≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

OriOri 手織り工房&ギャラリーショップ へ行った。

2019-07-29 12:26:12 | 行った話(展覧会以外)
 
気がつきゃひと月どころかふた月近くまえのネタになってしまった。すみません。
 
関西学院大の博物館でチャンカイレース展をやっている、とツイッターでお友達の OriOri さんが教えてくれたので、えいや!と関西に行くことにしたのだ。チャンカイレース展については 次の記事 にアップします。
わたしの実家は神戸の方で年に1、2度帰るけれど、大勢集まるのでなんかあまり親と話した気がしない。独りで行くこれはちょうどよい機会だし、という気持ちもあった。とはいっても染織がらみなんですけれどね。
 
大阪市中央区谷町にある。神戸の方は行くし京都も川島テキスタイルスクールに行っていたから少しは分かるけれど、大阪はすっ飛ばして不案内なんだよなあ。
 
↓ 店内。こじんまりと居心地がよい。目利きの選んだ味のある国内外の逸品ぞろいです。奥は靴を脱いで上がって、机や機(はた)のある工房です。
 
 
店主の洲崎氏とは初対面というのにまあしゃべったしゃべった。楽しかった!
 
わたしがわざわざ群馬の山奥から関西に出てくるほど惹かれるのはチャンカイレースを 2017年11月に国立科学博物館の『古代アンデス文明展』で観た からなのだが、チャンカイレース展をツイートする洲崎氏は当然 南米の染織にゆかりがある。
 わたしは川島テキスタイルスクールでバックストラップウィービング(腰機)を京田誠氏に習ったが、洲崎氏は彼の元夫人でグアテマラ等へ同行していた星野利枝氏から↓紐織りやバックストラップウィービングを教わったのだ。
 
 ↑↓アンデスの織り紐。組紐ではない。
アンデスのアルパカの組紐も歴史がある。古い毛糸だまに多田牧子氏のアンデスの組紐の記事を読んでビックリした記憶があるのだが、洲崎氏も多田氏の くみひもディスク を用いた組紐のことをよく知ってらした。
 
戦利品その1:洲崎氏のアンデスの織り紐の記事が載っているスピナッツ2冊。
 
洲崎氏の織り紐の記事。洲崎氏は綜絖(そうこう)を使う方法を星野氏におそわったそうだが、資料を集め試行錯誤の末、綜絖を使わず指だけで糸を操作する方法で紐を織れるようになったそうだ。技法って人類の叡知ですよ。
 
戦利品その2 :甲骨文の小皿。象と森は読める。うん、森羅万象ですって。 
 
オマケ:阪急梅田駅南北コンコースの阪急百貨店入り口。
阪急梅田駅のコンコースのリニューアルが済んだのは2012年のようだからもう6年もまえのことなのだが、川島テキスタイルスクールと神戸の方の実家を往き来するとき阪急を利用していた身としてはコンコースの変化が気になるというもの。
明るくなったね。まえの暗くて劇的なのも好きだったけどね。
 
 
 

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