風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

サイクリング、河川敷へ

2013年05月12日 | 徒然に日々のことを
おそろいの赤い色の自転車といっても、一つは、スメ[ツ自転車。
一つは、雨ざらしでさびだらけなんだけど、不興和音を奏でないですいすい走ってくれるママチャリの二台を連ねての名ばかりツーリング。


いつかは、詩吟の練習をしてやるぞと思いつつ、河川敷には、さまざまな人たちが遊びにスメ[ツに楽しんでいるので、気後れしてついぞ声を出したことがない。
                                         

おにぎりとミカンと飴玉二つと麦茶をかごに入れて出発。
かたやギア付き、かたやギアなし、ほんの少しの勾配もみるみる差がついてくる。
それでも、若いころのような「まって~~」の黄色い声は発しない。
ぐんぐんと離されようが、逆に追いつこうが、マイペースを崩さずに、似たような方向へと進んでいるのだ。
                          

これって、長年夫婦を続けていく極意と同じじゃないかと思ったね。

40年連れ添ってみて、おそろいのウエアにおそろいの乗り物っていうのは、どうやら趣味じゃなく恥ずかしいらしいのだ。夫は。

初め私は、それを目指したこともあったけど、いつの間にかその路線からは落ちこぼれた。
強要するのは、無駄なエネルギー消費だと、私はさとってしまったのだ。

そして、レストランではなく、おにぎり。
炊き立てご飯のおにぎりが冷めないうちに目的地に着くほどの近距離のお出かけなんだなぁ。


それにしても、今日の風は心地よい。「玉には、レストランへ」の言葉が出そうになたけど、そんな小さいことなんか飛んでいくような、さわやかな五月の風。

例年よりも回復に時間のかかった病み上がりだから余計に、外の風や日差しが心地よくうれしい。自転車の速度で切るくらいの風がほんとうに、サイコーだね。

借り物の体のように感じていた体が、やっと、自分に戻った気がする。

少し、かすんで見えるスカイツリーのソラマチは、二日前に、病み上がり記念に出かけて行った「献血ルームfeel]のあるところ。

この年になって、献血ができるとは自分でも驚いているのだが、若いころ貧血気味だったのがウソのようだ。

献血マニアがいて、回数を競う人もいるようだけれど、どなたかの手助けができて、何よりも健康体であることの喜びが大きいのだ。


先月オープンしたばかりの[feel]は、10階からの一大パノラマを望みながら身を横たえて献血ができるかなり快適な献血ルームなのです。
ちょうど、TBSの取材カメラが来ていて、インタビューもされたりして。非日常満載の一日でした。

634メートルの高さは、あっちからとこっちからの眺めを楽しませてもくれたのでした。

さてと、帰り道はすっかり主婦の顔になって、スーパーの買い物リストを思い浮かべながら、どうしても母なんだなぁと、思う。
これっていつものスタイルじゃないのと、思うのでありました。
そういえば、今日は、母の日。
こたろうの母であって、決して夫の母ではありたくないと、固く思うのでありました。




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