安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

人件費削減に圧力をかけるのは「自由化」とは言いません

2021-04-28 23:07:45 | 政治
竹中平蔵の評判が悪すぎて、小さな政府を誤解している人が多すぎて困ります
税金というのは、基本的に政策調整の手段にも使える。。。というのは、三橋さんの動画などでも言われていることで
政策調整の手段と言うのは、例えば、何かをやめさせたいとき。。。国民の健康のためにタバコをやめさせたい時などに
タバコ税を増やす。。。などの手段です

竹中ははっきり言って、政府のこの「税を調整する」という手段を、「日本人の人件費を下げる」という方向に使ったんです
人材派遣業を普及させるために「人材派遣会社を使うと消費税の控除が増える」という仕組みを作ったわけです
人材派遣業を使うと節税になる。。。このように政策調整をした。。。これはれっきとした事実です
おそらく。。。”貿易立国”の日本の人件費が高いのは致命的だから下げなければいけない。。。という理由なのかもしれません
しかし、であるなら、日本の工業生産を増やさなければならなかったはず。。。なのに何で工場が他国へ逃げる?
おかしいですよね?
だいたい内需6割以上の日本で貿易の占める割合などわずかです。。。日本人の所得が増えなければ内需は増えない。。。
この間違いに気が付けば、そこで改めれば済む話ですよね?なのに、過ちを改めない。。。ここが、竹中の反省のできないところです

自分の儲けのためにパソナの社外取締役をやっているとは思いませんが、でも、日本の景気が上向かない理由をちゃんと理解はすべきですよね?
こういう、民間の人件費を政府が圧力をかけて下げさせるというのは、これは経済成長のためには矛盾しているわけです
こういう政府による過干渉・・・・こういうのを「大きな政府」と言うんです
政府は今さら何で最低賃金を上げようとするのか?おかしいですよね?これも大きな政府と言うんです
最低賃金の払えない中小企業は潰してしまえって?ふざけんなよデービッド・アトキンソン
賃金を上げたいんだったら、まずは派遣業の優遇措置を廃止すべきですよね?
なのに中小企業にだけ負担をかけるって。。。おかしくないですか?
デービッド・アトキンソンという人物は、はっきり言って善意の人物ではありません
要するに、中小企業も買収しやすくする方向に、今、日本の法律を変えさせようと画策している人物です
菅総理のブレーンのような顔をしてはいるが、口は悪いが、彼は「ハイエナ」です

小さな政府と言うのはですね、例えば企業が設備投資をしたときに、単年度の減価償却(購入した設備の金額を全額税控除すること)のように
企業が余分な税金を払わずに残せるようにする。。。そのお金で設備投資して成長しやすくする。。。。自由度を上げること
このように、企業の補助的な役割をするものなんですよ
人件費を無理に上げさせて、企業に負担をかけさせるようなことではありません

また竹中平蔵の話に戻りますが、彼にかけているのは「ジャパン・ファースト」です
日本にとって何が良いことなのか?という視点が欠けています
グローバリストがすべてだめだとは言いませんが、仏教にも利自即利他という言葉があるように
自分の国が繁栄しなければ、他国を救うことはできません
竹中氏には反省しろと言いたいです。。。それとも、間違えたという自覚がないのでしょうか

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