余暇Hike気分

「起きチョッた~?」退職後の生活を楽しんでる私は娘からの電話に応えます。「起きチョるよ~!」

吟行①古墳に春の風渡る

2015-04-28 | 俳句・詩
  ひと月半前になりますが、3月14日(土) 初めての「吟行」を体験しました
場所は 山口市の 「朝田墳墓群」と 「雪舟の雲谷庵」と 「サビエル教会」。 
2月で終了した俳句教室ですが、3月の同じ第二土曜日に 「希望があれば 『吟行』 をしましょうか?」 と先生から提案があったのです。 
朝9時に俳句教室のある「フォーユー」の駐車場に集合し、車4台に分乗し、私の車にも4人乗り込んで出発、先生の車を先頭について走りました。

◆ まず 古代人の眠る丘 ― 朝田墳墓群(あさだふんぼぐん)

  「維新百年記念公園」の駐車場に車を置き、そこから西方面になるかな? 弓道場の裏手を回って少し登ったところにありました。  こんなところにこんな、弥生時代後半から古墳時代にかけての古墳があるなんて、今まで全然知らなかった。  交友範囲が変わると行動範囲も広がるものですねぇ(^^。

坂道を上り石段を上って行った 小高い丘の上

↓ 上りきると「朝田墳墓群」の案内図、  こちらは下から見える裏側 ↑


なんと絶好の 吟行日和? ではないですか!!

↑ 東側  この朝田墳墓群の真下を 国道9号線(山口バイパス)が
通ってるという、こんなトンネルの上にあるのです。 ↓ 西側

それもそのはず、
国道9号山口バイパス建設工事にともなって見つかった遺跡だとか


三々五々・・・  詠んでる???


何か所かある説明図 
(興味のある方はクリックですが、なんといいますか 眠っているんですね)



慣れ親しんできた集落が見下ろせるこんな小高い丘を
静かに眠る場所にしたのですね
古墳の丘から 山口の街が光って見えていました




◆ 次に回ったのは 雪舟が使っていたアトリエ「雲谷庵(うんこくあん)」

  雲谷庵跡の説明によると、すでに第一流の画家として名声も高かった画聖・雪舟(40歳ごろ)は、さらに勉強のために、当時、中国、朝鮮から新しい文化が入ってきていた山口に住むようになり、雪舟67歳のときの力作、国宝『四季山水図』(防府の毛利博物館所蔵)もここで描かれたものだそうです。
  「ご自由にお入りください」 の雲谷庵を20分ばかりうろうろと・・・・。

明治17年(1884)に郷土史家たちが大内時代の古材を集めて再建された庵らしい


玄関すぐ横の部屋(4畳半) 天井に竹がはってある!


花頭窓(かとうまど)?     と      囲炉裏     .


8~10畳の板の間 客人と囲炉裏を囲んだ・・・・?


ここは「腰掛待合い」? だったのでしょうか
古いお寺のような板扉や欄間?の彫り・彫刻・・・


お寺と庵とではぜんぜん規模は違いますが、周防大島の古いお寺jounenjiの
↓庇受け?の素晴らしい彫刻 が浮かんできました

時代に疎い私のこと、全く当てにはならない(><;ながらも
ずっと繋がってるんだ・・・ と
時代の流れを風に感じながら 庭をそぞろ歩きました・・・

古い装飾を みなさん覗き込んで見ています

見えている障子の部屋は、囲炉裏のある板の間です

この台上より五重塔が見えます」 と立札があり
瑠璃光寺の五重塔が見えます!

雪舟さんも見ていたにちがいない五重塔、分かりますか? 右手です。 


五重塔をのぞいてみたり、せっせと写真を撮ってるのは私だけ・・・
白梅かおる庭で みなさんさらさらと 詠めてる・・・? ご様子



雲谷庵の写真は、
ももじろーさんと言われる方がとても分かりやすく撮っておられます。
ももじろーさんのサイト 「山口市 雪舟の足跡」 


 『吟行②最後に句会を』 に続きます。




8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
吟行 (kotaro)
2015-04-29 19:26:11
こんばんは^^。
「朝田墳墓群」と 「雪舟の雲谷庵」と 「サビエル教会」で吟行ですか。
ザビエル教会以外は行ってませんが「朝田墳墓群」は知りませんでした。
なるほどそれぞれの場所で俳句を作って最後にそれを句会で発表するという流れですね。

1.登り来し古墳に春の風渡る  ふじ
2.音もなく機影流るる春の空  ふじ
3.空弥生生徒らの声登りくる  ふじ

なるほど、先生の添削がああで・・ほんで・・こうなったという句会の様子が私のような素人にもよく分かって面白いですよ^^。
で、雪舟庵で詠んだ句はどんなんでしょうか^?^

jounenjiの素晴らしい彫刻?どこにありましたっしょうねけ?今度見てみましょう^
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kotaroさん こんにちは (ふじ)
2015-04-29 21:18:59
はい、ということで初めての吟行はこんな調子でした。
「朝田墳墓群」は聞いたことないですよね? 聞いたのも行ったのも初めてでした。
今回は3か所行きましたが、たまたまだと思います。 一か所で一句というわけではないようでした。
雲谷庵では五重塔を見て感慨にふけったり(?)、写真ばかり撮っていて一句も出来ていません 
小太郎さんがどこに行っても鳥を探すのと同じで^^?、すぐコンデジを取り出してしまって、なかなか句にはなりません。

とにかく3句並べなければ^^ということで、捻り出した3句です。  な~んだこんなモンか、と思ったでしょうけど、・・・コンナモンです(^^はい。
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古墳 (照れまん)
2015-04-30 21:04:21
fujimさん こんにちはー
すごい勉強しましたねえ。いい句が出来たじゃないですか。これなら、丸でしょう。
私も知らない季語「春郊」があったりして、とても勉強になりました。
そこで、吟行に一度も行ったことがない私としましては、fujimさんの記事で吟行させてもらおうと思い、3句作ってみました。

   彼岸桜街を見下ろす古墳群
   雪舟の庵に囲炉裏春の声
   卒業の吟行句会十八名     照れまん

人の褌で相撲を取ったというか、隣の桜で花見をさせてもらったというか、ありがとうございます。
3句作るのも、なかなか難しいものですね。
また、ヨロシク・・・・。

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竹天井 (pu)
2015-04-30 23:22:33
雪舟の雲谷庵は豪華だねぇ。欄間彫刻の見事なこと。
対照的に思い浮かべるのが北斎だけど、
雪舟はお客様も多く、中庸の人だったのかなと感じた。

季語の中で、「青き踏む」「この芽雨」これ好き。

「地虫出ず」こんなのもあるんだ。凄く分かり易い。
春の初めの虫かねぇ。
こっちでは、初夏のころにジージージーと夜中に鳴き続ける虫がいるのよ。水戸では聞いたことないから、静岡特有かも 義母は地虫、ミミズの仲間だと言ってた。この鳴き声を聞くと梅雨入りするなって感じる。 

地虫出ず なんとなく通じる感じがする。
でも季節的に合わないから違う虫なんだろうねぇ。

テーブルフラワーのカーネーション素敵!
蔵はね、写真を媒介して軽いやりとりだから楽しいよ。
時間を喰わないから、今のように忙しくなると丁度良い。ブログを書くのは結構時間もエネルギーも要るけど蔵はその必要がないからラクなの。

 三味線、フラと、ボラには芸達者の参加者が大勢いたから、今まで人頼みで何とか帳尻を合わせられた。、私は企画だけしてれば良かったし、司会進行で済んだけど、ここに来て、高齢で辞める人続出で、自分が弾く、踊る、側に回らないといけなくなってね。そうなるときちんと練習しないと人の前で披露できない。
三味線教室は、落伍者が全員脱落して、中間のちんたら組みと精鋭だけが残った。みんなで弾けば恐くないなんて、昔の夢 弾けないと先生に掴まって1:1で弾かされる。、、、、パニック地獄 頭が真っ白

今はボラの衣装を縫ってるよ。ミシン壊れて捨てたけど、買い直した。最近のミシン、足踏みなんてないし、ハイテクで使えない。何十年ぶりにドレス手縫いしてる。

とまぁ、言い訳ばかりだけど、ブログ放棄やね。/face_naki/}
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照れまんさん こんにちは (ふじ)
2015-05-01 16:21:38
3句!! 作ってくださってありがとうございます(^^☆
こんな褌で、、チガッタ><!こんな写真で、見てきたように?? 分かったでしょうか。 
・・・分かるはずがない!想像力を総動員したんじゃ・・・はいそうですね(^^。
写真だけで想像して詠むのは難しいですよね。 プレバトを見たときには写真だけじゃ作れン・・・ と思ってました。  が、今回の吟行で、実際に行って見ても作れないってことが分かりました   現場を見れば見て、雪舟や五重塔へなどの 想い にかき回されるんですよねーー
「お、囲炉裏がある!」と思ってるんだから、「雪舟の庵に囲炉裏」でよかったのに・・・、「写生句」という言葉さえも忘れていました。

古墳からは街を見下ろせて、詠もうとはしてみたのですが、ダメでした。
照れまんさんの句で、頭の中を空っぽにしてサッと初心に返る練習をしなくては・・・

「春郊」は造語かと思ったら辞書にも載っていて、はじめて聞いた言葉でちょっとびっくりです。
でも、言葉が固くて俳句に使うにはちょっと気に入らない、「春の野」でいいのではないか、ということでした。
・・・(^^という風に言われたと私は取りました。 こういう句会なんかを記事にするのは、他の人の言動も書くことになるので、難しいですね。
私が間違って受け取ってるかもしれないし・・・ それを書かないと記事にする意味がないような気がしますし・・・・ネ。

fufufu「これなら、丸でしょう」ってホントですかぁ、 とすぐに本気にしますからね(ーー 褒めて育てる、い~い先生 ありがとうございます(^^V
眼鏡の調子はいかがですか。 目を貰ったようでしょ^^?
でも治ったわけではありませんので、無理はできませんね。  吟行に付き合ってくださってありがとうございました。
今日はyoshiと出かけていましたが、とてもいいお天気。 でも家でじっとしてると寒く感じます、体調に気を付けましょう。
   青い空向かいの垣の花水木   ふじ
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水上飛行機 (照れまん)
2015-05-01 21:18:02
fujimさん こんにちはー
又お邪魔します。
ニュースで 飛行艇がつんのめって頭から海の中でひっくり返っていましたね。着水時はとても難しいのです。水は凄い抵抗があって、貼りつきますからね。そのうち原因が発表されるでしょうけど・・・。
ところで、岩国の航空祭に 今年は 三宅由佳莉さん と言う今大人気の海自の歌姫が来られるようです。
シンフォニア岩国のコンサートはすでに満員らしいのですが、航空祭当日は 格納庫でのコンサートに御出演されるらしいです。これは楽しみですね。
それから、護衛艦「伊勢」もやってくるらしいです。護衛艦と言うより、軽空母 というかんじですよね。
そういうことで、ちょしさんに報告の独り言でした。
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Pu'uwaiさん こんにちは (ふじ)
2015-05-01 21:36:57
Puさん忙しそうですね。 ボランティアも手が足りなくなれば大変じゃわね。 自分で笛を吹きながら、踊らないといけないようでは負担が大きいよね。 本当は年取ってからのボランティアは、自分の楽しみがそのままボランティアになるというのが理想よね。
こう言うといやいや、三味線もフラダンスも自分の楽しみだからやってるのよ、と思うでしょうけど、それはそうでしょうけど、負けず嫌いの頑張り屋Puさんのことだからねぇ・・・ そこが気になる。  続けようと思えば、無理は禁物よね。

Puさんの桜の記事がなかなかアップされないので、さてはタカトオヒガンザクラが雨でだめだったか? と思ってたけど、やはりそうだったんですね。  そしたら、身延枝垂れだけでいいんじゃないの? いい写真が撮れてるんでしょう 
ま、フォト蔵では楽しんでるようだからいいかぁ・・・? でも、「ブログ放棄」だと皆さん、さびしいよきっと。

季語「青き踏む」「木の芽雨」いいよねぇ。  「草青む」もあったし「若葉風」「若葉寒」もある。 季語はホントに味がある 
鳴くやうな気がする、、ということで、春には「亀鳴く」 秋には「蚯蚓(みみず)鳴く」が季語になってるし、「地虫鳴く」も「守宮(やもり)鳴く」のも見落とされていない。 「地虫穴を出ず」には蛇や蛙も含まれていて、「蛇」は夏の季語で「蛇穴を出ず」は春の季語になってる。

雲谷庵はこじんまりしてる・・・と思ったけど、豪華なのかもしれないね。 
ほかの庵というものをじっくり見たことがないけど、こんな彫刻は珍しいのだろうか?
部屋は竹天井の部屋と囲炉裏のある板の間の二部屋だけ。 そこに飾り棚? 床? があるのがまた何とも言えないよね。
あの部屋で実際に雪舟が国宝にもなる絵を描いてるんですよ、すばらしい。
こういう庵があることは聞いていたけど、今回見学するチャンスに恵まれよかった。
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照れまんさん ようおいでました (ふじ)
2015-05-02 08:25:16
照れまんさん 耳が早い!というか・・いや私がぼんやり過ぎですか? 救難飛行艇US2の事故があったなんて全然耳に?目にも?入ってませんでした。
事故は4月28日に発生していたんですね。  1日正午ごろに完全に水没・・・。
訓練中に離水に失敗したぐらいで、「4基あるエンジンのうち1基が脱落し、主翼下に付いている浮き具が折れた。」 ということになるんですね。 
バランスを崩すとナンでも危ない・・・ということでしょうか。

三宅由佳莉さん の歌は何かの番組で聞いたことがあります 
岩国の航空祭はすごい人出ですからねぇ・・・ ちょしなら岩国に前日泊で行くところです。
護衛艦いせ、ちょしは見てるはず、と調べたら、2012年08月に下関あるかぽーとの一般公開を見に行ってるようです。
時々yoshiとどこかに行ってみようかと話してるんですけどネ・・・  岩国の航空祭はムリじゃわね、人が多すぎ 
ご報告ありがとうございます! ニカニカ笑って読んでると思います 
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