余暇Hike気分

「起きチョッた~?」退職後の生活を楽しんでる私は娘からの電話に応えます。「起きチョるよ~!」

白木槿ばかりの残る

2016-09-06 | 俳句・詩
8月30日ふっと思い立って久しぶりにときわ公園に降りてみました



白木槿ばかりが高く湖の風  ふじ

  この句は一昨年度(2014年度)のNHK全国俳句大会で「入選」にとってもらえた句ですが、今は 「白木槿ばかりわずかに湖の土手」 な感じで 、すっかり花は終わっていました。


背景はいつもきらきら光る湖面

ですが、これは少しちがった雰囲気に見えます・・・


木槿の足元に ぽつんと取り残されている たんぽぽもどき


風はすっかり秋の色


暑い暑いと言ってる間に、秋は静かに身支度をしていました・・・(^^


ねえねえ どこに  行くの~~?



・・・ 07/26(火) 病院診察の日 ・・・

  30代で水腎症治療のための手術をして以来、山大附属病院とは縁が切れない。  60歳前には甲状腺腫瘤摘出手術もして、定期的に診察投薬を受けに行っている。
08:38 「本日の予約患者さんは 1051人」  をちらりと見て中に入る・・・・・。
病院に行くときには、待たされてもいいように読むもの (歳時記とか^^) を持って行ってるのですが、ここは予約制なので予定以上にそんなに待たされることもないし、忙しい先生方の懸命な姿を病棟で見てきているので、待ち時間を気にしたことはありません。


ついつい撮りたくなる T字路突き当りの壁のミラー  や 天井のミラー。
ここはどこ~~   撮るなら人のいない今のうち!

昔は、長く待たせる! と言ってどなる人もいましたが最近は見かけなくなりました 。  この病院の理念、 診療をしながら、将来を担う医療人を育成する という病院理念が浸透してきたということでしょうか^^ そんな病院で診療してもらってると思うと、感謝こそすれ腹なんてたたない。
廊下の壁にいつの間に  こんな飾りが



  外来診療棟の入口を出ると、東側にちょっとした庭があり、創設にも盡力され、山大附属病院の病院長でもあった 水田信夫先生の胸像 が置かれて



いる。  以前にも書いたことがありますが、水田先生は、病院長、教授であると同時に、 俳人・水田のぶほ でもありました。
 

去年の春だったかにこの庭が一新され、 並べられた のぶほ先生と千代子夫人の句碑 が新鮮に目に止まります。



月の萩滝の如くにかゝりたり    の ぶ ほ
別れ来し京の萩より濃き野萩  (千代子夫人)

この水田先生と、実はちょっとした接点があったらしいことを思い出しました。
高校生のころ、月1回近所で開かれる句会に行く母の用心棒(^^?代わりに、ついて行ってたことがあるのですが、その時の手帳やノートに、何度か水田先生にとってもらった・・・? のかどうか(^^? はともかく、添削をしてもらってるらしい痕跡が残っているのです。
きっと大人の中に私一人が高校生だったので、手をかけてくださったのではないかと思います。 うれしいことです。

(掲載された時の地方紙の複写)

ついて行くならついでにといった調子で投句をし、それとなく聞いている大人の会話で、「大きな病院の院長先生」もときどき来られてるんだなと思ったぐらいの記憶しかありません。
思い出したついでに、添削してもらってる中からナン句かを・・・・。

  降り立てばプラットホームに朝時雨
   (添削)  降り立ちしプラットホームの時雨おり
   電車で通学していましたねぇ
  雲間より夕陽のもれて枯薄
   (添削)  雲間より茜さしけり枯芒
  もれたのでは枯芒まで届かないか・・・
  空晴れて成人の日ぞ飛行雲   
   (添削)  空晴るゝ成人の日の飛行雲
   晴天に飛行機雲! 成人の日にピッタリだと思ったのに違いない(^^;;
   「飛行雲」はちょっと気になる、、本当は「飛行機雲」

50数年前の句 でした(~~。
この句会に行きはじめてナン年もしないうちに就職し、2、3ヶ月経ったところでふっつりと終わっています。  その後は俳句とはおよそ縁のない 仕事に 没頭^! して40ナン年・・・・ ってことですねぇ ^^ 再び俳句に気が向き始めたのは、退職後しばらくしてから・・・でした。




6 コメント

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ときわ湖の槿 (kotaro)
2016-09-11 10:42:53
こんにちは^^。
ときわ湖の槿はもう終わりなんですね。でも我が家の槿はまだまだ元気に沢山の花をつけています^!^

白木槿ばかりが高く湖の風  ふじ
そうですね、ときわ湖畔の沢山の槿が目に浮かびます。そういえば湖畔北側には白い槿が殆どのようでした。
そうですか、fujimさんは高校生の頃から俳句に親しまれていたんですね~^!^
あの仙人も私も高校生の頃には俳句のハの字も知らずにテケテケばかりでしたが・・そういえば暫く顔を見てない仙人は元気なのかなぁ^?^
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底紅や遠くの友の旅心 (ふじ)
2016-09-11 16:11:27
ときわ湖の土手の、足元の辺りに咲いてるはずの底紅や赤い木槿を全然見かけなかったので、
もう終わったのだろうと思ったのですが、
ぐるっと回って場所を変えてみればひょっとしたらまだ咲いていた? かもしれませんね。
そうですね、思い起こせば高校生のころから親しんでいた  はずの俳句ですが、
残ってる句を見れば、いかに素直に述べただけなのかが分かりましょ? ってそれはいまだに同じか 

うっふ、広島優勝が決まってやっと人心地着きましたか (^^*オメデトさん!
仙人さんも 「おお、勝った優勝じゃあ!」 とテレビを見ている・・・(^^はずですよネ 
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滝の如く (cosmos)
2016-09-17 16:50:38
こんにちは。
公園は、いつ行っても、何度行っても飽きることがないですね。
同じ池があって 同じ樹があって 同じ道があって・・・
でもその時の季節や天気や風や花によって、そしてその時の気分によっても同じ場所なのに感じ方が違ってきます。
自然の中を歩くと、素直になれるから大好きです。

いつも歩いてる民族公園で、萩の花が咲き始めました。
「道の両側から水が流れ落ちるみたい」と思って見ていましたが、まさに「滝の如く」なんですよね。そういう言葉が浮かんでこない、やっぱり「才能なし」なんだな~と思いました。

照れまんさんのヘッダーが赤とんぼに変わりましたね~。
それを見るだけで「お元気にされてるんだな~」とうれしくなります。
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cosmosさん 萩の門、庭、道、風、露、影、鹿・・・ (ふじ)
2016-09-17 22:35:01
同じ池があって、樹があって、道があって・・・ いまさらですが、自然はいいですね。
絶えず生きて動いている自然の直中に身を置いている・・・と思うと感無量・・・ナントモ言えない(^^;;
cosmosさんはその自然をよく素直に甘受されてるなぁと、いつも感心しています。

自然を素直に見回せる人は、きっと俳句も詠むことができるんでしょう・・・。
萩は今が見ごろですね。 車の窓からちらっと見るだけでなく、風と一緒に触れてみるぐらいでないと・・・ね。

照れまんさんのヘッダー、変わりましたねぇ(~~。 オッと思いましたよ。
心に太陽を持て、唇に歌を持て、・・・笑顔を失わずいつも前向きに・・・
いつもいつもそんなことが出来てるはずがない。 そんなことで人生が決まるわけでもない。
ブログを書いてみる、絵を描いてみる、コメントだけでも入れてみる、鏡の前に立った時だけでも指で口角を上げてみる、偶にヘッダーを変えてみる・・・ それで十分ではないですか、ねぇ (^^*。
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いつもの公園 (saganhama)
2016-09-19 09:28:59
いつも変りなく、自然の移ろいを伝えてくれる公園がそこに有るって良いと思いますよ。あちらこちら歩いてるとせっかくの公園が、忘れられてる存在になってるような処も多く見掛られるのが残念です。

定期的に通院すると言うのは大変ですね。幸い私の方はそのような事になってないので、今の健康状態を維持するように頑張りたいと思ってます。
ふじさんも無理をせずお体を大切にされてください。
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saganhamaさん 終の棲家にはもってこいの場所 (ふじ)
2016-09-19 21:19:43
公園が近くというのはとてもいいです。
特にときわ公園はときわ湖という池・水があることで心休まります。
あとは出かけるかどうか、そこがモンダイです(><;

定期的に通院は全く苦になりません。 
痛いとか苦しいとかがあるのなら大変かもしれませんが、それがなくて薬さえ飲んでれば生きていけるのですから楽なモンです
股関節症のせいもあって、つい家に籠りきりになるので、出かける用事が決まってる方がいいのです(^^。
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