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極寒BBQを開催しました

2023-02-25 10:36:51 | 焚火 アウトドア






さて、NERFなどのブラスター玩具のイベントで、毎年夏には「水鉄砲BBQ」というイベントを開催しているのですが、不定期で「極寒BBQ」というイベントも行っています。

夏は明確に「水鉄砲で遊ぶ」というテーマがあるのに対し、冬の極寒BBQは、おもちゃ好きNERF好きが集まり、思い思いにおしゃべりしたり食べたり飲んだり・・・というまったり系のイベントです。



コロナの影響もあり、数年振りの開催となった極寒BBQですが、2023年2月11日(土)に開催いたしました。







記憶に残っている方も多いと思いますが、なんと前日は全国的にも大雪の日。

首都圏でも雪が短時間で積もるほどの天候でした。

当日、会場となる府中市の郷土の森公園につくと、多摩川の川沿いは一面の雪景色・・・











前夜に雪から雨に変わり、道路などはほとんど雪が溶けていたのですが、人が立ち入らなかった河原はしっかり雪が残っていたんですね。

ところどころ、雪が溶けている場所もあったので、地面が見えている所に陣地を作り、バーベキューの準備を行いました。








幸いにも当日は非常に好天に恵まれ、朝から遠方に富士山がはっきり見える青空。

この府中市の郷土の森公園バーベキュー場は、比較的都心からも行きやすい場所で、予約など不要なフリーサイト。

会場も無料な上に隣接する駐車場も無料で使えるという、すばらしい環境です。

一方で、ゴミの集積所は無いので全て持ち帰り必須、炭や灰の捨て場も無い、公衆トイレも正直・・・というネガティブな部分もあります。

しかし、お手軽さとロケーションは最高で、何より夜9時まで使えるというのが嬉しいです。









夏の水鉄砲BBQも含め、数回参加頂いた方や、もともとアウトドアに慣れている方の参加も多く、人によってはご覧のように自前でデイキャンプセット一式を持ち込まれる方も。








8時に駐車場オープンと同時に車を止め、ひいひい言いながら荷物を大量に運び、設置をしてようやく火起こし。

この時点で10時近くになっており、徐々に参加者のみなさんが集まって来ました。










今回も、基本的には食事は主催である自分からの提供で、参加頂く方は飲み物のみ持ち込んでいただきました。

作ったメニュー全ての写真は無いのですが、出来る限り紹介していきたいと思います。

まずは合挽500gを鉄フライパンで炒めます。

こちらはタコス&タコスサラダに使う挽肉。

市販のタコスシーズニングスパイスを入れて仕上げます。

ざく切りのレタスに、お菓子のドリトスを荒く砕いたチップス、サルサソースを入れ、こちらの挽肉と仕上げにチーズをたっぷり入れ、混ぜ合わせます。

最初の1品目のタコスサラダの完成です。


サラダには挽肉を半分ほど使い、残り半分は参加者がお持ち頂いたトルティーヤでベーシックなタコスを作り頂きました。









お次は自分が得意な豚肩ロース。

2㎏オーバーの塊を切り分け、塩を振って焚き火でローストします。






じっくり火を入れ、塊を大きく切り分けてご提供。

味付けは、最近個人的にハマっているウスターソースで召し上がって頂きました。

衣の無いトンカツの味なのですが、なんでかトンカツソースよりウスターソースの方が合うんですよね。









この会場は夜9時まで使えるので、いつも以上に時間のかかる料理にも挑戦できます。

木枝のトライポッドに吊るしているのは豚バラ肉。

これも2㎏オーバーだったはず。

前日の夜にスパイスと塩を刷り込み、塩を落とすことなくそのまま焚き火に当て、簡易ベーコン作りにチャレンジ。

一緒にぶら下げているのはコストコで売られている生ソーセージです。


こうしたビジュアル面でのワイルドさは、参加者にも受けが良く「家庭では出来ないバーベキューならではの料理」を楽しんでもらえるポイントになります。

ちなみに結果から言うと、思ったほどには成功しませんでした・・・

敗因(?)は、まず塩の漬け込み時間が短すぎた事。

普通のベーコンは3日~1週間程度、もっと大量の塩に漬け込み、肉自体の水分を抜きながら熟成させます。

今回は一晩だけなので、内部の水分が大量に残ってしまいました。

もう一つの要因が、煙の当て方が不十分だったこと。

焚き火ベーコンはアウトドアでも人気の料理ですが、今回は4、5時間燻しましたが、薪の量が少なかった事と、風で煙が流されてしまい、上手く燻す事が出来ませんでした。

あまり火に近いと、熱で焼けてしまいただのチャーシューになってしまうので、BBQの基本でもある「ロー&スロー(低温で長時間)」で調理したのですが、流石に熱量が少なすぎたようです。


これは次回リベンジせねば!










そのトライポッドに、以前の記事でも書いた大鍋をぶら下げます。

肝心の鍋の中身の写真が無いのですが・・・

今回はもつ鍋にしました。

でも、ただのもつ鍋ではなく、洋風もつ鍋です。

1・大鍋に豚白モツ、豚軟骨など1.5キロを入れ、水3リットル入れてニンニク、ショウガで煮る。
2・野菜ジュース2リットルを入れる。
3・液味噌を1本投入しキャベツ1玉を手でちぎって入れる。
4・牛乳500ml入れる。

最近、汁物をやるとき、ベースとして野菜を炒めて入れる事が多いです。

使う野菜は、玉ねぎ、にんじん、セロリ、ピーマン。

でも、BBQの現場でこれらをみじん切りにして炒めて・・・となると、結構な手間がかかります。

どうせ野菜も煮込んで汁に溶け込ませるなら、最初から溶け込んでいる野菜ジュースを使えば早いのでは?と思いついて作ってみました。

もちろん、使う野菜ジュースは果汁100%(野菜でも果汁でいいのか?)の物です。

で、そもそも何で洋風なのか?ってとこなんですけど、調べてみるとモツ・ホルモンって世界中で食べられてて(当たり前ですが)割とどこも煮込み系なんですよね。

フィリピンのディヌグアン
メキシコのメヌード
スペインのカジョス
ブラジルのフェイジョアーダ

サイゼリヤの「イタリア風もつ煮込み」とかも人気ですよね。

で、トマト味で考え、上記の理由から野菜ジュースを使う事にしましたが・・・

極寒BBQには、様々な食の好みの方がいらっしゃいます。

始めて作るメニューでもあるので、最大公約数的に・・・もっと誰の口にも合うような・・・と考え、味噌を入れました。

で、更に自信のある得意料理「味噌牛乳鍋」のアレンジで考え牛乳も投入!



結果として、大成功だったと思っています!

・・・成功だったよね?

・・・・・・美味しかったよね?










その他にも、シンプルに焼いたお肉を沢山提供しました。

写真の牛肩ロースの塊のほか、イチボも1.5㎏ほど焼いています。

どれも大きな塊で、焚き火でじっくりと焼き上げています。











最近、お肉も高騰していますが、特に牛豚鶏以外のお肉は高くなった気がします。

でも、今回は参加者にラム好きな方もいたので、久しぶりにラムラックを焼きました。

ラムラックは、全体に火が通るように焼くと、細い骨だけ先に炭化してしまい、食べるときに掴みにくくなってしまう事があります。

そこで、2枚のラムラックを組み合わせ、合掌するように立てて焼くことで、肉厚の部分に先に火が通るようにします。







ラムは火を入れ過ぎても美味しくないので、程よい所で火から降ろし、あばら骨に沿ってカットします。

カットしたお肉の表面を、さらに炭火で炙り、肉汁を閉じ込めて完成です。


またサイゼリアの話ですが、人気メニューで「アロスティチーニ」というラム串があります。

それと一緒に提供されるスパイスが、クミンが効いてて抜群に美味いんですが、あの「やみつきスパイス」って単品で買えるんですよね。

しかも20グラム300円という激安!

今回はその「やみつきスパイス」に更に数種のスパイスをブレンドした香辛料で食べて頂きました。




そのほかにも、参加者の方からの提供料理もあり、餃子100個、広島風お好み焼き、ポトフなど、バリエーション豊富なメニューでBBQを楽しむことが出来ました。

ただ、やはり時間配分が難しく、デザートで出そうと思っていた「焼きパイナップル」や「自家焙煎コーヒー」を作る時間がありませんでした・・・

そんな中、唯一出せたデザートが「ピーチコブラー」

アメリカ南部の定番お菓子で、非常にシンプルな焼き菓子です。

まあ、写真は無いんですけどね。

コブラ―は、ホントに調べると各家庭ごとのレシピがあると言えるほど、多種多様な作り方が存在するメニュー。

今回も、自分の中では80点くらいの仕上がりだったので、もう少し腕を磨きたいです。

あとはアメリカンスタイルを追求したいので、コーンブレッドも野外で焼けるようになりたいですねぇ。




とりあえず、成功したとは思っていますが、新たな課題も色々と見つかったBBQでした。

まあ、一番の悩みは「どうしたら荷物を減らせるか?」なんですけどね。


また半年後の「水鉄砲BBQ」に向けて、腕を磨きます!!




























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