風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

象山吟詠シーン

2013年03月17日 | 詩吟
佐久間象山が、自作の「漫述」を馬上で吟ずる場面の放映がありました。

日曜八時と言えば、NHK大河ドラマ「八重の桜」






「関西吟詩文化協会」と名前が出ましたが、さて、これが詩吟の流派だとは、気が付く人がいるだろうか。



2行の吟詠だけでした。
この後象山は、暗殺されてしまうのです。















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http://www.kangin.or.jp/ginei_f.html
関吟HP 吟詠コーナー 日本の漢詩から、「漫述」をお聞きください。
模範吟は、女性の先生で、岸本 快伸先生が吟じておられます。


〈読み方〉
 漫 述  <佐久間 象山> まんじゅつ  さくま しょうざん

謗る者は汝の謗るに任す     そしるものは なんじの そしるに まかす
嗤う者は汝の嗤うに任せん わろうものは なんじの わろうにまかせん
天公本我を知る         てんこう もと われをしる
他人の知るを覓めず     たにんの しるを もとめず


〈字解〉
 漫 述  思いつくままに述べる
 謗    非難する
 嗤    冷笑、あざけりわらう
 天 公  天帝、天、宇宙万有を支配する神


〈意解〉
私を非難する者も、また、あざけり笑う者も、ともに諸君の意に任せよう。 天はもとより私のことを知ってくれているから、他人から認められようなどとは思っていない。


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