風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

山亭夏日

2010年09月12日 | 詩吟
NHK新漢詩紀行(石川忠久)をビデオに撮りためて、漢詩の数として100あまりになりました。

私としては、根気よく実に根気よく撮り溜めたものだ。

それの、題名、作者名で検索が出来るようにエクセルに表を作りました。

これと、すでに作り終えた関吟のテキストの検索表とあわせて、マイ ミニミニデータベースが出来上がるところです。

あとすこしで、完成する。
うれしいのだけれど、後1週間あまりで、どうやら終わりになる気配。

その程度のことで、わざわざ検索表を作ったと大げさに言わなくても、ちょっと記憶の良い人だったら、脳にデータベースを作ることだろう。

そんなささやかにことに、手をたたいて喜んでいる私は、40年も詩吟をしていながら、漢詩が好きではなかった。

「詩吟がもしかしてすきなのかも?」と、今頃始めて思いついたという体たらく。

10年のブランクのあとで、詩吟に復帰したとき、初めて、詩吟がすきなのかなぁとぼんやりと感じたくらいですから。

石川忠久の新漢詩紀行を気まぐれで、録画しはじめて、その、解説を耳にすることによって、耳と心にしっくりと来る解説にめぐり合った。

文字で読むのは、とても堅苦しく、苦手でなかなか頭に入ってこないんだもの。

映像と音と、耳に心地よい朗読と解説を詠む女性の清潔感あふれるたおやかさに、固い頭とともすると拒否しようとする心がほぐされるのでした。

そのきっかけは、何だったのだろう?
若い世代に理解の出来る漢詩はないものだろうか?
それで、初めて、きちんと内容がわからなければね、と思って手っ取り早いテレビからそのデータを得ようとしたのです。

それで、お気に入りになった漢詩。
残念ながら、関吟のテキストには載ってない詩でしたから、自分で勝手に譜付けをして、勝手に吟じています。







夏の日は長く 日差しが強い

高殿は池の水面に 影をさかさに映す

水晶のすだれが かすかな風に動き

棚いっぱいに咲く 薔薇の香りが
部屋の隅々まで漂ってきた






今朝放送の、新漢詩紀行の録画が、出来てなかった。どうして!
あと少しで、完了するというのに。
何のじこだろうか。明日の朝は、どうななのだろう。
がっかり。
はぁ~~~
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