雨はもうウンザリ。なりさんから回ってきた「ライヴ」がお題のバトン。女性からのバトンは引き受けねば。
僕の20代は曲を書くかレコードを聴き狂うばかりで、ライヴなどほとんど観に行かなかった。特に好きだったはずの英国バンドのものさえ。プロデビューまっしぐらで金も無く、外国のバンドを勝手にライバル視していたからレコードもライヴも彼らのルーツの方を探りたかったこと、彼らを好きなのは僕独りでいいのだ、などと独り占めしたかったから妄想ライヴで充分だったこと、これらが理由というか言い訳。わかってもらえるかな、この屈折した心情。
というわけで、数少ないライヴ参戦歴からアンサー!
■今まで参戦したライブの回数は?
洋邦合わせて何十本ってところか。
■参戦時の服装は?
動きやすいいっちょうら。
■ライブ参戦が最も多いバンドは?
カーネーションかコレクターズ。ただし金払ってないから反則。
■ライブ時の必需品は?
外タレの場合そりゃもう盗録機器。
■今までにつまらなかったライブはある?
連れてってもらったペット・ショップ・ボーイズ in 武道館(90年ぐらい?)。全部カラオケ。連れてってもらって、一部の曲しか好きじゃなったけれどスゴイと思ったのはシカゴ in サウス・キャロライナ(2000年?)。3000円という価格で「とことんプロ」のステージを見せられて頭が下がった。チケットの値段というものを考えさせられた。
■ライブを楽しむ自分なりのコツは?
トイレが近いからビールをひかえる。でも飲む。
盗録を気にしているとライヴに集中出来ないので、お人好しの友人に任す。
■他人の「これはない」というライブ中の行動は?
悪意無しとはわかっているものの、2メートルぐらいの男が前に立っていると腹立つ。
■CDとライブの違いは
2時間で終わってしまう儚さ。
■いつからライブに行くようになった?
■初ライブは?
邦=1978年、中1の夏。世良公則&ツイスト。
洋=1981年、高1の春。ホワイトスネイク。ジーザス・ジョーンズのシンガーもそうだったらしく、かっこつけた英国ロッカーも最初はヘビメタ少年だったんだなと思って安心した。
■印象に残っているライブ
①80年代中頃、ZAPP&ロジャー初来日。まだ「I Wanna Be Your Man」がヒットする前で、日本ではマニアックな存在だったから場所はライヴハウスで、懐かしい渋谷ライヴ・イン。初めて見た生ロボットファンク、黒人エンターテイメントの真髄に興奮した。ロボット声(トーク・ボックス)の正体の異様さったらなかった。
冒頭写真を見てもらえればわかると思うけれど、口からビロ~ンってホースが出てんだかんね。
ロジャーがキーボードで歌メロを弾く→その音がトーク・ボックスを通り、透明ホースから出て、ホースをくわえたロジャーの口内へ(この時、口内はキーボードの音で大賑わい)→歌ってるように口を動かして音を変形させる→それをマイクが拾うとロボット歌唱になる(たぶんそんな感じ)。なんと声ではなくて楽器の音だったのだ。ひゃーびっくり。
ZAPP&ロジャーの生演奏映像は中々見れないけれど、ボンジョビが「You Give Love A Bad Name」を演奏する時、ギターのリッチー・サンボラがイントロのギターで同じことをやっているから、見るチャンスはあるかも。
②昨夏、クラウデッド・ハウス初来日から16年振りに観たフィン・ブラザース in ニュー・オーリンズ。自分が演奏するようなサイズの会場だったけれど、ひたすら感動。時間よ止まれ、と思った。もういい年齢の彼らが「進行形」なのも良かった。
③スクイーズ初来日(1994年)。前座を務めさせてもらったし、これは思い出深い。歌いながらのグレン・ティルブルックのリードギタリストぶりに降参。
他には、80年代中頃、アンタッチャブルズ、フィッシュボーンの初来日。U2は初来日よりB・Bキングを連れた2回目の「Love Comes To Town」(東京ドーム)の方が印象的だった。後はディー・ライトのベーシストとして来日した生ブーツィー・コリンズを見れて感激。
■グッズは買いますか?
買う。
■今行きたいライブは?
3枚目を出した現在のリチャード・アシュクロフト。英国浪花節ロックに酔いたい。
ライヴ実現不可能だった20年前のスクリティ・ポリティの来日公演が実現していたら、間違いなく観に行った。
■野外ライブの経験はある?
昨夏のコールドプレイ in ピッツバーグ。夜9時開演で待ちくたびれた。 夕焼けが美しかった(写真)。
■行った事のある音楽フェスは?
人ごみが疲れるので未経験。
■大体何人でライブに行く?
最低二人から。
■1人でライブに行けますか?
行ける。でも感動を共有して、終演後に飲める相手は欲しい。
■あなたにとってライブとは!?
演奏する時も、観る時も、今生きていることを実感すること。
■バトンを回すヒト6人
選び難いので誰か手を上げて引き継いで~。
僕の20代は曲を書くかレコードを聴き狂うばかりで、ライヴなどほとんど観に行かなかった。特に好きだったはずの英国バンドのものさえ。プロデビューまっしぐらで金も無く、外国のバンドを勝手にライバル視していたからレコードもライヴも彼らのルーツの方を探りたかったこと、彼らを好きなのは僕独りでいいのだ、などと独り占めしたかったから妄想ライヴで充分だったこと、これらが理由というか言い訳。わかってもらえるかな、この屈折した心情。
というわけで、数少ないライヴ参戦歴からアンサー!
■今まで参戦したライブの回数は?
洋邦合わせて何十本ってところか。
■参戦時の服装は?
動きやすいいっちょうら。
■ライブ参戦が最も多いバンドは?
カーネーションかコレクターズ。ただし金払ってないから反則。
■ライブ時の必需品は?
外タレの場合そりゃもう盗録機器。
■今までにつまらなかったライブはある?
連れてってもらったペット・ショップ・ボーイズ in 武道館(90年ぐらい?)。全部カラオケ。連れてってもらって、一部の曲しか好きじゃなったけれどスゴイと思ったのはシカゴ in サウス・キャロライナ(2000年?)。3000円という価格で「とことんプロ」のステージを見せられて頭が下がった。チケットの値段というものを考えさせられた。
■ライブを楽しむ自分なりのコツは?
トイレが近いからビールをひかえる。でも飲む。
盗録を気にしているとライヴに集中出来ないので、お人好しの友人に任す。
■他人の「これはない」というライブ中の行動は?
悪意無しとはわかっているものの、2メートルぐらいの男が前に立っていると腹立つ。
■CDとライブの違いは
2時間で終わってしまう儚さ。
■いつからライブに行くようになった?
■初ライブは?
邦=1978年、中1の夏。世良公則&ツイスト。
洋=1981年、高1の春。ホワイトスネイク。ジーザス・ジョーンズのシンガーもそうだったらしく、かっこつけた英国ロッカーも最初はヘビメタ少年だったんだなと思って安心した。
■印象に残っているライブ
①80年代中頃、ZAPP&ロジャー初来日。まだ「I Wanna Be Your Man」がヒットする前で、日本ではマニアックな存在だったから場所はライヴハウスで、懐かしい渋谷ライヴ・イン。初めて見た生ロボットファンク、黒人エンターテイメントの真髄に興奮した。ロボット声(トーク・ボックス)の正体の異様さったらなかった。
冒頭写真を見てもらえればわかると思うけれど、口からビロ~ンってホースが出てんだかんね。
ロジャーがキーボードで歌メロを弾く→その音がトーク・ボックスを通り、透明ホースから出て、ホースをくわえたロジャーの口内へ(この時、口内はキーボードの音で大賑わい)→歌ってるように口を動かして音を変形させる→それをマイクが拾うとロボット歌唱になる(たぶんそんな感じ)。なんと声ではなくて楽器の音だったのだ。ひゃーびっくり。
ZAPP&ロジャーの生演奏映像は中々見れないけれど、ボンジョビが「You Give Love A Bad Name」を演奏する時、ギターのリッチー・サンボラがイントロのギターで同じことをやっているから、見るチャンスはあるかも。
②昨夏、クラウデッド・ハウス初来日から16年振りに観たフィン・ブラザース in ニュー・オーリンズ。自分が演奏するようなサイズの会場だったけれど、ひたすら感動。時間よ止まれ、と思った。もういい年齢の彼らが「進行形」なのも良かった。
③スクイーズ初来日(1994年)。前座を務めさせてもらったし、これは思い出深い。歌いながらのグレン・ティルブルックのリードギタリストぶりに降参。
他には、80年代中頃、アンタッチャブルズ、フィッシュボーンの初来日。U2は初来日よりB・Bキングを連れた2回目の「Love Comes To Town」(東京ドーム)の方が印象的だった。後はディー・ライトのベーシストとして来日した生ブーツィー・コリンズを見れて感激。
■グッズは買いますか?
買う。
■今行きたいライブは?
3枚目を出した現在のリチャード・アシュクロフト。英国浪花節ロックに酔いたい。
ライヴ実現不可能だった20年前のスクリティ・ポリティの来日公演が実現していたら、間違いなく観に行った。
■野外ライブの経験はある?
昨夏のコールドプレイ in ピッツバーグ。夜9時開演で待ちくたびれた。 夕焼けが美しかった(写真)。
■行った事のある音楽フェスは?
人ごみが疲れるので未経験。
■大体何人でライブに行く?
最低二人から。
■1人でライブに行けますか?
行ける。でも感動を共有して、終演後に飲める相手は欲しい。
■あなたにとってライブとは!?
演奏する時も、観る時も、今生きていることを実感すること。
■バトンを回すヒト6人
選び難いので誰か手を上げて引き継いで~。
冒頭の「妄想ライヴでよかった」というのが凄くユニークな発想で・・・
意外な回答が多くてびっくりです。洋楽の初ライヴがホワイトスネイク(笑)。
綿内さんの外見や雰囲気、普段の文章からはヘヴィメタ少年時代が全然想像できません。
どんなことがきっかけで音楽の嗜好が変化したのか知りたいですね~
ZAPP&ロジャーの口ホースは面白いですね。何かの映像でこれと同じようなのを見た記憶があるのですが、綿内さんの説明で仕組みが判明しました。
ライヴってこういうものを生で観られたりするのも楽しいですよね。
綿内さんはブラック・ミュージックもお好きだし守備範囲が広いですよね。プロの方はやっぱりそういうものなのかなぁと思いました。
このバトンでもフィッシュボーンやディー・ライトなど、ちょっと意外な一面を垣間見たような気がしました。
リチャードが来日してくれたら会場で綿内さんにお会いできるかも知れませんね。
でも、それより先に綿内さんの次のライヴには必ず参戦したいと思ってます。
お忙しい中を時間を割いて下さって、本当にありがとうございました☆
本来なら青春真っ盛りサウンドだったロディ・フレイム、ポール・ウェラー、一度きりのプリファブ来日・・・etc 、観るべきライヴが沢山あったにもかかわらず、友人らが行くのを指をくわえてそ知らぬふりをしておりました。で、行くのはファンクとか。
ホワイトスネイク・・・ははは!メタルというか黒っぽいハードロックかな。男子中学生はみんなそう。小山田君だってそうさ。
僕の場合、黒つながりでR&B、ストーンズやキンクス、パブロックに行って、パンクやニューウェーヴ、サイケ、ネオアコへとつながりました。
今もブラックサバス最高!
書けたらここのコメントにアドレス載せよう。
う~ん、こうして音楽的嗜好の変遷にちゃんと筋道があるというのは凄いことに思えます。
私などはただ雑食で、雑誌や友達の影響を受けたりしながら手当たり次第に聴いてこうなった、という感じです。
そういえばスクリッティ・ポリッティのライヴは観たかったですね~
グリーンがインタビューで「観衆の前で演奏するのはちびるほど怖い」とか言っていて、本当にライヴをしてくれないバンドだったんですよね。
初めて知りました。
やっぱ楽器を始めたころってハードなの聴きますよねえ。
年齢的に必要な音なんじゃないでしょうか。
そいえば昔、パラノイドのコピーしたことあったな~
ただ、純粋半分、意地半分で好きなミュージシャンのルーツを探りたくてどんどん広がったという感じです。でも基本はマカロニウエスタンやザ・ベストテンですけど(笑)。今もオリジナル曲にそのエキスがあると思います。
最近ライヴをやっているというスクリティ!しかもメンバーはそこらの素人(笑)。
ちびるというグリーンも虚弱な人でしたが、あの完璧なサウンドを考えれば無理もないですかねぇ・・。
プリファブはソニーのショーケースで、エイミー・マンがいたティル・チューズデーらとパックで来日公演しましたよ。確かFMで放送もしたけれど、友人の話によるとシンプルで良いライヴだったそう。
パラノイド、指が欠けてるトニー・アイオミね。
マイケル・シェンカーも弾いたな~。
これは僕への呼びかけとふんだ!
立候補させて頂きますっ
綿内さんの回答、むちゃくちゃ興味深いデス...!
世良公則&ツイストは意外でしたぁ
実は僕が日本人のミュージシャンでCDをほぼ全て持ってるのは、綿内さん、世良正則(ツイストも)、小山田圭吾、加山雄三、ザ・スパイダースだけなんですよ