風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢青葉12月

2013年01月25日 | 詩吟
今年初めての夢青葉のお稽古。
男性一人のゲストをお迎えしての練習。

かなっくの吟題は、「半夜」良寛作 11月に習っていた吟を保留にしての練習始めです。

体操のあと、お口の体操、発声練習といつもの手順で練習が始まりました。
夢松風の練習始めのときと同じ感覚で、皆さんの声を聞きました。
それは、12月のお休みがなかったのごとく、声に響きがあり、さらに長く声が出せるようになっているということです。

肺活量なりの長さで声が出せるようになった来たということは、身体に力みがなくなってきたということです。

どうみても肺活量は倍くらいありそうなゲストの男性が、はるかに早く息がなくなってしまったということは、彼女たちのまもなく3年になる経験が物を言ったということでしょう。
ゲストさんは、去年始めたばかりの方ですから、無理もない。

ゲストさんのおかげで、当たり前のことといえばそうなのだけれど、ちょっぴり自信に繋がったかも。
経験者のゲストもありがたいが、初心者のゲストもありがたいものなのね。

このことは、二人の夢青葉メンバーが、12月のお休みをものともせず、気持ちを継続してくださっていたことの証明。

感動、感謝

命をはぐくむ現場にいると、いろんな感動を頂きます。そして、たくさんのエネルギーも頂いて、「こいつぁ、春から、縁起がよいわい~」と、一人、悦に入るのでありました。

今までは、淡々と吟じること、下手に情感を出そうと思わず、吟法に忠実に吟じることを言い続けてきました。
そして、私の吟を録音するときも、少しゆっくり目に、単純な音を心がけて吟じていました。

教室より外の世界を経験することが増えてきたことと、耳が成長したこともあって、これからは、下手な癖を身に付けやすい時となってきます。

そんな時、耳と心が気に入って、自分の吟に取り入れようとするとき、それが、私の気に入らない吟じ方であったら、どんな風に、チェックを入れたらよいだろうか。

まだまだ、素直に、淡々と吟じて欲しいのだけれど。

幼稚園の子どもが、悪い言葉を覚えてくるように、それが得意でならない時期があるように、押さえつけてもいけないし、野放しでもいけないし。

まったくもって、子育てと、詩吟のお稽古とは、二人の娘を育ててきた時のように、そして、今、孫と関わっているように、共通するところは、大いにある。

それぞれの家庭の方針は、真逆であっても、子どもはすくすくと育ち、我が家にはない良さを備えている子どもたちがたくさん居るのです。

すくすく育つということは、リラックスして、こだわりを作らない安心できる場所を提供できるかどうかに関わっているように思う。

そう、《安心できる場所》とは、教師をする娘が言った言葉だった。
いろんな問題を抱える子どもたちと接していると、時に、単純だけど深い言葉を発するときがある。
この言葉は、何があったときにどんな思いをつなげて発せられたのだろう。

娘ながら、教えられることの多い、このごろだ。
いろんなことで、娘たちに追いつき追い越されそうな場面を経験した昨年でありました。
よろこばしきことであるかな!


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