クマさんの元仕事仲間に、群馬の山に山荘を持っている人(S氏)がいて
退職後は、もっぱらそちらで畑をやったり、ご近所の農作業を手伝ったりと
忙しい毎日を送っておられる
山荘と言っても、敷地はかなり広い
山のこととて急こう配のところもあるが
柿、梅、栗、柚子の木もあり、孟宗竹も生えてきて、管理は結構大変らしい
自然の多い中の畑だから、イノシシも出るし、その対策もせねばならぬ
今年はトウモロコシを400本蒔いたとのこと
以前、クマさんやほかの元仕事仲間さんらと一緒にここを訪れ、梅もぎをしたことがあった
かあちゃん、この時、山荘のすぐ横にある小梅の木に、実がいっぱい落ちるままになっているのを見て、
少々いただいてきて小梅漬けを作ったところ、なかなかの出来に自画自賛
それに味をしめたものの、近所には、大きな梅はあっても、小梅のいいのはなかなか売られておらず、
クマさんに、あの小梅を分けてもらえないかとS氏に訊いてもらったところ
え? 大きな梅じゃなくて、小梅? と怪訝な顔をされた
あの小梅、誰も欲しいと言わないから、好きなだけ持って行ってくれとのことで
収穫し時になったら教えてもらうことになったが
いかんせんの災害女で、台風がうろうろしだし、いつ関東に影響を及ぼすかわからなくなった
天気予報を気にしつつ、ああだこうだの挙句、雨の間を縫って、急遽1日に決定
雨も降らず、青天でもない絶好の梅狩り日和で、
朝の5時に出発して、現地に10時着
ご夫妻に手伝ってもらって、あの梅の木の下にネットを敷き
4人で、木をゆるゆると揺らして実を落としたり、もぎったりして
うひょひょのいい梅がたくさん採れた
小梅なので、親指の先くらいの大きさ
こんなきれいな小梅が大量収穫できた
で
とS氏
で?
この後は、タラの芽と、ワラビを取りに、下の休耕地へ
ワラビはだいぶ大きくなっていたのが多いけど、雑草の中まだまだ探せばたくさん採れた
この後、雑草毎、全部草刈りをするそうで、そうすると、来年もまた生えてくるそうだ
我々がワラビを探している間に、奥様が野蕗を採って上がってこられた
で、山荘への帰り道、タケノコを見つけてさっさと掘り上げるS氏
いや、あの、わてら、小梅だけいただければ幸せでしたのにとあたふた
その後、まるで野鳥がさえずる森の中のようなベランダでランチまでご馳走になり、
タケノコ、ワラビ、タラの芽に玉ねぎ(いずれも採りたて)までいただいて帰ってきた
いやいや、お土産に、マグロのお刺身しか持って行かなかったんだけど
良かったんでしょうかぁ
帰宅したのは午後5時頃
それから、かあちゃんは
大量の小梅を仕分けしただけで、ダウン
なんたって、実と混じって、小枝や葉もたんまり
翌日は朝から小梅のヘタをつまようじで取って洗ったまではいいけれど
外はどしゃぶりの雨でやみそうにないので
除湿器をかけた洗面所で干し、夜になって塩漬けにした
これで終わらず、追熟が必要で除けておいたものはまた別途処理
一方、クマさんは群馬まで往復運転したというのに
帰宅当日:タケノコの皮を剥いて下茹で、ワラビと野蕗のあくぬき、タラの芽と独活の処理のあとダウン
翌日は、かあちゃんと一緒に、途中の道の駅で買った山椒の実の処理
小梅も山椒もたっぷりあったから、ちまちまと処理するのに時間のかかること
だいたいは終わったから、あとは楽しい時間の始まり
2日に3キロ漬けて、
昨日は中梅でカリカリ梅漬けた。
手間だけどお弁当にはちょうどいいし、
なにしろ娘が市販の梅干しは、
しょっぱいだけで酸っぱくないと
食べたがらないので仕方がない。
おまけに、生の小梅もなかなか手に入らない
こういうチャンスは見逃せないわ^^