11階の窓

富士ワークネット -社員ブログ-

風化だけはしてほしくない・・・

2011-04-22 14:53:08 | Weblog

町田のお局です。

 

先週末、被災された実家を見舞いに行って参りました。

沢山の方々からの心温かい支援物資やお見舞いをもって夜中の東北道を北へと向かいました。

 

東北道は予想より早く復旧されましたが・・・

やはり損傷が激しく、亀裂が入っていたりタイヤがパンクしてしまうのでは?と思うほどの段差があり

地震の大きさを改めて思い知らされました。

 

夜が明ける頃に岩手県陸前高田の町に到着いたしました。

陸前高田はニュースなどで報道されているから御存知の方も多いと思いますが

お局が3年間高校時代を過ごした青春の街です。

壊滅状態を目の当たりにし涙が止まりませんでした。

美しい高田松原海岸の白浜や母校は全て流され、迷いながら瓦礫の町を車で走りました。

 

そして故郷の大船渡にある実家へと向かいました。

覚悟はしておりましたが・・・

実家跡地を見た瞬間から言葉を失ってしまいました。

残っている家屋は解体作業が入り、お局は屋根のかけらも見ること出来ずに瓦礫の山との対面でした。

 

家族は唯一残った次男の家に総勢11人と猫3匹で避難生活をしております。

早朝の到着にも係らず、皆が出迎えてくれました。

しかも笑顔で・・・。

水は出るが下水は使えず、ガスはあるが電気は不通。

そんな不便な中でも、みんなが無事で明るく避難生活を送ってる事を知ったので行って良かった。

 

高校生の姪は、自分も避難生活しているのに友達の家族に物資が回らない事に心痛め涙し

お局が運んだ水やお米を届けて笑顔を戻したり、

住む家を失った母や兄達は「家はまだ良い方だ!少しは思い出の品を運び出されたから・・・」

と言い、流されてたどり着いたよその家の写真の泥を落とす作業をしておりました。

 

自分達も困難な時なのに、助け合いの心を持ち合わせてくれてることに感激でした。

 

避難所生活している親友にも会って参りました。

その友達は被災した時は絶望感したなかったけれど、一週間振りにお風呂に入り

お化粧をしたら元気が出てきたと言っておりました。

お見舞いに香水を下さった友達もいたそうです。

周りから支えられるだけではなく、自分も発奮しなくてはいけないと彼女は力強く語っておりました。

 

 

お局が今一番恐れている事は「風化」です。

あの惨状を目の当たりにして感じたことは、この災害の復旧には莫大なお金と時間がかかるという事。

今は報道が続いており、まだまだ支援の輪は広がっていると思いますが

被災された方々はこれから長い年月をかけて復興していかなければならないのです。

 

そして福島原発。

津波の被害だけではなく放射能の恐怖を背負いながらの被災生活。

風評被害や先の見えない復旧にどれだけ心を痛めていることでしょうか。

 

東京が元気でなければ日本の経済がまわらなくなる事は想像できます。

だから東京は元気でなければいけないのです。

 

でも

その陰には福島原発という巨大な電力供給できる、感謝しなくてはいけない福島県があるのです。

その事は忘れてはいけません。

 

微力ながら、富士ワークネットの本社事務所・町田事務所でも災害以来節電をしております。

そして、これからも続けて参ります。

 

このブログを読んで下さった皆さんに改めてお願い申し上げます。

被災地は想像をはるかに超えるほど悲惨なものでした。

そして復旧・復興には果てしなく長い年月がかかると思われます。

 

日々の生活の中でこの大災害・風化だけはしないで頂きたい!!

そして助け合いの心を持ち合わせて頂きたい!!

                   どうか宜しくお願い致します。

 

 

勝手申しますが、明るい兆しが見えるまでお局ブログはお休みさせて頂きます。

一日も早い復旧・復興を心から祈る毎日です。

                                                  町田のお局でした。

 

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