アルミホイールのバレル研磨日記

アルミホイールの研磨状況などの紹介

SSR(スピードスター) MKⅠの鏡面研磨

2017-11-23 09:04:25 | ホイール研磨
 きょうは勤労感謝の日・・・。
働けることを感謝しながら仕事しています。

 一気に冬型が進行し寒くなってきましたよね。うちの作業場も作業者個々の電気ストーブが明るく点灯していますよ。特に手が冷たいんです。それは使っている工具のほとんどが圧縮空気で回転しますので流れた空気が工具を冷やし持っている手を冷やします。
特に朝一の作業はこたえます・・・。

 本日はMK1の研磨作業を紹介します。

 このホイールも昭和のホイール遺産で今も生産されているのですが欲しいサイズがなかったりした場合は古いのをリペアしたりします。また長く使っていたりしてリフレッシュしたりと弊社にも時々入荷します。

 作業工程

自動バフ研磨機で荒バフ→仕上げバフ→バレル研磨→乾燥

なぜ乾燥か??

このホイールは何枚もの板を重ねて作られています。その隙間に水分が残り立てた時に染み出てシミを発生!!
塗装するときは必ず空焼きをしてから塗装します。



依頼のありましたMK1



傷やシミ、腐食跡がいっぱいあります。
※腐食跡は直りません。



荒バフ研磨中で作業者はジョエル君



バフ研磨中
たくさんのバフ板を取り付け平面部とリム部を研磨します。



荒バフ研磨終了



こんな感じ



平面部のバフムラを消すためのバフ板・・・2種類を10枚重ねます。
2種類とは少し削る役目と艶出し用の2種類



こんな感じで無理に押し込み研磨します。


つづく・・・。