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風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

冬時間でーす

2005年10月01日 | モンゴルについて
今日から、モンゴルは冬時間です。
朝、7時でも薄暗いのです。

それで、1時間遅らせるわけナのですが、明日からと思っていたら、チョカさんから携帯メールで作深夜に、時間が変わりましたよ。と連絡をもらいました。

今日は、UBのあちこちで1時間待たされた人が居たことでしょう。

市場に買い物に行って、帰宅したのが1時。
アラ、お昼ご飯が遅くなったね、と話していたところにメールが来ました。
時計を1時間遅らせて、ちょうど12時。
ナンダカ1時間得した気分で、お昼ご飯にしました。

あさってからのNHK朝のテレビドラマ(日本と同じ時間に放映されています)は、UBでは7時15分に始まることになります。

すべての時計の時間を合わせます。
日ごろほとんど見ることのない小さい時計を一つだけ、そのままにしておきます。
今度、夏時間になるとき、1時間遅らせるのか、進ませるのかわからなくなるからです。

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近代美術館に行ったいきさつ

2005年09月26日 | モンゴルについて
今日は、オルティンドー練習初日になるはずでした。
約束の時間に、チョカさんと二人で行ったのですが、先生は期待通り(笑)先生の姿はありません。
警備員さんにたずねると、どうやら4時に来るらしい。
約束は2時なのに。
あたって欲しくない予感が当たった。

せっかく空いた時間だから近代美術館に行ってみました。
前回には無かった作品が展示されたりして、楽しんでいると、ぱちんと照明が消されて、オイ、オイ。

しょうがないから見ていると、小学生の一団(4年生くらい)が吹き抜けの廊下から見えました。
先生が入場券を人数分受け取ったら、小学生が手に握り締めていたお札を受け取り代わりに入場券を握らせています。
先生は、受け取ったお札を手に握り締めて、箱とか袋とかの準備は無いようです。
ウーン、日本では考えられない光景だ。

それでも、照明は点けられずに、子供たちは意外と静かに鑑賞しています。モンゴルの人たちは、目がいいから、こんなものかと思ってみているのでしょうね。

しばらくの後、照明がつけられたのには、わけがあります。
その日、特設展示場でドンゴンという作家の遺作展のお披露目前夜祭だったのです。
先ほど、照明が消されたのは、その展覧会の準備が終わったからだったのです。ナンダカネー


見ると、いつの間にかお客が増えていて、いつの間にかスピーチが始まり、テーブルの上にジュース、アルヒ、お菓子が並べられ、そのテーブルの端にパンフレットがありました。
パンフレットを眺めていると、ご婦人が作品のはがきを配りに来てくれました。

ジュースとお菓子を頂いて、暗い中で一通り鑑賞し終わっていたその作家の絵を明るい照明の下で再度鑑賞しました。
人を描いた絵が多いのですが、従軍の兵士から演奏家、宇宙飛行士、女性、子供、遊牧民、馬など興味を持ったものすべてを写真を写すような感覚で絵を描いているように見受けられました。

わたしたち、ちゃんと2,000トグルクの入場券を払ったのに。
受付の仕事と照明の仕事と何の連携もなく、受付は受付で、照明係
は照明係で、勝手に仕事をしているらしい。
一人や二人のお客のためには、照明をつける気にもならないのかと思ったら、小学生の一団に対してもそうなのだからなぁ。

モンゴルも二度目になると、ありがちなことと怒る気にもならないのでした。

こんな展覧会を開いても、お客は何人かが花束を送るくらいで、ご祝儀とかの習慣は無いらしい。
主催者が、飲みものとつまみを用意してもてなすことになっているらしい。
お客さんの中で、この作品を購入する人は居るのだろうか。
もちろん、売約済みの札なども当然無くて、会期中はどんなお客が来るのだろう。
その後のことが、気になることでした。


パンフレットを写したもので画像が良くありません、悪しからず。


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1日200円

2005年08月02日 | モンゴルについて
UB Martでウインド・ショッピングをしていたら、「にほんじんですか?」と流暢な日本語の白人が声をかけてきました。

UBの郊外に広がるゲル地区のリサーチに来たカナダ人のゲイルという自己紹介でした。

彼は自分の撮ったガンダン寺やゲル地区のデジカメの写真を見せながら、彼らの給料は1日200円ですと教えてくれました。

そしてさらに、カシミアショップの店員さんが私たちの話に興味を持ち、デジカメを覗き込んだり、私たち3人の日本語を面白そうに聞いていましたので、彼はその店員さんにもいくらもらっているの?と尋ねていました。
私たち二人の日本人は、えっ、そんなこと聞いていいの?と驚きつつ、彼女の答えを待っていました。

朝、10時から午後9時まで働いて、2,000トグルク(200円)

と答えました。

細身の背の高い彼が、猫背になりながら、私たちに伝えようとしたことはなんだったのかなぁと、考えています。

そして、昨日あった学生も、大学院を出たら、フランスに就職するといっていました。
お金を得るためには、モンゴルに残っていることが出来ない。と言っていました。

留学して、技術や知識を得れば得るほど、モンゴルに帰ってもその技術が生かせなくて、その地に留まるモンゴル人が多いとも聞きます。

頭脳流出。。。

大学の学生が、留学して家族にお金を送りたいと熱く話すことに、学生の本分は勉強だ!間違っている!と怒るのは簡単です。
モンゴルの現実を、何かあるたびに見せつけられています。


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落雷

2005年07月20日 | モンゴルについて
落雷について、また、話題になりました。
モンゴル語の先生のチメグバータル先生から聞きました。

毎年、携帯電話中に落雷にあって亡くなる人が居るそうです。
ですから、雨が降ったら携帯の電源を切ったほうが良いと、また、言われました。
お国柄と笑っていた私も、若い女性と少し年上の男性の教養もある人たちから言われると、笑ってはいられないことなのだと、気を引き締めて聞いたことでした。

そして、モンゴルの気候の烈しさについて昨日の新聞に出て居たことを聞きました。
とても狭い地域ですが、田舎に雹が降り1メートル近くあっという間に積もってしまったそうです。
そして、羊の世話をしていた兄弟が4人生き埋めになり、亡くなったそうです。
そのうち3人は見つけ出せたのだそうですが、今一人、懸命に掘り返していますが、見つからないで居るそうです。

さらにもう一つ、これも最近ですが、雨も降らないのに落雷があり、700頭の家畜が死んだそうです。

ウランバートルで都市の生活をしていると、このような気候の激変を想像しようも無いのですが、まさしく、今のモンゴルに起きたことです。

働き手の娘や息子たちをあっという間に4人も無くした親御さんの気持ちとこれからの生活は。
700頭もの家畜を失った牧民さんは、これからの生活をどのようにするのでしょう。
モンゴルには、このような人に対する何かの政策があるのでしょうか。

今、モンゴルでは、このようなニュースがすぐに伝えられる状態になってきました。
社会主義の時代は、厳しく統制され悪いニュースは伝えられなかったため、「あの頃はこんなことは無かった」と嘆く人が居ると聞きました。


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モンゴルのコメディー

2005年07月16日 | モンゴルについて
テレビで、日本酒が狂言回しに使われているコメディーに出会った。
賄賂も日本酒も受け取ろうとしない、公務員が頼まれたことを体を張ってやり遂げようとするのだが、私のモンゴルに対する印象はそれとまったく反対である。
だからコメディーなんだよね。
その話のオチは、体を張って頼まれごとを成就したのだけれど、間違った相手に対してだった。という、話(らしい)。

何しろせりふは一切分からないのだが、コメディーのよさは、体で表現されるので、理解できる。
賄賂も酒も受け取らない人⇒ありえない
職務外のこと(だと思う)を頼まれる⇒ありえない
体を張ってやり遂げようとする⇒ありえない

ありえないことの三つの揃い踏みを風刺したコメディーでした。
なかなか、コメディーの作家さんやるじゃない!と嬉しくなり、気持ちがほどけてくる。
去年、ダルハンに行ったときに乗ったのとおなじ列車が舞台で、ありえない人は男の車掌さんだった。

面白いコメディーってすごいなぁと思っていたら、間違い電話がかかってきた。
モンゴル語でまくし立てるのを、少しの間聞いていて、おもむろに「ター(貴方)」とさえぎる。相手が、言葉を止めるとはっきり、きっぱり「アンドラソン(まちがってますよ)」と言う。
決して「オチラレー(すみません)」を期待しない。
相手は、「あぁ」と言って電話を切ったが、少し間があった。
これは、将来、「すみません」と言う可能性があると見た。

間違い電話に心乱されないで対処できたのは今日が始めてだ。
今まで、何も腹を立てて感情的にならなくても良かったのに。と思う。
モンゴルも日進月歩。
私も日進月歩。

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ジャルガランさん

2005年06月30日 | モンゴルについて
一番頼りにしていたジャルガランさんが、日本に行ってしまいました。

去年は、彼女にもいっぱい時間があったので、あちこち遊びに出かけたのですが、今回は、日本留学が決まっていたので、準備に忙しくほとんど会うことができませんでした。

日本人と間違えられるくらい堪能な日本語と律儀さで、いつも安心してお付き合い願える方でした。

2年の留学を終えて帰って来たら、もしかしたら学長候補かもしれません。
そのような優秀なUBでトップクラスの方とお友達付きあいしていたのかといまさらに思うのです。
夫の専門職種にも関係があるのですが、日本人ということでいろんな人が回りに集まるのです。

その中で、専門の仕事も無く語学も堪能ではない私は、夫の人脈の中で泳いでいるわけです。

Wife of Mr.○○の肩書きに、時々おぼれそうになりながら、反対に偉そうになりながら、バランスをとって生活しているのです。

その、大きな支えが居なくなって、彼女の大親友のイチカさんを頼りにしてねといわれていたのですが、イチカさんは、日本語はできません。
私は、英語は挨拶しかできません。
どうやって、コミュニケーションをとりましょうか。

と、迷っているときに、おしゃれなイチカさんの出番が来て、ちょうどNさんがモンゴル語の通訳をしてくださるので、もう一人の知人と4人で出かけることになりました。

彼女は、ほんとに嬉しそうに友達だからいつでも電話をしてくださいといってくれました。
愛妻家のだんな様が居て、お孫さんがまもなくやってくるのを心待ちにしている彼女は、学者さんです。
微小化石の研究者なのです。

ジャルガランさんは、今日の別れを予想して、一番の親友に私を託したのです。

別れと、新しい出会いとしばし、感傷に浸っているところす。
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飛行機は遅れるのだ

2005年06月23日 | モンゴルについて
昨日、友人が日本に帰りました。
1週間の予定で滞在し、彼女なりの楽しみ方をし、何事も無く無事に終わりました。

朝8時発の飛行機に十分の時間を見て、ボヤントオハー空港に送りました。
国際空港とはいえ小さいので、荷物の受け渡しから、出国手続きまでガラス越しに見て確認することができるのです。

最後に、手を振って待合室に消えていくのを見送って、ほっとして帰宅しました。
日本では、あまり丈夫ではなさそうだった彼女のことを、思っていた以上に気を使っていたらしく、夫が出勤すると、ぐっすりと眠ってしまいました。

昨日の便には、元寺尾もお相撲さん候補らしきモンゴル青年を伴って乗っていましたから、その姿を見ていれば、成田行きの飛行機に間違いなく乗れるから大丈夫などと変な安心感を持って帰ったのです。

ところが、夕方Kさんからの携帯メールで、飛行機が8時間以上も遅れたことを聞き、真っ青になりました。

一人で、その時間をどのように過ごしたことかと思うと出発時間を確認しないで眠りこけていたことのすまなさでいっぱいでした。

手を振って消えた先は、もうどうしようもない場所なので、遅れることを知ったところでどうすることもできなかったのですが、
もう少し、時間を一緒に居てあげたらよかった。
日本とちがってモンゴルはこういうことが起きると知っていながら、飛行機の出発時間を確認しなかったことを、後悔しました。

今朝の電話で、11時過ぎて自宅に着いたこと、日本人の家族に親切にしてもらったと聞き、そして寺尾の通訳さんも航空会社の不手際に怒っていたということ、思いのほか元気な声で話してくれました。

この便には、日本人がたくさん乗るのは分かっていたので、気さくな彼女のことだから、必ず話し相手を見つけるだろうという安心はありました。

でもねぇ。

最後で、どうしようもない事態とはいえ、冷や汗をかきました。

これに懲りずにまた来てくださいませね。
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日本語

2005年06月08日 | モンゴルについて
夫の知り合いの妹さんがまもなく日本に行く。
数ヶ月前から、モンゴル人の先生について、日本語を習っているのですが、日本人に復習を手伝ってもらいたいということで、お手伝いを頼まれました。

習ってきた、会話を私と繰り返すのです。
ずいぶんスムーズになってきて、日本に行った時に気後れしないで会話に入れるようお手伝いができていると思うのでした。

しかし、モンゴル人の先生が忙しくなったので、私に文法を教えてほしいというのです。
なんだか、そら来た!という感じがしたのは、そういう話を良く聞くからです。

最初の頼みから、必ずエスカレートするということです。

彼女は、感じのいい人で頼まれごとをされるのはちっともいやではないのですが、日本語をしゃべる人が日本語の文法を教えられるかというと、そうは簡単ではないのを、分かってほしいなぁ。

後、2週間をきったこの時期に、できることは、少しでもたくさんしゃべるということではないのかなぁ。
日本からの宿題は平かなとカタカナを書けるようにというのだから。

熱心に水を差さないで、楽しく会話をするにはなんて言ってあげたらいいのだろう。

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25日の読売新聞

2005年05月27日 | モンゴルについて
25日に来蒙された日本の人のお土産に、読売新聞が入っていました。
ホットな活字を読めるのは、ほんとにうれしい。
ネットが繋がりさえすれば、ニュースはオンタイムで手にすることができますが、活字は手続きをしても、ほぼ10日遅れです。
私は、読みたくなったら、日本センターに行って、ほぼ2週間くらい前の限られた新聞や週刊誌を読んでいます。

その日の新聞をその日のうちに読むことができるのは、夕方までの便で到着した日本人から直接手渡されるしか手はありません。
25日の7ページに「モンゴル 街頭に中国製品」という記事がありました。
はじめた来た一昨年から4度目の今年にかけて、ほんとに商品が増えているのを感じます。

中国製の日本製もどきの品物もよく見かけけるようにもなりました。
正しく日本のもので中国の工場生産品というものと、たとえば「パ粉」と大書されたパン粉は明らかに中国製の日本製品もどきです。その他、意味不明の日本語の書かれたお菓子などもあります。
おそらく日本語を音読したものを多分こうだろうとひらがなに直して、どうだ!日本語だぜと言っているような物です。
日本人には偽者と分かりますが、外国人には日本製品と思わせるようなものが、多々あります。
モンゴル人は、中国のことをあまりよく思っていません。その反対に日本に対する好感度は上がる一方です。それで、日本製に見せかけたものを売り出すわけなのです。

あくどいとはいいませんが、中国人商法にモンゴル人がぼったくられないでね。


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新聞ニュース

2005年04月30日 | モンゴルについて
UB POST によると、モンゴルオペラの[チンギス・ハーン]と[僧侶の涙」が来年日本で公演が決まったそうです。
日本から、俳優を選ぶために23日に日本からチームが来たそうです。
その具体的なチームの構成は書かれていませんでしたが、エルデン・ブルガン監督との契約が終了したそうです。

トップ記事に、アメリカ大使館がUB在住のアメリカ人に対して、最近ウランバートルで外国人に対する犯罪が増えていると、警告を出しています。

夫も、リュックをやめて、軽くて丈夫なかばんを買いました。
とはいえ、置き引きに逢うような不注意をしては何にもなりません。
注意を怠り無く、たとえ被害にあっても、青ざめるような大金を持ち歩かないように、二人で注意をすることにしましょう。

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