≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

博物館明治村へまた行った。その7(東松家住宅)

2023-04-20 17:33:41 | 展覧会に行った話
博物館明治村へまた行った。その6(札幌電話交換局) よりつづく

明治村の2丁目、入口の札幌電話交換局から2軒奥の 和風の黒い3階建てが東松家住宅だ。  ←明治村HP 東松家住宅


キャプション、左側。
創建以来、何度も増改築を繰り返したらしいです。もともと江戸末期には平屋だった建物を、明治28(1895)年に後方へ曳いて移動させたうえ、2階の前半分を増築して現在の店構えにし、さらに明治34(1901)年に3階より上の部分を増築した とされている。
HPの説明を読みつつ見取り図を読み解くと面白い。じつは鰻の寝床のように 間口より奥行きの長い建物なのだ。


見取り図アップ。上階に行くにしたがって奥の面積が狭まっている。


キャプション、右側。




左の戸から中に入ると奥行きの長い土間があり、少し先では3階までの吹き抜けが高い。
入って進み、一枚戸を抜けた所で右を見上げた写真。吹き抜けの壁に窓があったり 3階に張り出しがあったり、この迷路感はたまらん!


一枚戸を抜けた所で今来た方を振り返り 少し見上げた写真。女中部屋へは梯子で行くようだ。見取り図で2階の一番左下の小部屋だ。
わがままジジイの独り言 明治村 東松家住宅(重要文化財) に説明があった。「3畳ほどの狭い部屋で 店から梯子を使って上がります 出入りする場所はこの梯子だけです 女性が部屋に入ったら梯子は外され 朝まで出られないそうです」 夜中にトイレに行けないのか !?



見取り図で「通り土間」と書いてあるところから右をみたところ。衝立で塞いである右の階段が気になる。



戸の向こうが台所。2階の吹き抜けの壁が曲がっている。


2、3階の見学はガイドつきで、別料金と予約が必要だ。 ←明治村HP 東松家の女中さんがご案内 東松家住宅《建物ガイド・イマーシブ(事前予約制)》
今回の見学はそうではなかったので上に上がれなかったが、ガイド付き見学で見ることの出来る部屋は 茶の湯的 ・ 建築 庭園 町並み観賞録 旧東松家住宅 ① ~愛知県犬山市~旧東松家住宅 ② ~愛知県犬山市~ が 詳しい。
いやあ、複雑な建物だ。建てた人もすごいが、これを移築するのも大変だったろうな。



   博物館明治村へまた行った。その8(聖ヨハネ教会堂) へつづく




 

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