安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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「政府の予算には税は必要ない」としたときに起こりえる弊害

2021-04-13 23:39:49 | 政治
表題のテーマは分かりにくいかもしれませんが、とても大切なテーマです
三橋貴明センセが強調しているように、「政府予算には税金は必要ない」と広めてしまった場合に起きる不都合なことについて再度強調しておきます

MMTの理論からすると、「通貨を発行する政府は自国通貨で破綻することはない」ということになります
理論的にはそのとおりなんですが、「だから政府がお金を使う場合には税金を必要としない」ということになると、困ったことがあります

考えてみればわかりますが、「他人様の払った税金から生活保護をもらうのは申し訳ない」という気持ちが無くなってしまうのです
「私が生活保護をもらうのに、あんたの払った税金は関係ないだろ」ということになるのですよ
三橋センセはその問題に対して、どう相手を説得するんでしょうか?
「おれが生活保護をもらおうがどうしようが、あんたに関係ないだろ」と言われて、どう返答するのでしょうか?
「いや、それでも政府支出にはインフレ率という限界がありますから、いつまでもお金を発行するわけにはいかないんですよ」
とでも説明するのでしょうか?
そんなん、私だったら「だったらほかの人に言えや」の一言で終わりです(笑)「私に言うな」で終わりです


インフレ率がどうしたこうしたと説明したところで、政府支出に税金が必要ないんだったら、「納税の義務」そのものの意味がなくなってしまうのですよ
できれば次回、詳しく書こうと思っていますが
オバマノミクスでオバマ元大統領がやったことが参考になりますね
オバマはオバマケアを前面に出すあまり、生活保護やフードスタンプ(貧困世帯に支給される食事券)をどんどん宣伝したのです
馬鹿だと思いますけどね。。。こんな宣伝していたんです
「オバマケアで社会保障を受け取るのは恥ずかしいことじゃないんですよ、あなたも是非申請してください」って
生活保護は権利だって。。。まるで日本の公〇党のようなことをやって、自分の手柄だと宣伝してたんですよ(笑)
だから次も民主党(公〇党)に一票入れてくださいって。。。買収そのものですよね
こういうことをやったらどういうことになるか?ですが
働いたら手厚い社会保障を受けられなくなる。。。。つまり、働くと損をするんですよ
だから、オバマは政府予算を拡大しましたが、失業率は高いままで経済成長率も低かったのです

三橋センセは社会保障でもなんでもいいから、とにかく財政拡大してお金を使え、ということを言っていますが
オバマケアと同じことをするんですか?
ケインズ経済学には、人間を怠惰にさせる弊害が伴うんですよ
しかも、税金は政府予算とは別問題、となれば、当然、制度的に社会保障費をせしめようとする人が横行することになります
政府与党でさえこのありさまですからね(笑)

三橋先生は財政拡大の弊害を知って、限度があることをわきまえる必要があると思うし
人の精神を腐らせるお金の使い方があるということを、もっと知る必要があると思います
これは、三橋先生が経世済民のスローガンを掲げているからこそ、苦言を申し上げるのです

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