風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

五線譜 十一線譜

2018年08月11日 | 詩吟
洋楽の五線譜のように、関吟の詩吟テキストにも十一線譜が、登場して久しい。
はじめは、和歌、俳句、新体詩のテキストに、登場しました。

そして、平成二十七年七月に発行された最新の教科書には、漢詩にも十一線譜が掲載されました。



そうでした、このテキストの前に、忘れてはいけない画期的資料がありました。


「はじめよう 楽しい吟詠」の小冊子に、登場していました。
これは、全くの初心者向けですから、詩吟の音階の漢数字ではなく、ドレミが明快に出現しています。






少しずつ小さいころから慣れ親しんだ洋楽の基礎を取り入れて、わかりやすく表現されてきました。

そして、耳で覚えて、何の疑問も抱かずにここまで来ましたが、ドレミで表現すると、漢数字では、一つ上がり下がりしているだけなのに、半音から三っつの隔たりがあることを知識として知ることとなり、だから声が出しにくかったのねと、わかったと言う次第。

それを、私が習ってきた道のりのままで伝えるか、それとも、私が驚いたその感動を伝えるか。

最初は、ならったその時のまま、そして今は、逆の進行で、伝えようとしている。
聞いてそのまま、身につける人は、その昔私が習ってきた通りで良い。
聞いた音そのままを覚えて身につけにくい人には、目で見て、図解で示す。

いろいろと、身につけて來たものだと思う。
逆からのアプロ―チができるようになった。

テキストも、「漢字」と「譜」しか書いてないものから、書き下し分、譜№、音階、譜線、と盛りだくさんのページになった。

テキストの表現が厳密になるにつれて、初心者と経験者との隔たりがちいさくなり、果ては、指導者の個性が薄くなってきたように思う。

録音機器の使用が当たり前になったこととで、みんなで楽しくは、早いうちに実現することとなった。





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