思い出をあける鍵 Ⅲ

古びたオートバイと、思い出の風に乗って。

メグロジュニア号S7型の整備やで! その36 テールランプ。

2023年01月04日 | オートバイ

去年のクリスマス前の事。
「もしもし。」
「はいはい。」
「あんな、一生に一度のお願いが、あるんやけどな。」
「それ、何回目や?」
「に・・・2回目・・・ちゃうな、わからへんくらい・・・か。」


「しゃぁないな、年明け、行くわ。」


このクソ寒い中、エポに乗って彼が来てくれました。
「うそ・・・単車で来たん?」
「そやで。」
「雪、どうもないん?」
「雪なんか、無いわい!」
「琵琶湖大橋、凍ってへんたん?」
「凍ってへんわい!」


とりあえず、熱い珈琲を飲んでもろうてから。
「ほんで?何すんの?」


「これ。」
「こら、やり直さなあかんわ。」
「黄色とオレンジの線あるの?」
「あるある。」
「ボール紙、ある?」
「ある、たぶん。」





そうするんや。


あっちゅう間に2本。


「S3」のハンドルスイッチ。


「これな、構造はだいたい分かったし分解できるやろけど、状態きれいやしこのまま掃除しとくだけの方がええわ。」
「どうすんの?」
「パーツクリーナーで古い油汚れ落としてから、軽くシリコンスプレー吹くだけでええ。」
「わかった、そうするわ。」


「これな、このまま錆取りしたら簡単にソケット外れるし、腐ってへんし全然使える。」
「ほんまに?、花咲かじぃじぃとかにそのまま浸けるとか?」
「そう、そんでええ。」


配線図で、フォグランプの線をどこに繋ぐか見てもろうてから。

お昼ごはんは、天丼。
「わるいなぁ・・・ご馳走してくれんの?」
「かまへんかまへん、行こ行こ。」


パッキン製作のため、テールランプのレンズをお土産に。


「帰って、タンクのパテ盛りするわ。」
と、颯爽とエポは去って行きました。


「りちゃーどくん」が去ってから。
作ってくれた線に、ギボシを付けて。



出来た!!

いやぁ~、新年早々ありがとうね。
そやけどな、風邪ひかんようにしてや!
パッキン作るまでは。
(∩´∀`)∩







コメント
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