浜松市楽器博物館へまた行った。その4(ピアノその1) よりつづく
伝アンドレアス・シュトライヒャー Attributed to Andreas Streicher 1815頃 ウィーン ★
キャプションには はね上げ式シングルエスケープメント とある。
白いジャックレール?の上のちょうど弦の位置に楕円形のフェルト?が載っている。孔が突き抜けているのだろうか?
シュトライヒャー一族についてのキャプション。
ブロードウッドがイギリスなら シュトライヒャーはドイツ、ウィーン。
このキャプションに書かれている アングロ=ジャーマン式アクション とは一体どういうものなんでしょう? 軽く検索したけれど分からなかった。
ヨーゼフ・ベーム Joseph Böhm 1820頃 ウィーン ★
キャプションには はね上げ式シングルエスケープメント とある。
円弧を生かしたデザインと派手な杢目の突板(つきいた)が特徴だ。
これはジャックレール?の上にリボン?が貼ってある。
ということで、ウィーン式アクションのさわれる模型。
アップ。キーはやさしく押して、と書いてあるキャプションの下の黒い部分に注目! シュトライヒャーのピアノだと白かったけれど 同じような孔が開いている。
今回わたしが気にする、チェンバロでいうところのジャックレールの部分だ。
真横から見た図↓。孔に通っているジャック?は薄い長方形の板なのかと思いきや、もっと複雑な形であった。現在のグランドピアノのダンパーのような部品が弦の上くらいの位置についている。ジャックレール?の孔はダンパーが上下してもずれないようなガイドの役割なんじゃないだろうか。
キーを押しているあいだはハンマーの柄の部分でジャックが押し上げられていて 弦にダンパーが触れていない。キーから指を離すとダンパーが弦の上に下りる。
チェンバロのジャックには 弦を撥くプレクトラムと 音を押さえるダンパーフェルトの両方がついている。
このウィーン式アクションの仕組みだとそれらが別々になって、音を出すのはハンマーで ダンパーの方にチェンバロのジャック仕組みが残っているように見える。
今度はフランスのピアノ。ジャン・アンリ・パープ Jean Henri Pape 1835~1840 パリ ★
キャプションには ウィーン式シングルエスケープメント とある。フランス製だがアクションはウィーン式、ややこしい。
キャプション。パープは有名ピアノメーカーの プレイエル と ベヒシュタイン をつないでいる。
やたらと幅広なジャックレールのように見えるが、ダンパーがぶら下がっているわけではないのだよ。
キャプション。下がっているのはハンマーらしい。J.B.シュトライヒャーが下方打弦アクションを発明したそうだ。
J.A.ではなくて J.B.だから2代目かな? 3代目がヨハン=クリスチャンとかだったら ABC だったがそうではなかった。
下方打弦アクションのさわれる模型はなかったなあ。見てみたい。
浜松市楽器博物館へまた行った。その6(ピアノその3) へつづく
伝アンドレアス・シュトライヒャー Attributed to Andreas Streicher 1815頃 ウィーン ★
キャプションには はね上げ式シングルエスケープメント とある。
白いジャックレール?の上のちょうど弦の位置に楕円形のフェルト?が載っている。孔が突き抜けているのだろうか?
シュトライヒャー一族についてのキャプション。
ブロードウッドがイギリスなら シュトライヒャーはドイツ、ウィーン。
このキャプションに書かれている アングロ=ジャーマン式アクション とは一体どういうものなんでしょう? 軽く検索したけれど分からなかった。
ヨーゼフ・ベーム Joseph Böhm 1820頃 ウィーン ★
キャプションには はね上げ式シングルエスケープメント とある。
円弧を生かしたデザインと派手な杢目の突板(つきいた)が特徴だ。
これはジャックレール?の上にリボン?が貼ってある。
ということで、ウィーン式アクションのさわれる模型。
アップ。キーはやさしく押して、と書いてあるキャプションの下の黒い部分に注目! シュトライヒャーのピアノだと白かったけれど 同じような孔が開いている。
今回わたしが気にする、チェンバロでいうところのジャックレールの部分だ。
真横から見た図↓。孔に通っているジャック?は薄い長方形の板なのかと思いきや、もっと複雑な形であった。現在のグランドピアノのダンパーのような部品が弦の上くらいの位置についている。ジャックレール?の孔はダンパーが上下してもずれないようなガイドの役割なんじゃないだろうか。
キーを押しているあいだはハンマーの柄の部分でジャックが押し上げられていて 弦にダンパーが触れていない。キーから指を離すとダンパーが弦の上に下りる。
チェンバロのジャックには 弦を撥くプレクトラムと 音を押さえるダンパーフェルトの両方がついている。
このウィーン式アクションの仕組みだとそれらが別々になって、音を出すのはハンマーで ダンパーの方にチェンバロのジャック仕組みが残っているように見える。
今度はフランスのピアノ。ジャン・アンリ・パープ Jean Henri Pape 1835~1840 パリ ★
キャプションには ウィーン式シングルエスケープメント とある。フランス製だがアクションはウィーン式、ややこしい。
キャプション。パープは有名ピアノメーカーの プレイエル と ベヒシュタイン をつないでいる。
やたらと幅広なジャックレールのように見えるが、ダンパーがぶら下がっているわけではないのだよ。
キャプション。下がっているのはハンマーらしい。J.B.シュトライヒャーが下方打弦アクションを発明したそうだ。
J.A.ではなくて J.B.だから2代目かな? 3代目がヨハン=クリスチャンとかだったら ABC だったがそうではなかった。
下方打弦アクションのさわれる模型はなかったなあ。見てみたい。
浜松市楽器博物館へまた行った。その6(ピアノその3) へつづく
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