余暇Hike気分

「起きチョッた~?」退職後の生活を楽しんでる私は娘からの電話に応えます。「起きチョるよ~!」

UBEビエンナーレ(彫刻展)

2011-11-01 | ときわ公園
 

こんな秋晴れの23日、ときわ公園で野外彫刻展をやっていて
会期中の土日にはライトアップもしていると言うので
ビデオ仲間3人の方と黄昏れんとする公園に行ってみました。
ビデオ仲間と言っても、写真を撮る仲間でもあります

(1) 今や公園のシンボルとなっている彫刻「蟻の城」が会場の目印

(2011/10/17 14:22 F/7.1 1/400秒 ISO-200 補正+0.3 M)

第24回UBEビエンナーレ現代日本彫刻展
とき 2011年9月24日(土)~11月13日(日)
ところ ときわミュージアム彫刻野外展示場
&第2企画展示室

  野外展示会場には、応募総数363点の中から選ばれた20作品が展示されています。
  何枚か撮った写真でご紹介しますが、 UBEビエンナーレとは? とか、 入賞入選作品についての詳しいことは  第24回展出品作品  にそれぞれ説明がありますので、興味のある方はそちらでご覧になってくださいね。


(2) ふわふわ5!」 ☆山口銀行賞☆

(2011/10/23 16:18 F/9.0 1/320秒 ISO-200 補正+0.3 P)
・作者(和田的)コメント: 生きている全ての魂の輝きを形にしました。 (中略) ときわ公園とはどんなところであろうかと思い、調べてみることにしました。
湖のある自然の多い公園であること、遊園地が併設していることから、親子連れが多いということが見えてきました。 以上のことから命の輝きそのものであるこども達が、わくわくするような作品にしたいと考え、単体ではなく集合体で、淡色ではなく多色で表現することにしました。 この作品を通じて親子が、または子供同士のコミュニケーションが活き活きしたものになればと思います。
(3) 「ふわふわ5!」で遊ぶ

(2011/10/23 17:48 F/9.0 1/5秒 ISO-200 補正+0.7 M(露出が不足だった)

ふわふわの材質はFRP(強化プラスチック) カチカチてかてかです



(4) 彫刻 此方 から望むときわ湖

(彫刻に開けられた横並びの小さな穴です)
・作者(森川穣)コメント:初めてときわ公園を訪れた際、最も印象的だったのは、ときわ湖に反射する眩い光だった。 (中略) 私たちが見ているものはすべて、光を反射した現象に過ぎない。にも関わらず、光の存在自体を意識することはほとんどない。 (中略) 蛍光灯のような一定の光ではなく、天気や時間によって大きく変化してゆく、今、此処に降り注ぐ光。 それは、私たちが此処に在るということを確かにしてくれる。 これはそんな光のための彫刻である。

全体はこんな感じ  


(5) Poom-SPACE ☆島根県立石見美術館賞☆

・作者(リー ユンスク)コメント: "Poom" とは、寛容をもって他者を認め、受け入れるという意味を表す韓国語です。 日本語では "ふところ" 、中国語では "懐" ということばがありますが、少し微妙な差があるようです。 まして英語では、同じ意味の言葉は見つかりませんでした。 (中略)  "Poom" は、調和や理解を超えた、発展のための空間でもあるのです。 そしてそれは私に、絶えず変化する宇宙空間の壮大さや壮麗さを想起させます。

彫刻の鑑賞の仕方などは今ひとつ分からないのですが、
好きなものを一つだけ選べと言われたら
私はこの「Poom-SPACE」を選ぶかも知れません。
ぴかぴかの多角形ステンレスに周りのものが写って見える。
多角形なので思わぬところが思わぬ風に写る・・・・。
(ライトアップされた方はPCで緑に染めて遊んでいます。)

横から? 側面からも見てみると           .
 


(8) 彫刻ただいま、地球          (9) おかえり!   . 
 
(この2枚は10月4日に撮ってるので 月齢は8日です。)
・作者(岡野幸絵)コメント:お月さんのうさぎさんも帰りたくなるような美しい地球。 それを包み込む宇宙はリボン。 こんな作品もあっていいかなと思って作りました。
蟻の城
作者:向井 良吉  1962年製作
サイズ:500cm×600cm×350cm
備考:宇部をテーマとした彫刻
 ・第1回全国彫刻コンクール応募展


(10) 森に棲む2010-5」 ☆宇部マテリアルズ賞☆

・作者(北沢努)コメント: 自分なりのダフネ(体が樹木に変貌した人間)を造形し、人間が自然と共生するイメージを表現しました。 (中略) 人間が立つ石の台座は広大な起伏のある大地をイメージしながら造形しました。 野外での展示を考慮し、遠方から眺めて人間の形が象徴的に見える「人」という形の枝に人間の頭部を構成してブロンズにしました。


(11) UNITY OF OPPOSITES」 ☆大賞(宇部市賞)☆

(2011/10/23 18:13 F/6.3 0.62秒 ISO-200 補正+0.7 M)
・作者(ジョージ ダン イストラーテ)コメント: コンスタンティン プランクーシは、「芸術は複雑な概念を単純な答えによって解き明かしたもの」と信じていました。 私は、東方的な調和の感覚に関する私の知識と認識と、対話可能な形体を作り出すために、これらの言葉について深く思いを巡らします。
(手前が「宇部市賞」のカラーラ大理石の「UNITY OF OPPOSITES」、その左後に
ステンレスと鉄で出来た球児キャッチャーとバッター「みんなの楽しみ」、
中央赤く見えるのは1962年作品の「蟻の城」で、
右端の薄オレンジ色が材質テラコッタの「土の城」です。)

  大賞を撮ったこの作品、直訳すると「正反対の統一?」でしょうか??  なるほど、捻られた様なこの形は、撮る時間、撮る向き、撮る人によって別物のようにいろんな表情を見せます。 が、私は夜のこの角度に惹き付けられる。
  夜に撮ったこの写真は、ノアの方舟ではないがライトの川を流れ着き、「ほら、あれが大地だ!」と未知の世界を目指してるような、そんな雰囲気を感じてどきどきする。 fumfum^^、そういう意味では、(5)の「Poom-SPACE」よりもこちらの方に惹かれているのかもしれない。

アップしてみると大理石の感じが分かります
 


(12) 野外彫刻展会場をそぞろ歩く

(2011/10/23 16:59 F/9.0 1/60秒 ISO-200 補正+0.7 M)


(13) 彫刻たちを残して秋の日が落ちてゆきます

(2011/10/23 17:25 F/9.0 1/100秒 ISO-200 補正 0 M)



UBEビエンナーレの最終日、11月13日まで
ときわ湖に面した広々とした空間と野外彫刻との融合に
ぜひ一度身近に触れてみてください。

・・・・・ということで終ろうと思ったのですが・・・・・
もう少し写真でご紹介しましょう

深夜バス」 ☆宇部興産株式会社賞
今日は小学校の遠足らしい^^。


「ただいま、地球」から奥へ向かって「Total Theatre」「THE MAN」

KEHAI"fu-11" と 赤い巨人のようなのが 温羅(うら)


Gravitation」         「みんなの楽しみ
 

干 渉 木から木にぐるりとワイヤーが張り巡らされているのです

境界なのか、つながりなのか・・・ なにかしら感ずるものはある。

闇夜の光」          「evolution
 
「闇夜の光」の奥に見える背の高いものが、
THE MAN」☆毎日新聞社賞☆

左奥の薄オレンジ色の壁が 土の城」 ☆山口県知事賞☆

「土の城」は断然、夜の方がいい、 昼間見るとなにか味気なく感じる。
私のビエンナーレこの1枚!!は これを撮ったものなんですけどねぇ(^^)。
手前の中央があきつしま(白御影石)、
右端はTHE NATURE IN MY MIND」 ☆下関市立美術館賞☆ (ステンレス)


(~~以上、以下、夕景夜景以外はほとんどコンデジでのお届けでした~~)


◆ ◆ ◆

野外彫刻を見て戻る途中 見事な花が並んでいて目を惹きました

山口県菊花コンクール・宇部市菊花コンクール
開催日時:2011年10月30日~11月13日

中央駐車場(レストハウスぼんぼん)から下りたところが会場


山口県菊花コンクール・懸崖の部

    
・盆栽の部


 

宇部市菊花コンクール










桜紅葉となった公園でのひとときでした~~。





61 コメント

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Poom-SPACEが面白そう! (kotaro)
2011-11-01 22:36:57
こんばんは^^。

この彫刻展示場所は遊園地側の北の方でしょうか?
随分広そうですね~
UBEビエンナーレ の作品どれも素晴らしいと思います。
でも彫刻というと、木彫りかブロンズ像を想像してしまいますけど・・
こういった作品はみな彫刻というジャンルになるんでしょうか?

写真で見る限りPoom-SPACEが面白そう!
昼間と夜では作品のイメージが全く違って見えるんでしょうね。

(3) 「ふわふわ5!」はまさかビニールじゃないですよね^^。
おもわず座ってみたくなりそうだなー。

(11) 「UNITY OF OPPOSITES」・・大賞ですか!500万円^^。
うーん。。こりゃやっぱりそばで見てみんことには・・分かんな~い!!

11月13日までなんですか?
・・そのあともずっと展示されてるなら是非行ってみたいと思います^^。
テーマ変えました?
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出た出た (大鳥居)
2011-11-02 07:41:21
こんにちは! やっぱり出ましたね♪
fu姉様のUBEビエンナーレレポート、期待しておりました。
照れまんさん、こちらでよーくご覧下さいね。流石!美しいお写真ですね。
私はライトアップされてからすぐに参りました。その時にはなかった作品が今回のブログには写っているような気が・・・ 
夜間は本当に真っ暗だったので、会場をよく知ってる人じゃないと、ちょっと足元が怖いかも、と思うくらいでした。次は昼間の明るい時に行きたいと思っています。
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大理石 (照れまん)
2011-11-02 08:53:29
こんにちはー
出ましたねえ。宇部ビエンナーレ!!
何度もニュースで見ていました。
現代彫刻を見ると これってどうやって運ぶんだろう、と思うくらいでかいというか、大きなものがありますよね。
石に彫るものは、相当な時間がかかるでしょうし、それを造ってから運ぶのですから、すごい労力とお金が掛かるでしょうね。

夜のライトアップは 幻想的になりますね。

色つきのエアバッグかと思ったら、陶器か何かでしょうか?人が乗っかっていますね。ふわふわ と言う事は、ビニール系か布地系???

そういうことで、宇部ビエンナーレを見せてもらいながら、鼻炎ヤーネ と詰まらんことを言いたがっている 芸術を理解しようとしていない、レオナルド・ダ・ビンタ照れまん でした。

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芸術の秋 (うろこ雲)
2011-11-02 10:25:18
fuさんのビエンナーレ展いつもながらの力作だねぇ。作者が力作なのは当然だけどfuさんの写真もきれい。回を追ってきれいになってるね。
今年のは作品がスマートになっているように見えるけど、写真を撮るfuさんの目の置き方が変化してるから、そちらから来るスマートかなぁ。(11)の大理石は夜の表情が豊かだね。ずっと多くの事を昼より雄弁に語りかけてくるような気がする。
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小太郎さん こんにちは~ (fujim)
2011-11-02 20:17:04
この彫刻展示場所は、そうそう、道一つはさんだ西側は遊園地ではありますが、北かと言われると違うような気がします。
西駐車場と中央駐車場(レストハウスぼんぼん)の間ですが、近いのは ぼんぼん のあるPです。
(1)番はときわ湖を背にした写真ですが、右端に見える建物が ときわミュージアム本館 で、その横の広場です。
これらは全部、彫刻らしいですよ^^。 彫刻などしたこともなく、よく分からない存在でしたが、50年も大なり小なり触れていると、さすがに慣れてきました。 こんなん、彫刻なの? と思っていたものが、なんでもありなのか^^とね。

ふわふわ などは別にして、総体に夜のライトアップされた状態の方が魅力的^^? に見えますが、・・・夜目遠目傘の内 ではあるまいに、所詮その程度の鑑賞でしかありません^^ゞ

13日以後は、順次所定の場所? に移動運ばれていくと思います。 何点かは残ると思いますが・・・・。
テーマ、弄ってませんよ。変わって見えましたか?^^?
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大鳥居さん こんにちは (fujim)
2011-11-03 11:11:48
大鳥居さんに期待されているとは、思いもしておりませんでしたが ・・・・?
せっかくのUBEビエンナーレなので、会期の終らないうちにと思って、がんばってアップしました。

夜のライトアップでは、会場全体が明るすぎては効果が半減するでしょうね。 私なんかは、昼間でも足元が不安ですので、昼でも夜でも「足元注意」です。
この期間は子供づれ、家族連れ、ご夫婦でのそぞろ歩きと、出会う人みんなやはり微笑ましい気持になります。
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照れまんさん こんにちはー (fujim)
2011-11-03 11:16:42
野外彫刻と言うだけあって、どれもとても大きいですね。 「・・・これってどうやって運ぶんだろう?」と思いますよね。
その疑問にはここで↓ 動画(16倍速)でお応えしましょう。
http://www.ube-museum.jp/modules/d3blog/details.php?bid=81

設置作業 や 制作風景 などクレーンなどを使って大掛かりなのが分かります。 ヒマと興味があれば、ですが・・・・ 全部は見切れませんね^^。
見れば見るほど、彫刻と言うよりは、工作? 工事、と言う感じがします。
「制作過程の見学と写真の撮り方」というイベントも開催されましたが、私は参加していません。

夜のライトアップは昼間よりも想像力を掻きたてられます。 素人にはその方が鑑賞しやすい^^ゞ  でもコンクール審査では、昼間の状態での勝負でしょうかね。

色つきのエアバッグは、ふわふわに見せた強化プラスチックでした。 説明写真を追加しました。 「細身の私2.5人」のおまけ付きです(^^)あははは

『鼻炎ヤーネ』!! 場外傑作は、レオナルド・ダ・ビンタ照れまん さんでした☆~~☆
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うろこ雲Puさん こんにちはー (fujim)
2011-11-03 11:19:39
もしもしPuさん、 そんな褒め言葉はどこで教えてもらったの~~??  私にゃ褒め殺しは通じないからね^^。
おおおPuさんに褒められたほいほいほいと調子に乗って、ますます・・・・^^ スマートな写真かぁ、、、写真上手になりたいよねぇ、 Puさんがいいのを出してくるから、大いに刺激になってるよ。

彫刻は、そうそう夜の方がずっと語りかけてくるものが見える気がする。 誘われて夜も2度行って見たよ。 野外彫刻だから今では街中いたるところに置いてあって、生活のマチにとけこんでる。
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あんたがたどこさ (蔵さ)
2011-11-03 13:44:56
どこで覚えたって決まってるじゃん。蔵では皆さん決して貶さないよ。褒めて育てるんだね。それがよく分ったから褒め上手になったよ。

この頃は上手くなりたいと思ってない。撮りたいものを撮りたいと思ったように表現できれば良いと思ってるよ。蔵では皆さん技巧を凝らしてるし、そこには自分は及ばないのは当たり前だし、カメラが良ければ上手く撮れるのも当然よね。

魅力的な撮り方を見ると、どうやって撮るのですかと訊くことにしてる。皆さん教えてくれるよ。飛んでいる蝶をupしてる人はMFで素早く合わせる。慣れればできるようになると教えてくれたし、ゴースト撮っている人は絞りをf/18まで絞ると教えてくれた。
ばらばらな知識で統合してないけど、一つずつ実践で覚えるしかない。身近に撮り方やこれは何をしたから派生して避けるにはどうすれば良いのか訊ける人は居ないからね。独学でもそれなりに進んでいると思ってるよ。
嫌になったら退散するさ。

これから三味線のお稽古に行って来るね。
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菊花展 (照れまん)
2011-11-03 14:49:24
こんにちはー
写真が 増えてるよ~~~!
倍になっているんじゃないですか。
大理石は梱包されて 運ばれてきたのですね。ルーマニアから船便で来たのでしょうか?
まず、あれだけ大きな石を買うと どのくらいの値段なのでしょう?それを工房まで運ぶのにいくらかかる?
それを、日本まで運ぶ運送費ってどのくらい掛かるのでしょうね?個人持ち???

すごい沢山出品されているのですね。個人的には 闇夜の光 がお気に入りかな。

菊花展も いいですね。
忘れていましたけど 大鳥居さんに fujimさんのところで、宇部ビエンナーレ しっかり見せてもらいました、とお伝えして・・・・。
ウヘッ・鼻炎ナーレ なんて 言わないよ!!

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