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ワークショップの効果[20160713のお稽古]

2016-07-14 10:04:29 | お稽古
こんにちはー!ロビン!ですー

少し前になるんですが、元福井青年劇場の高橋さんにワークショップをお願いしました。

「会話のキャッチボールがちゃんと出来るようにしてください!」

とお願いをして、丁度その時に公演を終えたばかりの「かもめ」の台本で台詞の読み方、言い方、聞かせ方を勉強させて頂きました。
劇団のブログに載ってなかったかな?と思って過去の記事を探しましたけど、なんと、ブログ書いてませんでした。
凄いラボラトリーっぽいことしたのに!!(笑)

その時に、

会話の中には相手に障る言葉というのがあって、それが相手の言葉を引き出す。
だから、その台詞を言う人は相手に、観客に障る様に言わなければならない。

という説明があって。
相手に障るというのは・・・「気に障る」というのはちょっと語弊があるかもしれません。「琴線に触れる」というのもやっぱりちょっと意味合いが偏りますね。とにかく良くも悪くも心に触れる言葉、台詞という意味です。

役者同士の会話で、「ここはもっと怒ってくれないと逆切れできないよ。」とか相手にオーダーを出すことがありますよね。それを自分から探って言って、相手に気持ちを起こさせようということです。(という私の理解です)

私は、役者をやる時に物語がつながるには、会話がつながるには、と考えて台詞を言ってきたつもりでしたが、言葉で説明して頂いてとてもしっくり来ました。
そうだ、そういうことだ。
相手の台詞を受けて反応するばかりが演技ではないんだ。相手を反応させることも演技なんだ。

当たり前ですね。

私、漠然とやってきたつもりでしたけども、言葉で意識すると全然違いますね。

演出するときには、当然全部見てるんだから全ての役者の演技がつながるようにと考えてみますけども、正直役者の中(気持ち)の部分は役者が作るもんでしょ。と思ってました。大事なのは演出と役者の刷り合わせで、役者が自分の役のことを考えずに誰が考えるんだ。と。
実際、そう言いながらやってきましたし。

でも、そんな漠然としたこと言われても、ピンと来ませんよね。

次回のお芝居は1年かけて会話劇をしっかり作ろう!ということで選んだ台本です。
まだ本読みの段階ですから、今はとにかく会話を作る作業をしています。

読み合わせをしてみて自分に障った言葉を相手役に伝えましょう。

ということを昨日やってみたんですね。で、演出の思ってることと違ったら少しディスカッションをして修正してという感じで。
数ページの読み合わせにたっぷり2時間近くかかってしまいました。

でも、そうやってやってみると、役者の台詞が読む度にカラフルになって行くのが分かりました。

根気のいる長い道のりの作業ですけども、次回は今までのフガLaboとは少し味わいの違うものが出せるといいなと思っております。
私、3年ぶりのフガLabo演出ですし!!頑張ります!!





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