フガLaboの旧ブログです。

フガLaboの旧ブログです。yaplogから引っ越しました!

もうすぐバレンタインデーですね。

2014-02-12 15:23:12 | その他
みなさまいかがおすごしでしょう。研究員Mでございます。

もうすぐバレンタインデーですね。
世の皆様、それぞれに思惑があってチョコレートやら何やら用意なさっている、あるいは心待ちにされていることと思います。世の皆様の思惑が、できるだけ、意に叶うものになりますように。

ところで皆様、唐突ですが、カセットテープってご存じですか? こんなのです。

Photo "Modern Day "Mix Tape" Packaging"

ご存じない方のために説明いたしますと、これは音楽を録音するための媒体です。
媒体というと、例えばノートとか、DVDとか、そういうやつですね。記録するものを入れるバケツとでもいいますか。
音楽を聞く人は60分、または74分。ラジオを録音する人は90分とか120分を使っていたようです。

どうして唐突にこういう話をするかというとですね、先日の「キサラギ福井まちなか劇場」の作品の中に、「テープを巻き戻す」という台詞があってですね、ご覧になっていた子供さんが親御さんに「テープを巻き戻すってなあに?」と問うていたんだそうです。(台本はこういうことも考えて書きましょうね、と一応劇団のブログらしいことも書いときます)

では、この「巻き戻す」について解説しましょう。

カセットテープは「テープ」ですから、この中に磁気テープ(リボンみたいな)が巻かれています。
規格上のテープの厚みは60分が基準で、それより長時間のテープはテープが切れたり、湿気を吸ってまともに再生できなかったり、なかなかの試練でありました。

しかもこのテープ、規定時間の半分で「裏返す」という概念があります。60分なら30分毎。取り出して反対向きに入れてまた再生ボタンを押すんです。不便なことこの上ないですね。ええ、不便です。iPodなら3000曲とか入るのに、です。

前の曲を聞くには、当然このテープを「巻いて」しなければなりません。これが「巻き戻す」です。ちなみに対義語は「早送り」です。未だにビデオ再生で言われる「巻き戻し」「早送り」はこの磁気メディア時代にできた言葉だったんですね。わかりましたか?

で、写真をご覧ください。カセットテープには「THE CHEESE MIX♡」と書いてあります。右後ろはこのテープが入っているであろうケースです。

曲目が書いてあるのがわかりますか? 多分このテープを作った人は、自分のお気に入りとか、誰か自分の気になる人に、自分の好きな音楽を聞いてもらいたいと思って、曲の順番を考えて、30分で収まるかな、どうかな?とか一生懸命テープを作ったんでしょう。

いかがです? ちょっと楽しそうだと思いませんか?

さすがに今カセットテープをもらっても聴ける機械が少ないと思いますが、皆様にお馴染みのiTunesでも、プレイリストの内容をCDに焼く機能があります。74分のディスクに、好きな曲を詰めて、気になる人に渡してみるというのはいかがでしょう。多分12~15曲くらい入ると思いますよ。演奏順も頑張って考えてくださいね。

あ、音楽CDを焼くわけですから、もらった人には曲のタイトルがわかりません。ちゃんと曲目も書いて渡してあげましょう。そこに手紙をつけるかどうかは、間柄と目的に応じて、皆様の責任において、やってください。

それでは皆様、幸運を。