した現在は、その方法が容易くなっていますが、多くの人の気持ちを揺さぶるものはやはり稀有なものであります。特に人と相対するものは更に少ないと思いますね。その頂があまりにも遠いことから、私は表現者としては生きることはできないなあと、憧れだけで終わっています。とはいえ、未練のしっぽみたいなのがあって、ブログで書いていますが、ほとんどぼやき節ですし、報告みたいなもんで自分の世界を表現できているというわけではないですね。肉体で、言葉で、音で、物語で…手段や目的は異なりますが、すべての表現者に敬意を抱いてます。