風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

O先生の吟詠  1月26日中央会昇段者吟詠

2023年01月26日 | 詩吟
先日の中央会は、「令和四年度 後期 昇段免許状授与式」がありました。
該当者は吟詠発表を致します。

その中で、O先生も該当者でしたから、この日の吟詠を楽しみにしていました。
学生吟で鳴らした元気いっぱいの吟詠から、少し大人になったと感じました。
「廬瀑」私たち二人の間では、「廬山の瀑布を望む」をこのように未だに学生風に言い回します。
「廬瀑」を選んだということは、そういうことなのね。そして「廬瀑」と表現
するということも、そういうことね。と、2人の間での暗黙の了解事項で
その吟詠を聴いたのでありました。

ただ、感動ものだったのは、関吟の正当な譜がそこにありました。
型どおりは、堅苦しく押しつけがましくなりがちなのだけれど、
それが、清水が涼やかに流れ込むような感じで、身内に入ってきました。
賑やかな発声が鳴りを潜め、涼やかと表現したくなる様な発声は、どのように
作ってきたのだろう。不思議な感覚でした。


「あ、これさえあれば大丈夫」
これ程正しく伝わって来た関吟流の正当な「譜」を聞いたことがない。
なんだ、これは、このまっすぐさは!
他の人の譜が間違っているというのではない。きっと、彼女の吟詠は
雑音のない削ぎ落した声だったのかなぁ...
それで、そう思ったのかなぁ...

どう表現しても伝わりそうもなくて、書きあぐねてしまいました。
それでも、やっぱり、こんなことがあったことを書き留めておかねば。

譜の確かさと学生時代身につけた学問とリーダーシップとその他の才能を
いかんなく発揮して、花は開きはじめたか?
人生経験の足りないところは、幹事の年上さんがカバーをして、互いに補い
合って教場の成長と発展に頑張ってくださいませ。

引き継いだまま、何の手助けも受けることなく、自他共に成長されたこと
心から、喜び、尊敬申し上げます。

芦孝会の平らな運営は、これからもますます、O先生の才能が花開くだろうと
大いに期待を持ちました。

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