風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢松風100回目

2015年11月11日 | 詩吟
昨日、ふと思いついて、今は、何回目の練習になるのだろうと、知りたくなりました。

今まで、ただただ、毎回の目の前の練習をつつがなく終えることをしか考えてなかったので、何回目かなどとは、興味のいたらないことでした。

思い立ったら、練習メモを出し、パソコンから、12年カレンダーというのをプリントアウトして、赤丸と緑丸のしるしを付けていきました。
ちょうど、青葉が誕生した2010年からの12年カレンダーがしょっぱなに、出現しました。

緑丸は、松風の稽古日です。

なんと、ちょうど、100回目が今日に当たっていました。
「やれ、めでたやのぉ~」

いつの間にか二ケタを過ぎて、三ケタの練習日数になっているとは。

みんなで、100回おめでとう!を言い合いました。


今日の練習は、「楓橋夜泊」新しい吟法はありませんが、出だしの4番の譜を丁寧に復習です。
三半から三の音へきっちりと降りましょう。ゆっくり伸ばして、三半⇒五と上がりましょう。

出だしの低い音の譜は、おろそかになりがちです。大事にしましょう。

大山送りは、大山とはっきりと区別できる速さにしましょう。
最後の行の七山は、頑張りましょう。頑張りすぎて、最後の締めのことば「至る」が、だれないで、きっちり占めて、三の音で締めくくりましょう。

そして、前回うるさく指摘した失速しないことを、再度、復習。


初めて、初回の練習で、独吟へ持っていきました。

今まで、甘やかしすぎた?ので、初回の練習では、独吟にまで至りませんでした。
恥ずかしさが先行しては、豊かな吟詠になりませんから、ご本人の気持ちにお任せしていましたから、「今日習ったばかりの吟は、まだ独吟できません」というお気持ちを受け入れてきました。
でも、習ったばかりの吟詠は、間違って当然ですよ。
間違ったほうが、懇切丁寧に説明をもらえて、お得(?)ですよ。と、いつも申しているのですが。
100回目おめでとうが効いたのでしょうか、それとも、今まで出したことのない他の教室の話を出したからでしょうか。
風で声の出ない人を除いて、独吟をしてくださいました。


夢組さんたちは、ゲストで出かけることがないので、他教室の練習風景を知りません。ですから、吟は毎回新しい漢詩を習い、練習の最後には、必ず独吟をするんですよ、というのも、今日初めて、知った次第。

同じ絶句を何回も続けて練習するのは、夢組だけですよと言うと、目を丸くして驚いていました。

ここで、私は、丁寧な練習をしているから、習ったことのある詩は自信もっていいのよと、言うべきでしたが、言葉が足りなくて、「他の教室の人たちは、一回の練習で、ちゃんとできるんだ!すごい!」と、思わせてしまって、失敗でありました。

狭い井戸の中では、昨日今日習い始めた私と、教えてくれる先生としかいませんから、私はまだまだと、卑下してしまうのねぇ。

たまには、よその教室にも行って、層のあつい人たちの様々な吟詠を聞くのも、必要なのかなぁ。

天狗になるよりは、良いか。それとも、天狗になるくらいが良いのか。
ほどほどって、いかほどのもの?


でも、今日の100回目というキーワードは、いい方向に気持ちが向いた気がします。

           
          松風さんたちがんばれ!







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