最新號の SAPIO に寄れば小林よしのりがネット利用者と共鬪らしい。 小林よしのりがネットを認めたといふことで、これは嬉しい。
私の主張は小林よしのりと近いところが多いと思ふのだけれど、とはいへ、 それは變だらうといふこともいくつか有る。
「東京裁判を受入れたのでは無く、 東京裁判の判決を受入れただけだから歴史觀まで從はなくて良い」 といふのもその一つ。
もちろん、從へと言ひたい訣では無く、どちらで譯さうと從ふ必要は無いと言ひたい訣。
「judgement」を「判決」と正しく譯すといふのは良いのだけれど、 「裁判を受入れた」といはうが「裁判の判決を受入れた」といはうが、 東京裁判の歴史觀を受入れる必要は無いし、 不當な裁判であつたといふことを言つても良いでせうに。
だから小林よしのりのこの説は贊成出來ない。
日本國としてさう國際社會に訴へていくかどうかは、 戰略として考へるところも有るので、 今すぐさうすべきとも思はないけれども、 國内向けの教育やアナウンスとしては、事實、不當なのだから、 不當だと言へば良い。
米國などは言はないやうに樣々な壓力はかけてくるだらうが、 言ふこと自體を表向き問題にするといふのは考へ難い。 正面切つて批判するのは薮蛇だから。
これに反撥する人達はよほど米國が恐いのでせうな。 まあ、結局小林よしのりの批判では無くて、左の方々への批判なのだけどね。
參考リンク:
- Let's Blow! 毒吐き@てっく 小林よしのり氏との共闘宣言 てっくの日本改造計画♪Ⅱ (http://tech.heteml.jp/2006/09/post_734.html)
「諸判決」が正しくて、「裁判」ではないというのは無論そうなのですが、
そこにこだわらずとも、東京裁判自体を
認める必要は無いと思います。
講和条約を結ばねば独立出来なかったのですから11条も受け入れた形ですが、だからといって、あれは間違った裁判だった!と
言う事さえできないとはおかしな話です。
私も小林よしのりは嫌いじゃないですが。
さう、小林氏の理屈もをかしいし、左翼も理屈もをかしいのですよね。
ともかく、東京裁判はいんちき裁判、A級戰犯は冤罪。この事實を日本の中で廣めることが重要だと思ひます。